コミュニケーション・ハブは、「対話」を通し
とくしまで「共創」を起こしていく場として生まれました。

創造的超高齢社会
創造的高齢社会の取り組みイメージ 

平成30年度、地方大学・地域産業創生交付金の交付対象事業として、徳島県の「次世代“光”創出・応用による産業振興・若者雇用創出計画」が採択されました。 この事業は、「キラリと光る徳島大学」というビジョンを達成するために、"高齢化を、すべての人が幸せになるチャンスに変える社会"にする「創造的超高齢社会」をテーマにしています。

※1高齢化率が21%以上の場合、超高齢社会と定義されます。厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が発表した2045年の徳島県の推計人口の65歳以上の割合(高齢化率)は40%を超え、徳島県の高齢化の深刻な課題が伺えます。

 


フューチャーセッション

このテーマは、「フューチャーセッション」という未来志向のワークショップに集まった徳島大学の教職員、学生、県内企業といった多様な参加者が、徳島県や徳島大学の未来について考え、出てきたアイディアから生まれたものです。

「対話」を通しとくしまで「共創」を起こしていく場
コミュニケーション・ハブ

斉藤 卓也 副学長
斉藤 卓也 副学長(当時)

「創造的超高齢社会」という未来を実現するためには、「大学」、「地域」、「産業」それぞれに関わる人々が、「対話」を通じてそれぞれの違いを認め合い、さらにそれを強みとした新しいアクションである「共創」を「とくしま」で次々と起していくことが求められます。 コミュニケーション・ハブは、そのような対話を通した共創を私たちのとくしまで起こしていく場所として生まれました。

「共創のかたち」に決まりはありません。この場で開かれる様々なイベントにご参加いただくことはもちろん、みなさまが求める「共創のかたち」についてもぜひご相談いただき、新しい共創をこの地とくしまで起こしていきましょう。

進化するコミュニケーション・ハブ

コミュニケーション・ハブは、阿波藍や徳島杉を使用し徳島の素材や名工の技術を感じるオープンスペースとなっています。大学の中にあって、”大学らしくない”ことで取り戻せる価値を見つけ、広い空間で人と人との接点をどう作っていくのか、使いながらカスタマイズしていってほしいと思います。

佐野文彦

デザイナー 佐野文彦

略歴

1981年奈良県生まれ。京都、中村外二工務店にて数寄屋大工として弟子入り。年季明け後、設計事務所などを経て、2011年独立。
現場を経験したことから得た、工法や素材、寸法感覚などを活かし、コンセプトから現代における日本の文化とは何かを掘り下げ作品を製作している。
2016年には文化庁文化交流使として世界16か国を歴訪し各地でプロジェクトを敢行。
様々な地域の持つ文化の新しい価値を作ることを目指し、建築、インテリア、プロダクト、インスタレーションなど、国内外で領域横断的な活動を積極的に続けている。