人生100年時代に向けて学び直し
リカレント（recurrent）は反復・循環・回帰を意味する言葉であり、変化する社会に適応するために、生涯にわたり周期的に学びとキャリアを繰り返す循環・反復型の教育システムをさします。「人生100年時代」になり働く期間が延びたこと、時代の進化により仕事に求められるスキルが変化してきたことから、スキルのアップデート、学び直しをおこなう「リカレント教育」が注目されています。
看護においてのリカレント教育
日本看護協会「看護者の倫理綱領」の一つに、看護者は、常に、個人の責任として継続学習による能力の維持・開発に努める、とあります。変化する社会・医療のなかで求められる看護を提供していくためには、これまでのスキルのアップデートと新しい知識やスキルの獲得のため、継続して学ぶことが必要となります。
また、日本看護協会の「継続教育の基準Ver.2」では、継続教育は看護基礎教育での学習を基盤とし、体系的に計画された学習や個々人が自律的に積み重ねる学習、研究活動を通じた学習などさまざまな形態をとる学習を支援するように計画されるもの、とあり継続教育の重要性が示唆されています。