研究概要

 公衆衛生には、健康に及ぼす要因を疫学・統計学的手法を用いて明らかにする科学の取組みと、それらの知見を踏まえ、法律や予算を整備する公衆衛生行政の取組みがあると考えています。このことを念頭において、公衆衛生学分野では、医療・介護の政策や保健医療サービス、地域(主に徳島県)の健康課題に密接に関連する研究テーマに取り組んでいます。

現在取り組んでいる主な調査研究は以下のとおりです。
 1. 糖尿病、慢性腎不全と生活習慣の関連についての調査
 2. 生殖補助医療が分娩や新生児に与える影響に関する調査
 3. 不妊患者の情報提供のあり方に関する調査
 4. 徳島県の小児科医、産科医の勤務時間を含む勤務環境に関する調査
 5. 徳島県KDBを活用した住民の健康課題の把握

 なお、研究の実施や結果の活用については、アンケート調査の実施のほかに学会や公的な大規模データベースの解析や、保健所を含む行政機関や医師会等の関係団体と連携しながら取り組みを進めています。地域の課題の解決に関する研究の実施や、医師や保健師の疫学的調査手法の習得など、気軽に相談いただければ幸いです。

公衆衛生学分野HP - 徳島大学医学部 (tokushima-u.ac.jp)

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