沿革

昭和41年4月に栄養衛生学講座が開講された。同年度、初代教授として川田十三夫教授(昭和42年3月~平成2年3月)が就任し、教室の創設期に活躍された。2代目太田房雄教授(平成2年9月〜平成19年9月)と受け継がれ、現在3代目の髙橋章(平成20年10月〜現在)が教室を運営している。平成27年4月現在の教室員は、馬渡一諭講師、下畑隆明助教、上番増喬助教、上番増明子学術研究員、原田優美技術補佐員である。

教育

学部における担当科目は、管理栄養士養成のための科目として公衆衛生学、公衆衛生学実習、微生物学、微生物学実習、食品衛生学、食品衛生学実習、栄養カウンセリング論、栄養教育論、栄養教育論実習である。さらに栄養教諭養成のための科目として学校栄養指導論、学校食生活指導論、栄養教育実習(事前事後指導を含む)、教職実践演習を担当している。
大学院教育では、国際食品安全学演習、予防安全学特別実験、環境予防学セミナー、環境予防学実験、栄養と感染微生物学概論、環境栄養衛生学を担当している。

研究

食の安全安心を確保することを目標に、食中毒原因菌の病原性解析、食中毒の予防法の開発を中心に研究を行っている。さらに臨床と基礎研究の懸け橋となる研究を目指して、腸内細菌の栄養管理への応用を目指した研究を開始している。

(1)食中毒原因菌の病原性解析(下痢発症機構を中心に)

食中毒原因菌の病原因子による腸管上皮細胞でのイオン輸送の変化と、病原性細菌と生体(腸管)との相互作用を中心に解析している。さらに食中毒の発症機序にもとづいた特異的治療法の開発を目指している。特に腸管細菌感染症による下痢疾患の治療には栄養補給も大切であり、抗生物質のみに頼らない治療法、予防法の開発につなげようとしている。また、食品の安全性確保に関する教育、啓蒙も行っている。

(2) 食中毒の予防法の開発

新しい食品等の殺菌法の開発の開発を行い、実地(現場)への応用を目指している。また企業等との共同研究などにより社会への普及も行っている。

(3)腸内細菌の栄養管理への応用

ヒトの腸管の中には、1000種類以上の細菌が共生し腸内細菌叢を形成している。腸管における消化吸収障害などの様々な疾患で、腸内細菌叢の細菌種の構成異常が関与していることが明らかとなってきている。この構成異常と栄養素の吸収分泌能の関係を明らかにし、栄養学的に改善させる方法の開発を目指している。

2015年度メンバー

花見(4月)

DSC07487.JPG

2014年度メンバー

卒業式&終了式(3月)

DSC07337.JPG

Houさん&Vanさん送別会(10月)

DSC07059.JPG

花見(4月)

DSC066211.jpg

2013年度メンバー

研究室にて(6月)

7_29_nutrition_01421.jpg

花見(4月)

IMG_00531.jpg

2012年度メンバー

送別会(9月)

DSC0372011.jpg

2011年度メンバー

卒業研究発表会(12月)

DSC02863.JPG

花見(4月)

DSC02046.JPG

2010年度メンバー

卒業研究発表会(12月)

DSC01427.JPG

花見(4月)

IMG_0146.JPG

2009年度メンバー

卒業研究発表会(12月)

IMG_0523.jpg

花見(4月)

IMG_0185.JPG

閲覧履歴