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徳島発「創造的超高齢社会」フューチャーセッションを開催しました

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【開催日時】 令和元年11月30日(土)10:00〜17:00

【開催場所】 徳島大学フューチャーセンターA.BA(徳島市)

【参加者数】 徳島の未来に興味のある49 人

徳島大学が創立100周年を迎える2049年、「高齢化をすべての人が幸せになるチャンスに変える社会」を実現するために、私たちの体や心、世の中の仕組みや技術はどうなると良いのか?」をテーマとして、世界各地で社会変革に向けたダイアログ「対話の場」づくりを行ってきたボブ・スティルガー博士をメインファシリテータとして迎え、フューチャーセッションを実施しました。

ゲストは、徳島県の買い物難民を救うソーシャルビジネス「移動スーパーとくし丸」の村上稔さんと、徳島大学ポストLED フォトニクス研究所長として次世代の光について研究をされている安井武史先生。

村上さんからはとくし丸の話を軸に、全国一高齢化が進む徳島県での民間ができる高齢者支援現場の今とこれからの話を、安井先生からは、徳島大学の最先端研究所次世代光の取組みが私たちの超高齢社会と言われる未来にどう関わってくるのかをお聞きしました。

自治体や産業界、金融機関、研究者、学生や高校生といった多様な人々が集まり、参加者からは

「こんなにたくさん、徳島のポジティブな面にフォーカスしている人がいることが驚きでした。」「高齢化に限らず、徳島の未来としたことで内容にも興味がでてきた。深い対話から様々なキーワードが立ち上がってくるのが面白い。徳島の資源に気づき、うまくつながっていきたいと思った。自分の活動へのヒントも得られた。」

といった声もあり、立場や年代を越え、仲間として語り、未来を想像し、学び合う場となりました。

徳島を創造していく人々が、相互理解やつながりを深め、共創(コ・クリエーション)につなげていくための場として今後もフューチャーセッションを開催していきます。

 

フューチャーセッションとは

ヨーロッパの知識経営の現場から生まれた、地域や組織にイノベーションを生み出すための対話の場とプログラムのことを「フューチャーセンター」と呼びます。日本国内でもまちづくり・市民参加による政策づくり・企業のイノベーション・大学教育など様々な場面でこのフューチャーセッションが行われています。いろいろな立場の人たちが集まって、社会課題を解決してよりよい未来を産み出すためのアイデアを建設的に話し合い、さらにその未来を実現するための協働のアクションも一緒に考えていくのがその特徴です。徳島の地域づくりでもその活用が期待されています。

 

ゲスト:村上 稔氏

㈱T サポート代表取締役・沖縄国際大学沖縄経済環境研究所特別研究員
徳島市議会議員3 期、2012 年より移動スーパーとくし丸で買い物難民対策のソーシャルビジネスに取り組む。
著書『希望を捨てない市民政治』『買い物難民を救え!移動スーパーとくし丸の挑戦』『歩く民主主義 5万軒歩いてわかった元気の作り方』(共に緑風出版)
共著『ひとびとの精神史 第8巻9巻』(2015年7月以降発刊 岩波書店)

 

ゲスト:安井 武史先生

ポストLEDフォトニクス研究所長
医光融合研究や次世代光研究を推進に取り組む。

ファシリテーター:ボブ・スティルガー博士

ボブ・スティルガー博士

ニュー・ストーリーズ共同代表、社会変革ファシリテーター。1970年に早稲田大学に留学。アメリカで地域開発の仕事に従事した後、CIIS大学院にて博士号取得。2005~2009年ベルカナ研究所共同代表。地域や組織にイノベーションをもたらす対話の場づくりのプロとして、北米、南アフリカ、ジンバブエ、ブラジル、インドなどで活動。2011年の東日本大震災の発災後はたびたび来日し復興のための対話の場づくりに取り組んできた。

 

 

 

サブファシリテーター

玉有朋子:徳島大学 学長企画室 ファシリテーター
吉野のりかず:とくしまワークショップらぼ理事

 

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