このたび、「第2回 授業参観・授業研究会」を実施しました。

授業参観
 日時: 令和4年11月1日(火)13時00分~14時00分
    場所: オンライン(Zoom) 
    授業実施教員: 大学院医歯薬学研究部 女性の健康支援看護学分野 近藤 彩 先生
    対象学科・学年:医学部保健学科4年 約30名
    授業名: 災害看護

授業研究会
 日時: 令和4年11月1日(火)授業参観終了後 
 場所: オンライン(Zoom)
 参加者:9名


 授業参観では、近藤先生のオンラインでの授業を参観し、受講学生にアンケートを実施した。また授業研究会では、近藤先生から授業の構成、目的、工夫などの解説を受け、アンケート結果の確認を行った後、参加教員を交えて自由討論を行った。
 近藤先生の担当する「災害看護」は、災害に関する法制度や仕組みに即して、災害時の看護職の役割について講義を通じて理解することを目的とした授業である。この授業は保健師を目指す学生の必修科目であるだけでなく、災害時の支援は広く看護に携わる職業を目指す学生に対しても重要なものとして位置づけられている。また、この授業はオムニバス形式の授業であり、今回の授業参観では「災害時における妊娠出産期の家族への看護」がテーマであった。
 おもに授業ではスライドと教科書を用いた講義を中心に行われるとともに、一部では学生に対して質問を投げかけ、チャットで回答を収集するという試みもなされていた。
 授業研究会では、近藤先生からの授業での課題として、授業内容を1時間の間にどのように精選しまとめるか、といった点が挙げられた。また、学生からのアンケート結果を振り返り、学生の大部分は授業を理解できていると回答したものの、授業スライドについて、より詳細な内容を記述して欲しい、配布されたスライドの中には授業で提示されたスライドに含まれていない部分があるので、全てのスライドを配布して欲しいという意見があった。
 これらの点について、近藤先生と参加者を交えて議論を行った。近藤先生からは、症状やケアは個々の対象者によって異なる場合があるので、症状や対応策などを網羅的に言及しにくいといった点が課題であること、またスライドには著作権が含まれる写真があり、配布していないスライドには学生に考えて欲しい内容が含まれているため全てのスライドを事前配布することは難しいという懸念が示された。これらに対して、実際の災害における看護の事例をあげ、それについて学生に考える時間を設けるといった方法や、全てのスライドを配布しない意図、あるいは学生に期待するスライドの活用方法について事前に学生に説明して、学生自身で書き込んだりするよう促すといった対応策が議論された。

■当日の様子
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主催: 徳島大学 FD委員会
共催: 徳島大学 医学部FD委員会

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