このたび、「第1回 授業参観・授業研究会」を実施しました。

授業参観
 日時: 令和4年6月15日(水)14時35分~16時05分
    場所: オンライン(Zoom) 
    授業実施教員: 徳島大学大学院 社会産業理工学研究部 山口 博史 先生
    対象学科・学年:総合科学部 1年 約110名
    授業名: 総合科学の基礎H

授業研究会
 日時: 令和4年6月15日(水)16時05分~17時20分  
 場所: オンライン(Zoom)


 授業参観では、山口先生のオンラインでの授業を参観し、受講学生にアンケートを実施した。また授業研究会では、山口先生から授業の構成、目的、工夫などの解説を受け、アンケート結果の確認を行った後、高等教育研究センター教育改革推進部門の教員を交えて自由討論を行った。
 先生の授業は社会学の基礎的な思考法や学問的な特徴について、トピックに関する講義とディスカッションを通じて理解することを目的としており、1つのトピックについて講義主体の授業とグループディスカッションの主体の授業の2回をかけて学ぶ形であった。今回の授業参観は「日本人の働き方」について、講義による基本的な知識を得る回であった。
 授業形式としては先生による講義が主体であったものの、「コメントスクリーン」を利用することで学生がリアルタイムかつ匿名で質問・コメントできるようになっているため、学生とのコミュニケーションが良好な形で行えていた。コメントスクリーンについては学生学生からも好評であることが学生アンケートからうかがい知ることができた。
 授業研究会では、社会学という多様な範囲にわたる学問分野の特徴や方法について学ぶ方法として、実際の学術論文を読ませ質問に解答させる課題といった、山口先生による授業の工夫について共有を行った。また、manabaだけでなくDiscordをはじめとした多様なチャンネルを設けることで学生からの質問を受け付けやすくする方法についても提示していただいた。その一方、現在では大人数講義であるにもかかわらず、オンライン化することで様々なツールを使うことができ、授業の効果を高めることができていると考えているものの、将来オンラインで行っている授業のやり方を対面授業で行う際にどのように実施するか、主に技術やツールの面で課題がある、と考えておられることも山口先生から示され、この点について参加者を交え議論を行った。

主催: 徳島大学 FD委員会
共催: 徳島大学 総合科学部FD委員会

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