このたび、「第4回 授業参観・授業研究会」を実施しました。

授業参観
 日時: 令和4年2月1日(火)12時50分~14時20分
    場所: オンライン(Zoom) 
    授業実施教員: 理工学部理工学科電気電子システムコース 川上 烈生 先生
    対象学科・学年:理工学部理工学科電気電子システムコース2年次
    授業名: 電子物理学

授業研究会
 日時: 令和4年2月1日(火)17時00分~18時45分  
 場所: オンライン(Zoom)

参加人数
   
6名(授業参観:6名、授業研究会:4名)


 川上先生(理工学部理工学科電気電子システムコース)のオンライン授業を参観し、授業研究会では 川上先生による授業の説明と高等教育研究センター教育改革推進部門教員を交えた自由討論を行った。
 この授業は、理工学部理工学科電気電子システムコース 2 年次を対象とした選択必修科目で、電子物 理学に関する理論や応用、その意義について講義形式で解説を行う授業である。
 今回の授業では「光触媒とその応用」をテーマとして、光触媒の特徴やメカニズム、プラズマとの比 較などを図解したり具体的な活用事例を動画で紹介したりしながら解説が行われた。授業中の質問受付 や、授業後には授業内容確認のための小テストの実施など、学生の理解度に気を配りながら授業が進行 された。
 学生アンケートからは「今まで理論で学んできたことが現実の現象に結びつけられた」「プラズマや 電子の振る舞い、実用面ではどのように電子物理の技術が使われているのかを知ることができた」のよ うに具体的事例を交えた解説や「講義の初めに目的が説明されること」「目標がはっきりしているため 何について学習しているかが分かること」のように授業構成がわかりやすいとする意見が得られた。一 方で、改善点として「声が聞き取りにくかった」「はきはきしゃべってほしい」といった教員の話し方・ マイク音声に関する指摘があったほか、スライド資料や課題の出し方・内容に関する要望が寄せられた。
 授業研究会では、講義内容やその到達目標の水準を維持しつつ、どのようにすれば学生の理解を深め られるかについて意見交換が行われた。今回参観対象となった科目で扱われる分野への関心の低さ、内 容の難しさなどから学生が苦手意識を持つ傾向にあることや、電気磁気学、量子力学、半導体工学に関 する基礎理解が不足している現状が指摘された。一授業の範囲で対応可能な方法として授業資料や動画 の共有による復習する環境の整備や振り返りテストの充実などを検討しつつ、カリキュラムや学生支援 レベルでの対応も検討された。 


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主催: 徳島大学FD委員会

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