令和4年度 SIH道場授業担当者FD実施報告
 

1)目的
  
・SIH道場授業担当者が当該学科のSIH道場の背景やその詳細について理解し、
      SIH道場の授業を担当するために必要な知識と技能を習得する。
 ・SIH道場がOJT型のFDであることや授業実施から振り返りまでのプロセスについて
      理解する。
 ・前年度の実施内容を情報共有し、振り返ることで、withコロナ時代を見据えた
     SIH道場の実施を検討し、今年度実施に向けた計画の見通しをもつ。

2)実施概要
 
2-1.対象者
     SIH道場授業担当者等
 
 2-2.開催日時・会場
     会場:オンライン開催(Zoom)
     日時:1月28日(金)16:30~17:40

 2-3.内容(計70分)

時間 内  容 詳 細 項 目 担当者
15分 SIH道場の概要

①目的・概要

②令和3年度の実施事例紹介

塩川奈々美
20分 eポートフォリオの活用

①eポートフォリオの概要

②eポートフォリオの活用事例紹介

金西 計英

福井 昌則
30分 学生の学習を促す授業設計 文章力・プレゼン力・協働力に関する設計と評価(オンラインでの実践方法を含む)

吉田 博

飯尾 健
5分 質疑応答    

2-4.主催・共催
    主 催:徳島大学FD委員会
    共 催:高等教育研究センター教育改革推進部門/学修支援部門EdTech推進班/
        教育の質保証支援室

3)開催報告
 
SIH道場授業担当者が大学教育再生加速プログラムの概要、当該学科のSIH道場の詳細について理解し、SIH道場の授業を担当するために必要な知識と技能を修得することを目的に、令和4年1月28日に「令和4年度SIH道場授業担当者FD」(以下、担当者FDと言う)を開催した。今年度の担当者FDは新型コロナウイルス感染症対策のためにZoomによるオンライン開催とし、全体で31名の教職員に参加いただいた。
 FD当日は、高等教育研究センター教育の質保証支援室の塩川奈々美助教からSIH道場の概要が説明された後、令和3年度の取組内容に関する情報共有と令和4年度に向けての課題や授業設計の要点について説明が行われた。続いて学修支援部門EdTech推進班の金西計英教授、福井昌則准教授からeポートフォリオの活用についての説明がなされた。最後に「学生の学習を促す授業設計」をテーマとして教育改革推進部門の飯尾健助教から文章力に関する設計と評価、同部門吉田博准教授からプレゼン力・協働力に関する設計と評価についてオンラインでの実践方法を交えながら解説が行われた。
 担当者FD実施後は参加者アンケートを実施した。FDの内容に関する理解度を尋ねる設問では全項目において80%以上の肯定的な意見を得た。また、FDの全体的な満足度についても95%の高い満足度を得た。FDを受けて良かった点・改善点を問う自由記述形式の設問では、「SIH道場の開催意義が理解できた」という意見が見られたほか、「授業を担当する教員で話し合い、アイディアを出し合い、学生が楽しく学べ、交流できるSIH道場にしたい」とする感想が寄せられた。昨年度の参加者アンケートにおいて寄せられた意見をもとに、SIH道場の授業設計に情報を役立ててもらうべく、例年より早い時期に開催したことが授業設計担当者・授業担当者にとって有益であった様子がうかがえる。一方で、「今後は、資料は事前に配布もしくは会議開始直後にアップしてもらいたい」「コロナ禍の中、益々オンライン化が進むと考えておりますので、より精度の高い授業評価法なども今後ご検討いただくと助かります」といったFDの運営に関する意見や取り扱ってもらいたいテーマなど、具体的な意見も得られた。当日の資料配付だけでなく事前に申込者に資料配付を行うことについては次年度対応し、FDで実施するテーマについては担当者間で協議し、検討を重ねたい。

4)令和4年度SIH道場授業担当者FD受講者アンケート集計結果
 
参加者数:31名(運営スタッフ8名を含む)
 アンケート回答者数:20名(回収率:87%、運営スタッフ除く)
1.ご自身について
(1)職種・役割について
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(2)SIH道場FDへの参加経験について
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2.SIH道場FDについて、のうち当てはまるものを1つ選択してください。

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3.FDに参加して良かったと思われる点や、今後のための改善点を具体的にお書きください。

  • SIH道場の開催意義が理解できました。
  • ツールを十分に使いこなせていないので、参考になりました。ただ、フィールドワークや実験にとってはまだ課題があります。
  • 事前資料やテキストが無いままに画面を長時間見続け、音声を聞き続けることが如何に苦痛であるかを理解できた。ただ聞き続けるだけでは集中力が全くもたないことを痛感した。何を聞けばよいのか、何を要点として押さえればよいのかはやはり事前資料が必須である。奇しくもオンライン授業を受講している学生の気持ちが初めて分かった。資料の内容的にも事前に配布することが著作権的にも困難な内容とは思えないので、今後は資料は事前に配布もしくは会議開始直後にアップしてもらいたい。​​​​​
  • コロナ禍の中、益々オンライン化が進むと考えておりますので、より精度の高い授業評価法なども今後ご検討いただくと助かります。
  • 初めて参加させて頂きましたが、大変勉強になりました。1年生だけでなく、研究室の学生さん(4年生・大学院生)の中にも基本ができていない学生もいますので、随所で、是非学び直しさせたい内容でした。
  • SIHに関するFDへの参加は、初めてであったのですが、とてもよくわかりました。授業を担当する教員で話し合い、アイディアを出し合い、学生が楽しく学べ、交流できるSIH道場にしたいと思います。また、ご助言いただくこともあると思いますが、よろしくお願いいたします。

<常三島地区での様子>
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