このたび、令和3年度「授業について考えるランチセミナー」<シラバスの作成>が開催されました。
ご参加いただいた皆さま、大変ありがとうございました。

■開催日時
 第1回 2021年12月9日(木)12:05~12:50
 第2回 2021年12月16日(木)12:05~12:50

■内容
第1回
 まず、講師からシラバスの役割とその重要性について、教育の内部質保証のシステムの中でシラバスが占める役割や、コロナ禍において学生が授業選択の情報源としてシラバスの重要性が増していること等、さまざまな角度から紹介がなされた。その後、徳島大学が策定した『授業時間外学修の増加と自学自習を促すための授業ガイドライン』『徳島大学シラバス作成ガイドライン』を用いて、シラバス作成時の注意事項について説明がなされた。さらに、サンプルとして利用許可を得たシラバスを用いて、講師からシラバスに必要な内容・構成要素について紹介を行った。

第2回
 最初にシラバスの役割や重要性について前回の内容の振り返りを行ってから、講師から前回のセミナー後に寄せられた質問・意見に対してフィードバックを行った。続いて、シラバス作成において押さえておくべきポイントについて『徳島大学シラバス作成ガイドライン』にもとづき講義が行われた。同時に参加者には自身の授業のシラバスについて、それぞれのポイントを押さえているかどうかについてチェックするよう促し、最後にZoomのコメント機能を使って確認を行った。その結果、多数の教員はおおむねポイントを押さえてシラバスを作成できていると回答が寄せられた。

■参加者
第1回 12月9日
 27名(Zoomによるオンライン)
第2回 12月16日
 19名(Zoomによるオンライン)

■コーディネーター・講師
第1回 12月9日
コーディネーター・講師
 塩川 奈々美(高等教育研究センター教育の質保証支援室)

第2回 12月16日
コーディネーター・講師
 塩川 奈々美(高等教育研究センター教育の質保証支援室)

■成果と課題
 プログラム終了直後、参加者を対象にアンケートを実施した。その結果、「本セミナーは今後の教育活動において有益なものであった」という設問では第1回・第2回とも回答者全員から肯定的な回答 (「とても当てはまる」「どちらかといえば当てはまる」の合計) を得ることができた。
 一方で、「本セミナーを受講したことによって授業や教育活動への取り組み方がこれまでと変わると思う」「本セミナーを受講したことによって新たな課題が見えてきた」等の質問については、肯定的でない回答(「どちらかといえば当てはまらない」「まったく当てはまらない」)も一部寄せられた。この理由としては、すでにシラバス作成については多くの講習会を重ねてきており、今回の参加者の間ではすでにシラバス作成において一定の理解が得られているためであったと考えられる。しかし、このことは一方でセミナー参加者の固定化も意味するものであり、本来セミナーが必要な層が参加できていない可能性も懸念される。
 今後はこれまでFDに積極的に参加していない層にアウトリーチする方法を検討するとともに、セミナー内容についてもブラッシュアップが求められる。

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教育支援課教育企画室 メール:kykikakuk@tokushima-u.ac.jp 
           電 話:088-656-7679 内線(82)7124
※令和2年11月27日に常三島へ移転したことにより,内線番号が変更しました。メールと外線番号は変更ありません。

徳島大学全学FD推進事業も紹介していますのでぜひご覧ください!
http://www.tokushima-u.ac.jp/highedu/reform/