このたび、「第3回 授業参観・授業研究会」を実施しました。

授業参観
 日時: 令和3年11月11日(木)12時50分~14時20分
    場所: オンライン(Zoom) 
    授業実施教員: 高等教育研究センター 畠一樹先生
    対象学科・学年:全学部全学年
    授業名: ソーシャルデザイン~未来社会とキャリアの構想~

授業研究会
 日時: 令和3年11月11日(木)14時30分~15時30分  
 場所: オンライン(Zoom)

参加人数
 7名(授業参観:7名、授業研究会:5名)


 畠先生(高等教育研究センター)のオンライン授業を参観し,授業研究会では畠先生の解説,参観した教員及び高等教育研究センター教育改革推進部門教員を交え,自由討論を行った。
 この授業は,教養教育科目として今年度後期から開講された新設科目である。キャリア教育の一環として,社会の未来構想(ソーシャルデザイン)の意識や社会適応力の向上を目指すとともに,学生自身の実社会に即したキャリア構想の最適化を狙った取り組みを行っている。共同で授業を担当する外部講師(NTTの人事を担当する社員)を迎え,学生の取組を支援しながら,県内自治体との人的ネットワークや県内外企業との連携を活かした授業が展開されている。
 今回の授業では「海陽町の現状分析」を目的としてグループワークが行われた。教員からは具体的な分析事例を紹介した上でPEST分析・SWOT分析の理論と手法が解説され,実際にワークに取り組む上で意識してもらいたい視点を共有し,学生たちはブレイクアウトルームで2グループに分かれ,海陽町の現状に関する調べ学習やその情報の整理に取り組んだ。授業中に得た「気づき」はmanabaにレポートすることで学びを深める振り返りの機会になっている。
 学生アンケートからは,「最高の相乗効果を生み出すために自分の立ち回りを意識している。自己分析によって「自分の持ち味とは何か」を知る機会をいただくなど,より円滑に自信を持って課題に取り組める環境を構築してもらっている」「授業後に気づきを書くことで授業の復習になる。先生主体ではなく生徒主体のため、どうするか自分たちで考え話し合いの力が付いたと思う」など,自己分析を行いながら主体的に授業に臨んでいる様子が窺えた。また,「実際に社会で働く方の目線からいろんな意見や指導が聞けるのが嬉しい」「普通の授業で学ぶことのできない私たちのこれからについて学べて、新しいことだらけでいつも発見があります」など,外部講師による授業内容や取り扱われるテーマが充実したものであるというコメントも得られた。 
 授業研究会では,オンラインでのグループワークの方法や教員の関与の在り方,学生のパフォーマンスに関する評価方法などについて意見交換が行われた。学生たちの自主性・主体性を尊重しつつ,より効果的な学びの機会としてもらうための授業の運営方法について議論を深めた。

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主催: 徳島大学FD委員会

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