このたび、令和3年度「授業について考えるランチセミナー」<学生とのコミュニケーション>が開催されました。
ご参加いただいた皆さま、大変ありがとうございました。

■開催日時
 第1回 2021年10月14日(木)12:05~12:50
 第2回 2021年10月21日(木)12:05~12:50

■内容
第1回
 講師よりまず、授業における学生と教員とのコミュニケーションが重要となっている背景として、教員と学生との対話やフィードバックを通じて学習を深めていく学習観への移行、ならびにオンライン授業における課題として、教員と学生とのコミュニケーション不足が深刻となっていることが挙げられた。それを踏まえ、オンデマンド型授業ではどのようにコミュニケーションをとるかについて、manabaやSlack等のツールの紹介やコミュニケーションの効果を高めるために必要な内容および注意事項について説明がなされた。その後、講師と実際にオンデマンド型授業において学生と積極的にコミュニケーションを図っている3名の教員を交えたディスカッションが行われた。

第2回
 まず講師から、前回の内容を振り返り、教員と学生とのコミュニケーションが重要となる背景、およびコミュニケーションを取る際の基本的な注意事項について説明が行われた。続いて今回は同期型授業に焦点を当てて、同期型授業特有の注意点、CommentScreen 等同期型授業でコミュニケーションを取るためのツールを紹介した。その後、総合科学部の山口 博史 先生が登壇し、実際に同期型授業で教員と学生とのコミュニケーションを図る工夫について、講師とディスカッションを行った。

■参加者
第1回 10月14日
 33名(Zoomによるオンライン)
第2回 10月21日
 31名(Zoomによるオンライン)

■コーディネーター・講師・司会・登壇者
第1回 10月14日
コーディネーター・講師
 吉田 博(高等教育研究センター教育改革推進部門)
登壇者
 桑原 恵(総合科学部)
 大渕 朗(理工学部)
 南川 慶二(教養教育院)

第2回 10月21日
コーディネーター・講師
 吉田 博(高等教育研究センター教育改革推進部門)
登壇者
 山口 博史(総合科学部)

■成果と課題
 プログラム終了直後、参加者を対象にアンケートを実施した。その結果、「本セミナーは今後の教育活動において有益なものであった」という設問では第1回では回答者全員が肯定的な回答 (「とても当てはまる」「どちらかといえば当てはまる」の合計) をしていた。一方で、第2回では「どちらかといえば当てはまらない」という回答も一件あった。これは、該当する回答者の自由記述を見る限り、予定していた登壇者がトラブルで出演できないことによるものと考えられる。
 今回は第1回・第2回ともこのようなトラブルがあり、項目によってはそのことがアンケート結果にも影響したとみられる。第1回では通信機器のトラブルによりセミナーが中断する事態が発生しており、該当回の「発表資料や動画・音声に不都合な点はなかった」の項目に何件か「どちらかといえば当てはまらない」「まったく当てはまらない」の回答が寄せられた。また第2回では上述の通り予定していた登壇者が登壇できないトラブルが発生していたため、登壇を期待していた回答者からは全体的に肯定的な回答が寄せられなかった。
 しかしながら、トラブルに見舞われつつもそれらをカバーし、無事終了できたことは今回の収穫であったと言える。また参加者も比較的多く、アンケートへの回答も多く寄せられたことは、今回のセミナーが多くの教員にとってのニーズに沿うものであったと言えよう。
 今後はトラブルへどう対処するかを検討しつつ、引き続き教員のニーズに沿うセミナーを実施していきたい。

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教育支援課教育企画室 メール:kykikakuk@tokushima-u.ac.jp 
           電 話:088-656-7679 内線(82)7124
※令和2年11月27日に常三島へ移転したことにより,内線番号が変更しました。メールと外線番号は変更ありません。

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