令和3年度徳島大学全学FD推進プログラム
「ティーチング・ポートフォリオチャート作成ワークショップ」実施報告

■開催時期
 9月17日(金)13:30~15:30

■目的
 日常的な授業実践を振り返り、具体的な取り組みから自身の教育に対する理念を可視化し、成果や課題、今後の目標を設定するための、ティーチング・ポートフォリオチャート(以下、TPチャート)を作成する。TPチャートを作成することで、根拠資料に基づいてこれまでの授業実践を整理することができ、これからの授業に取り組む具体的な方針や行動を明確にすることができる。これらの活動は、本学が定める「教育の質保証に関する方針等」に示されている、担当教員による自身の授業評価に当たり、学修成果に対する学生の到達度や学生による授業評価などを指標とした、授業改善に繋げることができる。

■会場
 オンライン(Zoom)

■参加者
 7名

■運営・講師
 吉田 博(高等教育研究センター)

■内容
 栗田佳代子・吉田塁・大野智久(2018)『教師のためのなりたい教師になれる本!』に紹介されているTPチャートを参考にした徳島大学版TPチャートを用いて,授業実践に焦点を当てたTPチャートの作成を行った。

■成果と課題
 本ワークショップは対面形式での実施を予定していたが、新型コロナウイルスの感染防止対策として、Zoomによるオンラインで実施した。プログラム終了直後のアンケート結果からは、授業や教育活動の振り返りや自己評価ができ、今後の教育活動に活かせるものであったことが窺える。しかし、参加者数が少ないことが課題である。教学マネジメントの推進や本学における「教育の質保証に関する方針等」にも関連する取組であり、過去に実施した本ワークショップの参加者の意見からも有意義であることが示されているが、学内への広報やTPチャート作成の意義の共有が十分でないことが分かる。まずは、多くの教員が参加してもらえるように、学部のFD委員に呼びかけて学部FDと共催で実施することや、質保証の観点から必要性を広めていくことなどの工夫ができると考える。

■アンケート結果(n=5
   TPチャートアンケート.png

■Zoomでの様子
  TPチャート風景.png

 

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