このたび、令和3年度「授業について考えるランチセミナー」<TA・RAの活用>が開催されました。
ご参加いただいた皆さま、大変ありがとうございました。

■開催日時
 第1回 2021年9月9日(木)12:05~12:50
 第2回 2021年9月16日(木)12:05~12:50

■内容
第1回
 講師よりまず、TAを授業で活用する背景として、教員から学生への一方的な知識の伝達という学習観から、学生と教員との相互作用により知識が生み出されるという学習観への移行について説明が行われた。そのもとでTAは学生が学習コミュニティの一員として参加するために必要な社会的・感情的側面のサポートを主に担うことが可能であることが紹介された。
第2回
 学内の登壇者より、TAを活用した授業の事例が2例紹介された。内容としては、オンデマンド型授業内の動画に出演し教員と掛け合いを行ったり、医療面接実習での模擬患者として参加するといった活用方法が提示された。またTA活動を通じて得られた経験や成長等についても、TA自身から報告があった。

■参加者
第1回 9月9日
 13名(Zoomによるオンライン)
第2回 9月16日
 19名(Zoomによるオンライン)

■コーディネーター・講師・司会・登壇者
第1回 9月9日
コーディネーター
 飯尾 健(高等教育研究センター教育改革推進部門)
講師
 佐藤 万知(京都大学高等教育研究開発推進センター)
第2回 9月16日
コーディネーター
 飯尾 健(高等教育研究センター教育改革推進部門)
司会
 飯尾 健(高等教育研究センター教育改革推進部門)
登壇者
 上月 康則(環境防災研究センター)  
 松重 摩耶(環境防災研究センター)
 河野 有咲(創成科学研究科修士課程)
 長宗 雅美(医療教育開発センター)
 富永 玲奈(医歯薬学研究部博士前期課程)

■成果と課題
 プログラム終了直後、参加者を対象にアンケートを実施した。その結果、「本セミナーは今後の教育活動において有益なものであった」という設問では第1回・第2回ともに回答者全員が肯定的な回答 (「とても当てはまる」「どちらかといえば当てはまる」の合計) をしていた。とくに第1回では全ての項目について回答者全員が肯定的な回答をしており、本セミナーの内容は参加者にとって様々な面で有用な点があったことが分かる。
 一方で第2回では「本セミナーを受講したことによって新たな課題が見えてきた」および「セミナー開講の時間帯はちょうどよかった」の設問について「あまり当てはまらない」にそれぞれ1件が回答された。また、学生視点から見ると、TAの視点からの話があまり多くなく、今回の内容はやや学生には物足りないものであった可能性がある。TAを活用するためには大学院生のTAに対する理解も重要であるため、今後は学生目線の話題も盛り込んでいくことが重要である。
 今回のセミナーは通常より参加者が少なく、自由記述では広報や周知を積極的に行うことを希望する記述も見られた。後期以降に向けて、広報の方法をあらためて考えていく必要がある。

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教育支援課教育企画室 メール:kykikakuk@tokushima-u.ac.jp 
           電 話:088-656-7679 内線(82)7124
※令和2年11月27日に常三島へ移転したことにより,内線番号が変更しました。メールと外線番号は変更ありません。

徳島大学全学FD推進事業も紹介していますのでぜひご覧ください!
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