令和3年度徳島大学全学FD推進プログラム
                                                        「授業設計ワークショップ」実施報告


■開催日
 8月19日(木)~8月20日(金)オンライン開催

■参加者
 15名(今年度は徳島大学教員のみで実施)

■目 的
 各大学における教育の質向上への課題が高まる中、実質的なFDの取り組みを進めるための全学FD推進プログラムとして、本ワークショップを毎年実施しています。このワークショップでは、教育の質向上及び問題解決のための相互交流と日常的な教育改善を重視しています。
 また、授業について教員同士が学び合う場を提供する事で、教育の質向上のためのコミュニティ形成につながることを目的としています。

■目 標
  1.FD活動の理念、活動計画を理解することができる
  2.授業を計画し、実施し、評価する方法を体得することができる
  3.授業研究の仕方を理解し、実践することができる
  4.FD参加者同士の仲間づくりができる

■概 要
 このワークショップでは、主に授業設計と教育技術に関する理論と実践を学んでいきます。主な活動内容は、シラバスと授業計画の作成、模擬授業等です。体験を通して、授業の目的、到達目標の設定、授業実施の留意点、評価方法等について理解し、具体的な授業計画を立て、模擬授業を実施します。これらの活動を通してご自身の授業について考え、振り返ることで、実践的な教育力の向上を目指します。(ワークショップまでに、講義ビデオによる事前学習を行い、シラバスと授業計画書を事前に作成します。)

■アンケート調査
 プログラム終了直後,参加者を対象にアンケートを実施しました。
 a. ワークショップは全体的に満足できるものだった」については、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答した参加者は合計93%にのぼり、おおむね参加者からは高評価を得られたと考えられますが、昨年度における両者の解答の割合と比べるとやや低くなっています。同様に「b. ワークショップは期待を上回る内容だった」「c.ワークショップの目標を達成するよう努力した」については、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」を合わせた回答はそれぞれ73%、86%となっており、昨年度における両者の解答の割合より低下しています。
 次年度以降は内容のさらなる充実を図れるよう、ポストコロナを見据えた内容や、最新のトピックを盛り込む、教員のニーズを反映させるといった内容を検討したいと思います。
 自由記述では「授業設計ワークショップ」に参加して良かったと思われる点として、参加者自身が見落としがちだった内容(シラバスの書き方、授業設計、教育としての理念等)について改めて基本に立ち返ることができ、見直す契機となったという記述が多く見られました。また他の参加者の授業を見ることで、刺激や新たな示唆を得ることができたという記述も多く頂きました。

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■運 営
 徳島大学FD委員会/高等教育研究センター教育改革推進部門 

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ご不明な点などございましたら,下記アドレスもしくは,電話でお問合せください。
教育支援課教育企画室 メール:kykikakuk@tokushima-u.ac.jp 
           電 話:088-656-7679 内線(81)7114

徳島大学全学FD推進事業も紹介していますのでぜひご覧ください!
http://www.tokushima-u.ac.jp/highedu/reform/