このたび、令和3年度「授業について考えるランチセミナー」<ルーブリック作成入門>が開催されました。
ご参加いただいた皆さま、大変ありがとうございました。

■開催日時
 第1回 2021年7月8日(木)12:05~12:50
 第2回 2021年7月15日(木)12:05~12:50

■内容
第1回
 講師よりルーブリックとは何か、ルーブリックによる評価が有効である場合や注意点、さらにルーブリックの基本的な作成方法についてスライドを用いた講義が行われた。その後、講師と参加者との質疑応答が行われた。
第2回
 学外の登壇者より、実際にルーブリックを作成し評価に利用している実践事例が2例紹介された。実践事例からは、どのような評価課題に対して、どのようにルーブリックを作成し評価しているかだけでなく、作成したルーブリックを繰り返し見直し・洗練することの必要性や、作成や評価における負担を考慮する必要があること等の実践から得られた知見も提示された。その後、司会・登壇者を交えて質疑応答が行われた。

■参加者
第1回 7月7日
 26名(Zoomによるオンライン)
第2回 7月15日
 26名(Zoomによるオンライン)

■コーディネーター・講師・司会・登壇者
第1回 7月8日
コーディネーター
 飯尾 健(高等教育研究センター教育改革推進部門)
講師
 飯尾 健(高等教育研究センター教育改革推進部門)
第2回 7月15日
コーディネーター
 飯尾 健(高等教育研究センター教育改革推進部門)
司会
 飯尾 健(高等教育研究センター教育改革推進部門)
登壇者
 田中 孝平(京都大学大学院教育学研究科博士後期課程)
 平山 朋子(藍野大学保健医療学部理学療法学科)

■成果と課題
 プログラム終了直後、参加者を対象にアンケートを実施した。その結果、「本セミナーは今後の教育活動において有益なものであった」という設問では第1回・第2回ともに回答者全員が肯定的な回答 (「とても当てはまる」「どちらかといえば当てはまる」の合計) をしていた。
 一方で第1回では「発表資料や動画・音声に不都合な点はなかった」の設問に「まったく当てはまらない」に1件回答され、同時に自由記述でも講師の配信音声に問題があったためことが指摘された。さらに昼休みに参加しにくいという教員から「セミナー開講の時間帯はちょうどよかった」の設問に「あまり当てはまらない」に回答がなされた。本セミナーでは毎回、終了後に参加者にアーカイブ動画へのリンクを送付しているが、今以上に「後からでもアーカイブ動画が見られる」ことの周知が必要である。
 また第2回では、単にルーブリックの作成・活用を推奨するのではなく、作成・評価・見直しといったルーブリックの持つ短所についても率直に報告されたことを反映したコメントが寄せられた。この点については、短所も含めたルーブリックの性質について理解が深まったことを示したものとして、本セミナーの意図に沿うものであったと考えたい。

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教育支援課教育企画室 メール:kykikakuk@tokushima-u.ac.jp 
           電 話:088-656-7679 内線(82)7124
※令和2年11月27日に常三島へ移転したことにより,内線番号が変更しました。メールと外線番号は変更ありません。

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