このたび、令和3年度「授業について考えるランチセミナー」<オンライン環境での学習評価>が開催されました。
ご参加いただいた皆さま、大変ありがとうございました。

■開催日時
 第1回 2021年5月13日(木)12:05~12:50
 第2回 2021年5月20日(木)12:05~12:50

■内容
第1回
 最初に講師からオンライン環境における学習評価において「カンニングを完全に防ぐことは難しい」ことが提起された後、カンニングを抑制する方法として「課題の提示・実施・提出方法を工夫する」「インターネットで調べることが難しい、あるいはインターネットで調べることを前提とした課題に直す」ことが提案された。その後、「課題の提示・実施・提出方法を工夫する」ためのツールを実際に参加者に触れてもらいながら紹介した。その後、講師と参加者による質疑応答が行われた。
第2回
 前回から引き続き、オンライン環境における学習評価においてカンニングを抑制する手段として「インターネットで調べることが難しい、あるいはインターネットで調べることを前提とした課題に直す」方法について紹介を行い。質疑応答を行った。また第1回での参加者アンケートのコメントを受け、Zoomのチャット機能を用いた学生とのコミュニケーション方法についても紹介した。

■参加者
第1回 5月13日
 39名(Zoomによるオンライン)
第2回 5月20日
 32名(Zoomによるオンライン)

■コーディネーター・講師・登壇者
第1回 5月13日
コーディネーター・講師
 飯尾 健(高等教育研究センター教育改革推進部門)
第2回 5月20日
コーディネーター・講師
 飯尾 健(高等教育研究センター教育改革推進部門)

■成果と課題
 プログラム終了直後、参加者を対象にアンケートを実施した。その結果、「本セミナーは今後の教育活動において有益なものであった」という設問では第1回 (回答者14名) ・第2回 (回答者18名) ともに回答者全員が肯定的な回答 (「とても当てはまる」「どちらかといえば当てはまる」の合計) をしていた。
 自由記述からは、第1回では「評価に使えるツールを知ることができた」第2回では「授業や評価をブラッシュアップする上で参考になった」と言った肯定的な意見が寄せられた。
 一方で、「本セミナーを受講したことによって新たな課題が見えてきた」という設問では第1回で21% (3名)、第2回で28% (5名) の回答者が「あまり当てはまらない」と回答したり、「今後の授業や教育活動の中ですぐに実践してみようと思う情報を得ることができた」という設問では第1回で36% (5名)、第2回で11% (2名) の回答者が「あまり当てはまらない」と回答していた。この点は、成績評価やテストの時期にさしかかるよりも前にあらかじめ評価についてのセミナーを実施するというプランであったため、参加者によっては直ちに必要ではないテーマであった可能性もある。そのような参加者や、テスト期間に情報が必要とする希望者のために、今回の資料やアーカイブ動画を再配布できるよう対応することも考えられる。

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教育支援課教育企画室 メール:kykikakuk@tokushima-u.ac.jp 
           電 話:088-656-7679 内線(82)7124
※令和2年11月27日に常三島へ移転したことにより,内線番号が変更しました。メールと外線番号は変更ありません。

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