令和3年度 SIH道場授業担当者FDを実施しました

1)目的
・SIH道場授業担当者が当該学科のSIH道場の背景やその詳細について理解し,SIH道場の授業を担当するために必要な知識と技能を習得する。
・SIH道場がOJT型のFDであることや授業実施から振り返りまでのプロセスについて理解する。
・前年度の実施内容を情報共有し,振り返ることで,withコロナ時代を見据えたSIH道場の実施を検討し,今年度実施に向けた計画の見通しをもつ。

2)実施概要
 2-1.対象者
  SIH道場授業担当者等

 2-2.開催日時・会場
  日 時:3月11日(木)16:30~17:50
  会 場:オンライン開催(Zoom)

 2-3.内容(計80分:計10分の休憩を含む)

時間 内  容 詳  細 担当者
25分 SIH道場の概要

①目的・概要

②スケジュール(設計→実施→振り返り)

③令和2年度の実施事例紹介
塩川奈々美
5分 休 憩
20分

教務システムにおける

eポートフォリオ

①システムの概要

②eポートフォリオの活用

金西 計英

高橋 暁子
5分 休 憩
25分 学生の学習を促す授業設計

①オンライン授業での成績評価・出席確認

②オンライン授業における双方向性の確保

吉田  博

飯尾  健

 2-4.主催・共催
  主 催:徳島大学FD委員会
  共 催:高等教育研究センター
                 教育改革推進部門/学修支援部門EdTech推進班/教育の質保証支援室

3)開催報告
 SIH道場授業担当者が大学教育再生加速プログラムの概要,当該学科のSIH道場の詳細について理解し,SIH道場の授業を担当するために必要な知識と技能を修得することを目的に,令和3年3月11日に「令和3年度SIH道場授業担当者FD」(以下,担当者FDと言う)を開催した。今年度の担当者FDは新型コロナウイルス感染症対策のためにZoomによるオンライン開催とし,全体で39名の教職員に参加いただいた。
 FD当日は,高等教育研究センター教育の質保証支援室の塩川奈々美助教からSIH道場の概要が説明された後,令和2年度の取組内容に関する情報共有と令和3年度に向けての課題や授業設計の要点について説明が行われた。続いて学修支援部門EdTech推進班の金西計英教授から教務システムにおけるeポートフォリオの活用についての説明がなされた。最後に教育改革推進部門の飯尾健助教からオンライン授業における出席確認の方法ならびに成績評価方法に関する解説が行われ,同部門の吉田博准教授からオンライン授業における双方向性の確保について様々なTipsを紹介しながら説明が行われた。
 担当者FD実施後は参加者アンケートを実施した。FDの内容に関する理解度を尋ねる設問では全項目において80%以上の肯定的な意見を得た。また,FDの全体的な満足度についても95.9%の高い満足度を得ている。FDを受けて良かった点・改善点を問う自由記述形式の設問では,オンライン授業に関する理解が深まったとする意見や,「SIH道場のみならず,通常の講義にも適用できそうな内容もあり,有意義」だったという意見が見られた。一方で,「他の部局ではどのような授業を行っているのかが,具体的に分かる資料等があるとよい」「Manabaが次年度いっぱいで使えなくなることが不安なので,対策を教えてもらえるとありがたい」など,情報共有という点で行き届かなかった部分に関する具体的な意見が得られた。また,本FDの開催時期をシラバス登録前にしてほしいとする意見があるなど,部局の取組スケジュールを鑑みた開催についても検討が必要である。ご指摘いただいた改善点については,次年度の本FD改善にむけて担当者間で協議したい。

4)令和3年度SIH道場授業担当者FD受講者アンケート集計結果
 
参加者数:39名(運営スタッフ4名を含む)
 アンケート回答者数:24名(回収率:68%)
1.ご自身について
 (1)職種・役割について
  (1)職種・役割について.png

 (2)SIH道場の参加経験について
   (2)SIH道場の参加経験について.png

2.SIH道場FDについて,④~①のうち当てはまるものを1つ選び,④~①のうち当てはまるものを1つ選び,□に×を記入してください。
  
2.SIH道場FDについて.png

3.FDに参加して良かったと思われる点や,今後のための改善点を具体的にお書きください。
 ・満足度アンケートの選択肢は共通にしないと正確な比較はできないと思います。
  ランチセミナーのアイデアは良いと思いました。
 ・お疲れさまでした。ありがとうございました。
 ・SIH道場に限らず担当授業にてManabaが次年度いっぱいで使えなくなる
      ことが不安なので,対策を教えてもらえるとありがたい。
 ・SIH道場のみならず,通常の講義にも適用できそうな内容もあり,有意義でした。
 ・今回が初めての参加であることから,SIH道場について,他の部局ではどのような
      授業を行っているのかが,具体的に分かる資料等があるとよいと思いました。
 ・オンライン授業について理解が深まりました。
 ・最初のSIH道場の話題のみでよかったように感じました。あとはSIH道場に
      限定した話題ではないように思います。
 ・SIH道場のコーディネーターとして,参加しました。来年度のシラバス作成等の
      時期を考えますと,もう少し早い段階(1月頃)に開催していただくと,シラバス等
      作成に,今回の講習内容が生かせたように思います。
 ・当日は時間の限りもございましたので,設問5,6に関しては他のFDイベントで
      補完したいと思います。
 ・吉田先生の内容は有意義であった。
 ・コースのJABEE受審担当をしています。教務システムにおける学生の達成度
      チェックのシステムについては,大変有意義と思います。遅れているとのこと
      ですが早期の運用開始を願っています。
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ご不明な点などございましたら,下記アドレスもしくは,電話でお問合せください。
教育支援課教育企画室 メール:kykikakuk@tokushima-u.ac.jp 
           電 話:088-656-7679 内線(82)7124

徳島大学全学FD推進事業も紹介していますのでぜひご覧ください!
http://www.tokushima-u.ac.jp/highedu/reform/