平成30年度徳島大学全学FD推進プログラム
「スマートフォンを活用した授業改善ワークショップ」報告

ⅰ.目的
アクティブ・ラーニングを推進するために,「スマーフォンを活用した授業改善ワークショップ」を開催した。本ワークショップは2017年度から実施したFDプログラムである。2018年度も継続してワークショップを実施した。
ワークショップでは、昨今の大学におけるICT機器の導入事例を紹介し,授業改善の中で学生アンケートや理解度テストの重要性について解説した。また,全学的に導入されているOffice365のアプリケーション「Form」を使って授業の中で実施する予定のアンケートや小テストを開発した。

ⅱ.概要
■開催時期・会場
平成30年12月19日(水)17:00〜18:30   総合研究棟2階 スキルス・ラボ8A〜8D
平成30年12月20日(木)16:30〜18:00   地域創生・国際交流会館共用室301

■参加者
7名

■研修の目標
1)大学におけるICT機器の導入事例についての解説
2)授業改善における学生アンケート・理解度テストの活用方法
3)Office365のアプリケーション「Form」を使って授業の中で実施する予定のアンケートや小テストの開発

■内容

時間 内容 詳細
5分 開会 本ワークショップの趣旨
15分 授業における
ICT機器の活用
1. 国内外の事例
2. ICT機器の解説
10分 授業における
学生とのコミュニケーション
1. 授業満足度の確認
2. 授業理解度の確認
50分 ワークショップ 1. Officeアプリケーションの使い方
2. 実際にアンケート・理解度テストを作成
3. 作成したアンケート・理解度テストの実演
10分 クロージング 1. 他のICT機器でできることMahara・Manaba・Moodleの紹介)

■担当講師
総合教育センター教育改革推進部門 助教 上田勇仁

ⅲ.成果・課題
アンケートから「研修は自分の業務に生かせる内容だった」「講師の用意した教材はわかりやすかった」「研修は全体的に満足できるものだった」、「今後の研修を継続していくべきだと思う」の項目について参加者全員が肯定的な回答を示した。ワークショップの中でのディスカッションにおいて、参加者から担当している授業で実施しているアンケートやクイズをスマートフォンで回答させたいという意見が多く,今回紹介したアプリケーションが効果的に運用されていくと考えられる。今後も授業改善に繋がるツールを導入できるワークショップを継続的に実施していくべきだと考えられる。

 Questionnaire.PNG
本ワークショップ終了後のアンケート(n=6)

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本ワークショップで示したクイズの例

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