平成30年度徳島大学全学FD推進プログラム
「ティーチング・ポートフォリオチャート作成ワークショップ」報告

■目的
日常的な授業実践を振り返り、具体的な取り組みから自身の教育に対する理念を明確にし、成果や課題、今後の目標を設定するための、ティーチング・ポートフォリオチャート(以下、TPチャート)を作成することで、根拠資料に基づいてこれまでの授業実践を整理することができ、これからの授業に取り組む具体的な方針や行動を明確にする。
これらの活動は、本学が定める「教育の質保証方針」に示されている、担当教員による自身の授業評価に当たる。学修成果に対する学生の到達度や学生による授業評価などを指標とした、授業改善に繋げる。

■開催時期
2019年2月8日(金)14:30~16:30

■会場
地域創生・交際交流会館3階301教室

■参加者
3名

■運営・講師
吉田 博(総合教育センター)

■内容
栗田佳代子・吉田塁・大野智久(2018)『教師のためのなりたい教師になれる本!』に紹介されているTPチャートを参考にした徳島大学版TPチャートを用いて,授業実践に焦点を当てたTPチャートの作成を行った。

■成果と課題
プログラム終了直後,参加者3名に対してアンケートを実施した。このうち,「自身の授業実践を振り返ることができた」,「本ワークショップは今後の教育活動において有益なものであった」は,参加者全員が最も肯定的な回答をしており,本ワークショップは参加者にとって有益であったことが窺える。自由記述からも,授業の振り返りができたことや日常の取り組みを可視化できたという記述が見られた。
しかし,参加者数が3名であることから,今回の結果だけでワークショップの成果を述べることはできない。参加者数が少なかったことについては,実施時期を再検討する必要がある。実際に,学期末であったことから,教員は担当する授業の成績評価を行うために期末試験の採点など,多忙な時期であった。また,TPチャートが一般的に普及していないことも踏まえて,教員がワークショップの内容や意義を理解できるように広報活動を行う必要がある。

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