このたび,歯学部FD委員会との共催で「第8回 授業参観・授業研究会」を実施しました。

【日時】平成29年10月19日(木)13:00~14:00
【場所】(蔵本)歯学部棟2F顎機能咬合再建学分野医局
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】大学院医歯薬学研究部 准教授 大島正充 先生
【授業名】「歯科補綴学講義2(A)」 (受講学生:歯学部歯学科3年45名)
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【内容】
 当日は、11:00~12:00に参観した大島先生の授業を参観し、授業研究会で授業映像を一部視聴して、大島先生の解説や総合教育センター教育改革推進部門教員を交え、自由討論を行いました。
 大島先生の授業目的と到達目標は,冠橋義歯学(クラウン・ブリッジ)に関する歯科補綴学の理論と技術の基本的事項について修得することです。授業冒頭では当日の授業の反転授業用のビデオを視聴した上で答えるWEBテストの答えを学生に当てながら内容解説されました。その後30分で反転授業用ビデオの内容に関する詳細な補足説明がありました。最後には当日の授業の確認テストとして授業内容についての国家試験に準じた問題を扱い、実際の臨床事例を示しながら解説されました。
 授業研究会では、授業を撮影した映像を一部視聴したことで大島先生がやや早口になっていることが分かりました。また学生への授業アンケートを回覧し内容を検討しました。授業アンケートでは、改善して欲しい点は「講義のレジメが欲しい」という意見が多く見られましたが、これに対しては、反転授業用ビデオコンテンツを視聴し、予習してから講義に臨むよう指示しているので、講義中のレジメ配付は基本的に行わない方針であるということでした。良かった点は「授業前にWEB上で前もって今日の授業内容が分かり、さらにWEBの小テストで理解した上で授業に臨めるので分かり易い」と反転授業に対して好評の意見が多数ありました。授業に関する悩みは、知識も理解力も違う学生のどのあたりに授業内容を設定して行ったら良いかが挙げられました。これは大学の授業の永遠のテーマですが、各レベルの学生が反応するような複数の内容を講義中に入れ込んでいくしかないのではないか、という結論に達しました。

主催:徳島大学FD委員会
共催:徳島大学歯学部FD委員会

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教育支援課教育企画室 メール:kykikakuk@tokushima-u.ac.jp 
           電 話:088-656-7679 内線(81)7114

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