【日時】平成29年5月16日(火)14:40~15:40
【場所】(常三島)授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センター3F)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】大学院社会産業理工学研究部 准教授 橋本直史 先生
【授業名】「経済学基礎」 (受講学生:生物資源産業学部1年生100名)

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【内容】
「経済学基礎」の授業の目的は経済学の初歩的・基本的な考え方を学び、それによって現実の経済に対する関心・認識を深めていくことです。また授業の到達目標は,1)経済学の基礎用語・知識を説明できる、2)市場経済の利点・問題点について説明できる、3)現実の経済現象について理解・感心を深めることです。参観当日の授業は5回目の「市場の失敗と政府の役割」というテーマでした。需要と供給の市場のメカニズムが理想的に機能しない場合、政府がどのように市場に関わっていくかが講義されました。授業ではテキストは使用しないで、先生が作成されたレジメに沿って行われましたが、レジメにはキーワードが穴埋め式になっていて工夫されていました。
授業研究会では、授業を撮影した映像を一部視聴し、話し方の癖などが確認できました。また学生への授業アンケートを回覧し内容を検討しました。授業アンケートでは、「余談が多い」という指摘がありましたが、これも「たとえ話があって分かり易い」という意見と「余談が多すぎて話が飛びすぎる」という意見に分かれていました。余談も適度なバランスを考えて入れた方がいいのではないかと思われました。議論では、どのようにして学生に予習や復習を促したらよいかという話題が出ました。それについては、事前に予習用のプリントを配って授業の初めで小テストを行ったらどうか、とかいう意見がありました。また学生の理解を確認するため、15週の中間でテストをしたり、授業終了時分からなかった所などの質問を書かせたりするのが良いのではないか、という意見が聞かれました。

主催:徳島大学FD委員会
共催:徳島大学生物資源産業学部FD委員会

 

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