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【日時】平成23年12月14日(水)9:00~10:20
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センター3階)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
  大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部
   准教授 座喜 純先生
【授業名】『実用外国語演習(英語)』

【内容】
座喜先生の授業ビデオを一部視聴し、座喜先生の解説や大学開放実践センター高等教育支援研究開発部門教員のコメント、大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部等の教員を交え、自由討論を行いました。
この授業は英語を喋ることに苦手意識を持っている学生にどうやって英語を自由に喋らせるかを工夫して実践されている授業です。その仕掛けの第一が、テキストは一切使わず、学生が興味を持っているテーマについてレポートを書かせ、それを英語で発表する形式です。さらに第二の仕掛けが、発表者のプレゼンに対して参加者全員が質問を英語で投げかけ、それに対して発表者が英語で答え、他の参加者も意見があれば自由に参加して発言するディべート形式です。先生の役割は、発表者の英語の間違いを直したり、質問者の英語を分かり易く言い直したりすることです。この先生からのサポートによりスムーズにディべートが進行しています。
自由討論では、最初は文法的間違いを恐れてなかなか英語を喋らなかった学生が間違っても先生が丁寧に直してくれるので、次第に積極的にディべートに参加するようになった過程が紹介されました。また、自由なディべートによって話題が次から次へと発展して行って非常に面白くなることも指摘されました。授業運営で難しいことの一つに、学生の中に留学経験者や帰国子女がいるとどうしても彼らが喋り過ぎ、他の学生が沈黙してしまう傾向があることが話されました。その対策として、そういう英語がよく喋れる学生には特別な「上級英語スピーキングクラス」を開講する必要があることが要望されました。また学内で英語スピーキングを活発にするためには、「英語スピーチコンテスト」や「英語ディべート大会」を開いてはどうかという提案もなされました。

主催:徳島大学 大学教育委員会・FD専門委員会
共催:徳島大学 総合科学部FD委員会

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