【日時】平成27年12月2日(水)13:00~14:00
【場所】(常三島)授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センタ-3F)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】大学院ソシオアーツ・アンド・サイエンス研究部 講師 佐原 理 先生
【授業名】「美術科教育法1」

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【内容】
当日は、前週の11月25日(水)に参観した佐原先生の授業映像を一部視聴し、佐原先生の解説や総合科学部教員、総合教育センター教育改革推進部門教員等を交え、自由討論を行いました。
先生の担当授業「美術科教育法Ⅰ」は、総合科学部地域創生コースの学生に開講されている科目です。今年度は2年と4年の学生2名が受講しています。当日の授業の目標は、1)美術科の目標、学習指導要領ができるまでを理解する、2)自身の授業案を考案し、次回の授業方法論に発展させるアイデアをつかむ、でした。授業の流れは、先ず鶏の絵を描いてもらい、それをどう評価することから始まり、子どもなりの視点、または大人でも様々なものの見方、意見を許容していくことが望ましい社会であり、美術教育の原点でもあることが示されました。その後美術科の学習指導要領がどのようにして出来たか、小学校から高校までの図画工作科・美術科の学習目標の相違点と段階別の主目的の変遷が示されました。授業後半は、2人の学生が作って来た年間の美術科の指導案をプレゼンし、それに対して先生から枠組みに沿った授業改善ポイントの指導がありました。
自由討論では、先生がかなり時間をかけてカラフルで綺麗なパワーポイントを作成されていることや、パワーポイントに頼るだけでなく、学生にどんどん質問して授業を進めていくことを心がけていることが紹介されました。また学生との授業に関する連絡をラインで行っていることで成功していることも紹介されました。改善する点では、学生がプレゼンするやり方にやや手間取ったので、事前にどういう形でプレゼンをするのかをしっかり確認しておくことが必要ではないか、いう意見がありました。

 
主催:徳島大学FD委員会
共催:徳島大学総合科学部FD委員会

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