第1回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました。


【日時】平成26年5月14日(水)16:30~17:30
【場所】医学部第1カンファレンス室
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ヘルスバイオサイエンス研究部
准教授 池田 康将 先生
【授業名】『薬理学』(医学部3年生)
【共催】医学部FD委員会
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【内容】
授業研究会当日は、5月7日に授業参観した池田康将先生の授業風景をビデオで観て、参観後学生にアンケートを書いてもらった内容が紹介されました。授業は「心不全」とは何かについて、種類、原因、治療法についてPTT資料を中心として行われた。アンケートからは学生には、急性心不全と慢性心不全での薬の種類が違うことが十分理解されていたことが読み取れました。ただ学生に配布されたPPT資料が小さすぎて字が読みづらいという学生の要望に対しては、学生が自分で授業前にダウンロードできるように、大学のネット上のLMS等に授業資料としてアップロードしておけば鮮明で、また配布の手間が省けるのでは、という意見が出されました。

第2回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました。


【日時】平成26年6月9日(月)14:30~15:30
【場所】総合科学部1号館308教室
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部
准教授 松嶋 一成 先生
【授業名】『経営学Ⅰ(戦略論)』(総合科学部1年生)
【共催】総合科学部FD委員会
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【内容】
当日は、松嶋先生の授業映像を一部視聴し、松嶋先生の解説や総合教育センター教育改革推進部門教員等を交え、自由討論を行いました。
先生の授業は、経営戦略論について主要な概念や理論を習得し、理解することを目的にしており、理論の説明の際には、身近な具体例を多く交えながら説明されています。授業は、学生とのやり取りを行いながら進められ、授業の初めには前回の復習を行い、途中で簡単な問題を用いて学生の理解度を確認されています。
自由討論では、学生の理解を促進する方法について意見交換が行われました。パワーポイントのスライド資料に学生が書き込むページを設けることや、授業の予習に関する確認テストを実施すること、授業の最後に全体のまとめを行うことなどのアイデアが参加者間で共有されました。学生アンケートからは、例をたくさん紹介してくれるので、理解しやすいといった意見が多く挙げられていました。

第3回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました。


【日時】平成26年7月1日(火)16:30~17:30
【場所】授業研究インテリジェントラボ
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】大学院ソシオアーツアンドサイエンス研究部 川上竜巳先生
【授業名】『バイオテクノロジー入門』(共通教育工学部夜間主コース)
【共催】総合科学部FD委員会
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【内容】
当日は6月26日の授業参観で撮影した授業風景の映像を一部視聴し、川上先生の解説や総合教育センター教育改革推進部門のスタッフや他部局の教員を交え、自由討論を行いました。
川上先生の授業はユニークで、授業の前半は前回の授業後半で行ったテストに関する講義で、後半は次回の授業内容のテストを行うものです。と言うわけで、学生さんは必ず自宅学習でテスト勉強をして来ないとテストが出来ず、いわば一種の反転授業のようなものです。最初戸惑っている学生さんもいたらしいですが、今では慣れて来ているようです。
テストも必ず返却されているようですが、評点を付けていなかったので、今後はフィードバックのため何らかの評点を付けたいということになりました。またアンケートからPPTのスライドの文字が小さくて見えにくいと言う意見が多かったので、今後は改善されることになりました。

第4回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました。


【日時】平成26年7月8日(火)14:15~15:15
【場所】保健学科C棟1階 看護総合実習室C
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 講師 岡久玲子 先生
【授業名】『産業保健・看護論』(医学部保健学科看護学専攻3年生)
【共催】医学部FD委員会
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【内容】
当日は、岡久先生の授業映像を一部視聴し、岡久先生の解説や総合教育センター教育改革推進部門教員等を交え、自由討論を行いました。
先生の授業は、産業保健活動の基礎的な知識や技能について、講義や演習を行いながら習得することを目的にしています。授業では、具体的な事例を紹介したり、先生の体験談なども交えたりしながら説明されています。学生アンケートからも、具体例があって分かりやすいという意見が多く挙げられていました。
自由討論では、学生とのやり取りを効果的に入れることで、学生の集中力を持続させるための工夫と、授業外学習を増加させるための工夫について、参加者間でアイデアの共有を行いました。先生の授業では、実際の事例が多く用いられていることから、事例を用いて、その問題点や対応を考える時間を設けるなどのアイデアが出されました。また、資料に書き込むスペースを設けるなど、学生が作業する要素を入れることなども共有されました。授業外学習については、成績評価と予習課題を関連づけることなどが挙げられました。

第5回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました。


【日時】平成26年7月15日(火)16:30~17:30
【場所】インテリジェントラボ(大学開放実践センター3F)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】大学院ソシオテクノサイエンス研究部 准教授 湯浅恵造 先生
【授業名】『生化学』(工学部生物工学科1年)
【共催】工学部FD委員会
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【内容】
当日は、7月10日(木)の授業参観で撮影した湯浅浅先生の授業風景を一部視聴し、湯浅先生の解説や学生アンケートについて、総合教育センター教育改革推進部門のスタッフや薬学部山崎先生を交え、自由討論を行いました。
湯浅先生の授業は寝ている学生がいなくて、授業の理解度も8以上という素晴らしい授業でした。大きい字で印刷されたPPT配布資料が穴埋め式となって、学生アンケートからも「説明が丁寧で大事なところは2度繰り返して言ってくれるし、ノートを取らなくてよいので授業に集中できる」という意見が多かったようです。ただ、PPT配布資料の構成や流れがつかみにくいので、各スライドに小見出し、大見出し、番号をつけておけばもう少し分かり易くなるのではという意見が出ました。後、授業の難易度をどの学生に合わせたらよいのかについて議論があり、平均的学力の学生のレベルに合わせるのがよいのではという結論でした。

第6回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました。


【日時】平成26年9月30日(火)18:00~19:00
【場所】保健学科B棟32セミナー室
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 准教授 南川貴子 先生
【授業名】『看護導入実習』(医学部保健学科看護学専攻3年生68名)
【共催】医学部FD委員会
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【内容】
9月24日(水)14:00~15:00に授業参観した南川先生の授業の研究会を行いました。この看護導入実習という授業は保健学科看護学専攻3年生が病院実習を行う前に行われる、実習に関する心構えや注意点を学ぶ授業でした。この授業の最大の特徴は先駆的な反転授業だったことです。学生は予め9月1日にWEB上で病院看護に関するビデオを観て、その後それに関するレポートを提出して授業に臨んでいました。ほぼ全員が事前学習をしていたので、当日は事例に関する幾つもの課題を学生に提示して、各グループで討論し、代表に発表させました。授業後のアンケートでも学生から「他の学生の意見を聞くことができてよかった。」、「自分の考えと先生の考えを比較することができ、自分に足りないものが分かった。」などの深い学びが出来ていることがうかがえました。
研究会での議論は、代表の学生の意見を聞きっぱなしでなく、先生が反復していったん受け止め、コメントを添えて他の学生に伝えるようにした方がよいことが指摘されました。

第7回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました。


【日時】平成26年10月20日(月)14:30~15:30
【場所】共通講義棟401講義室
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】大学院ソシオテクノサイエンス研究部 講師 佐々木千鶴 先生
【授業名】『分析化学』(工学部生物工学科1年生60名)
【共催】工学部FD委員会
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【内容】
当日は、佐々木先生の授業映像を一部視聴し、佐々木先生の解説や総合教育センター教育改革推進部門教員等を交え、自由討論を行いました。
先生の授業は、生物工学科の学生が必要とする分析化学の基礎を習得し、化学反応における計算ができるようになることを目的にされています。演習問題を授業の前後で取り入れ、教科書に合わせた授業設計をすることで、理論的な内容の理解と問題を解く力を養うことができるように工夫されています。
自由討論では、学生と教員との双方向型で実施するための工夫や学生に予習をさせるための工夫などが話し合われ、同僚教員の経験や実践を参観者間で共有することができました。

第8回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました。


【日時】平成26年10月23日(木)13:00~14:00
【場所】保健学科B棟2F医用情報科学講座セミナー室
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 准教授 西原貞光 先生
【授業名】『画像基礎論1』(医学部保健学科放射線技術科学専攻1年生38名)
【共催】医学部FD委員会
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【内容】
当日は、西原先生の授業映像を一部視聴し、西原先生の解説や総合教育センター教育改革推進部門教員、医学部保健学科教員を交え、自由討論を行いました。
先生の授業は、診療放射線技師として必要である医療用画像の診断に関する基本的な考え方を身につけることを目的にされています。授業で使用する教材を事前に配布することで学生の予習を促し、重要な事柄は学生が教材に書き込むことができるように工夫されています。内容に興味を持ってもらえるように、教科書の内容だけでなく関連する情報を交えながら進められています。
自由討論では、言葉の定義の仕方、説明する順番、例の使い方など、授業の方法だけでなく専門的な内容について同僚の教員と議論を行い、参加者間でより具体的な授業設計の共有を行うことができました。

第9回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました。


【日時】平成26年11月12日(水)13:00~14:00
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践ンセンター3F)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】大学院ソシオアーツアンドサイエンス研究部 准教授 小田切康彦 先生
【授業名】『政策学入門』(共通教育1年生27名)
【共催】総合科学部FD委員会
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【内容】
当日は、前週に行われた小田切先生の授業映像を一部視聴し、小田切先生の解説や総合教育センター教育改革推進部門教員(5名)、ソシオアーツアンドサイエンス研究部の教員(1名)を交え、自由討論を行いました。
先生の授業の目的は、様々な政策問題を解決する方針や手段を体系化した「公共政策学」を学ぶことです。そのために授業参観した第5回目の授業は、「政策とは何か(4):多様性、複雑性」がテーマでした。授業では前半先生の講義があり、後半はマイクロディベイトという手法を用いて学生が3人一組となり、9グループで討論を行いました。先生から3つのお題をもらい、グループの3人がそれぞれ、肯定派と否定派と審判となって自分の意見を主張しました。授業後のアンケートでは大部分が「マイクロディベイトの手法が分かった、面白かった、ためになった」と答えていることから、このアクティブラーニングが有効であったことが分かりました。
授業研究会で議論された課題は、このマイクロディベイトの題目をいかに授業の内容と関連させ、学生の討論の中身を深めるかという事でした。なかなか難しいことですが、これからもチャレンジして行って、続けて欲しいと思います。

第10回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました。


【日時】平成26年11月13日(木)21:10~21:30
【場所】工学部共通講義棟K-306
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】大学院ソシオテクノサイエンス研究部 准教授 大野将樹 先生
【授業名】『集積回路工学』(工学部夜間主コース知能情報工学科3年生12名)
【共催】工学部FD委員会
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【内容】
当日は、大野先生の授業映像を一部視聴し、大野先生の解説や総合教育センター教育改革推進部門教員等を交え、自由討論を行いました。
先生の授業は、集積回路に関する基本的な知識を習得することを目的にされています。授業の冒頭で前回の復習を行い、数式を多用したときなどには復習のための小テストを実施しています。学生の動機づけのために、解説の中には具体例や関連する話題を取り入れ、図やイラストを用いてゆっくり丁寧に説明されています。教材はi-collaboを活用して、学生が事前に予習できるように工夫されています。
自由討論では、多くの学生が予習や復習を行うようにするための工夫について話し合われ、授業内における学生とのやり取りの仕方など、具体的な方法についても意見交換が行われました。

第11回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました。


【日時】平成26年11月18日(火)11:55~12:45
【場所】総合科学部309講義室
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】大学院ソシオアーツアンドサイエンス研究部 准教授 中塚健太郎 先生
【授業名】『スポーツ心理学』(総合科学部3年生50名)
【共催】総合科学部FD委員会
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【内容】
当日は、授業参観を行った直後に同じ教室で授業研究会を始めましたが,途中から隣の教室に会場を移して実施しました。まず,授業の進め方を振り返り,授業の終盤に実施した学生へのアンケートを参加者間で回覧し,確認しました。授業では,最初に運動好きと嫌いとで席を分けて後半部のグループワークに備えていました。また,聞き取りやすい声で授業が行われ,穴あき部分があるスライド資料が配られ,埋める時間を十分とってありました。質疑応答形式で進められる部分も多く,説明は具体例が多いので学生からは理解しやすいとのコメントが多くみられました。終了前の時間帯で,同じ立場にあるクラスメートと意見を述べ合い,相互理解を図っていました。研究会の中で議論された事柄の一つに,教室の形状があります。今回の教室は縦に長く,後ろの方に座る学生にとっては,前方で示される事柄が見えにくいことから,中間部にモニターを設置するなどの環境整備が望まれます。また,最近は,HDMI端子を使う機器が多くなっており,その整備も急がれます。

第12回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました。


【日時】平成26年11月18日(火)19:40~20:40
【場所】工学部共通講義棟K-202
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】大学院ソシオテクノサイエンス研究部 准教授 永田裕一 先生
【授業名】『最適化理論』(工学部夜間主コース知能情報工学科3年生11名)
【共催】工学部FD委員会
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【内容】
当日は、永田先生の授業映像を一部視聴し、永田先生の解説や総合教育センター教育改革推進部門教員を交え、自由討論を行いました。
先生の授業は、最適化の基本原理について理解し、関連する問題が解けることを目的にされています。説明の中には具体例を用いることや、演習問題を多く取り入れることで、学生の理解を促進するための工夫がされています。また、i-collaboを活用して教材を事前に提示することで、学生が予習できるようにされています。
自由討論では、授業の構成や学生の授業外学習を増加させるための工夫などについて話し合いました。演習問題を学生に説明させることやレポート課題の出し方など具体的な方法について共有を行いました。

第13回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました。


【日時】平成26年11月25日(火)16:00~17:00
【場所】歯学部第2講義室
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 講師 関根一光 先生
【授業名】『歯科理工学AB』(歯学部歯学科2年生38名)
【共催】歯学部FD委員会
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【内容】
当日は、前週に授業参観した関根先生の授業映像を一部視聴し、関根先生の解説や総合教育センター教育改革推進部門教員等を交え、自由討論を行いました。
先生の授業は、歯科医療に用いる、金属材料、レジン、セラミックスなど歯科材料の性質や利用法を理解することを目的にされています。当日の授業では、パワーポイントに対応するレジメを配布され、パワーポイントにも動きのあるアニメーションや動画を取り入れたりして、学生の理解を助けていました。また歯科セメントの実物を回覧して、五感で学生の理解を促していました。また授業最後にはミニッツペーパーを配布し、授業の理解度を確かめる問いやわかりにくかった点などを書かせて、学生との双方向性のやりとりを工夫されています。
自由討論では、学生が授業外学習の予習や復習を行うようにするための工夫について話し合われ、特に何らかの形で予習をさせるとその後の授業の理解度が高まるのでは、という意見交換が行われました。

第14回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました。


【日時】平成26年11月28日(金)10:00~11:00
【場所】総合科学部未定
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】大学院ソシオアーツアンドサイエンス研究部 准教授 熊坂元大 先生
【授業名】『環境倫理学』(総合科学部2年生50名)
【共催】総合科学部FD委員会
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【内容】
当日は,熊坂先生の授業映像を一部視聴し,熊坂先生の解説を聞いた後,自由討論を行いました。熊坂先生の授業は,最初に前回の授業に対する学生からのコメントから,学生が誤解している点や疑問点についての補足説明の時間が十分にとられています。また,より深く学ぶための方法も紹介してあり,学生からも歓迎されています。授業のスライドをi-Collaboにアップするのが授業後になるため,授業中はノートをとることに忙しく,大量のスライドを使って授業が進められるので次のスライドへ進む時間が早すぎると感じている学生が多いようです。道徳的ジレンマに陥る具体的な問題を切り口として,実際に学生からの応答を得て授業が進められています。また,宗教や心理学のような隣接分野にも言及し,深い学びに至らせるための工夫が見られました。自由討論では,大教室で相互作用のある授業を展開する具体的な方法について共有が行われました。

第15回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました。


【日時】平成26年12月2日(火)15:00~16:00
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センター3F)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】大学院ソシオテクノサイエンス研究部 准教授 上手洋子 先生
【授業名】『英語コミュニケーション』(工学部機械工学科2年生50名)
【共催】工学部FD委員会
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【内容】
当日は、上手先生の授業映像を一部視聴し、上手先生の解説を聞いた後、総合教育センター教育改革推進部門教員と工学部電気電子工学科教員を交え、自由討論を行いました。
上手先生の授業は、電気電子工学科の学生が英語でコミュニケーションができるようになることを目的とされています。そのために、当日は学生を9グループに分け、グループ別のディベイトを実施しました。先すディベイトするために「賛成」と「反対」を表す英語表現を先生とTAが練習して手本を示し、その後3つのテーマを各グループに一つずつ割当て、グループ内で英語によるディスカッションが行われました。授業の最後では各グループ代表による議論内容の発表があり、それに対する先生からの内容に関する適切なコメントがありました。
自由討論では、ディベイトのテーマを一般的なものより、より電気電子の専門に近いものであればもっと学生のモティべーションを上げられるのではないか、という意見が出されました。またTAや英語を喋る留学生をもっと活用したらディベイトが活発になるのでは、というコメントも聞かれました。

第16回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました。


【日時】平成26年12月4日(木)11:55~12:45
【場所】共通教育6号館303教室
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】大学院ソシオアーツアンドサイエンス研究部 准教授 新田元規 先生
【授業名】『明清時代の儒教と社会』(共通教育1年50名)
【共催】総合科学部FD委員会
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【内容】
当日は、授業参観を行った直後に同じ教室で授業研究会を行いました。まず,授業の進め方を振り返り,授業の終盤に実施した学生へのアンケートを,受講学生が少なかったため司会担当者が読み上げ,確認しました。授業は,中国の思想史がメインとなっているもので,最初に詳しい配布資料が配られ進められていました。内容は,共通教育科目というよりも,専門科目ではないかと感じさせるものでした。このスタイルの授業に対する学生アンケートのコメントは肯定的であり,他の授業とは異なる雰囲気を楽しんでいるようです。自由討論の中では,より双方的な授業にする方法や,この授業に対してより多くの学生が関心を持つように授業題目を魅力的にする方策が話し合われました。

第17回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました。

【日時】平成26年12月8日(月)10:00~11:00
【場所】医学部保健学科B棟3Fセミナー室32号室
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 准教授 大坂京子 先生
【授業名】『看護技術IV』(医学部保健学科看護学専攻2年生70名)
【共催】医学部FD委員会
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【内容】
当日は、大坂先生の授業映像を一部視聴し、大坂先生の解説を聞いた後、総合教育センター教育改革推進部門教員と授業参観された薬学部教員を交え、自由討論を行いました。
大坂先生の「看護技術」の授業の目的は、保健学科看護学専攻の2年生を対象として、基礎看護学実習に向けて、臨床実習に必要な知識、技術、態度を身につけることです。授業は事前配布した統合失調症の事例を基にアセスメントに必要な薬や検査値、用語の解説があった後、各グループ別に行った統合失調症の事例の看護診断のワークの内容がグループ毎に発表されました。それに対して大坂先生が適切なコメントをされました。
自由討論では、グループに発表させる場合は、発表の内容をある程度事前に把握して良い例や問題がある例を絞って提示した方が学習には適切でないか、という意見が出されました。また授業が大講義室なので、時々教室の中を動き回ると後ろに座っている学生達に集中力を持続させることができるのでは、というコメントも聞かれました。学生へのアンケートでは、大坂先生の授業は非常に丁寧で分かり易いと好評でした。

第18回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました。

【日時】平成26年12月11日(木)10:00~11:00
【場所】大学開放実践センター3F授業研究インテリジェントラボ
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】大学院ソシオアーツアンドサイエンス研究部 准教授 坂田大輔 先生
【授業名】『社会科教育法』(総合科学部2年生15名)
【共催】総合科学部FD委員会
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【内容】
当日は、12月5日(金)に参観した坂田先生の授業映像を見ながら、総合教育センター教育改革推進部門教員を交え,坂田先生の授業映像を一部視聴し,坂田先生の解説や,自由討論を行いました。授業は,まず前時の学生からの小レポートの内容を紹介し,本時のテーマに結びつく事柄を明らかにさせることから始まりました。配布資料は,授業の進展に合わせて,関連する部分だけがその都度配布されています。1コマの授業の流れがよく計画されており,板書はいろいろな箇所に行われましたが,授業の途中で消す箇所がなく,その終了時に一つのまとまりのある内容になるように進められています。話される内容だけでなく,授業を行うすべての側面が教師を目指す学生にとって模範となっているとのコメントが多くみられました。学生とのやりとりは,一問一答形式だけでなく,追加質問が続き,より深く考え学ぶ機会を提供する場面がよく見られます。

第19回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました。


【日時】平成26年12月16日(火)9:45~10:45
【場所】医学部保健学科C棟1階講義室C-13
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 准教授 森田明典 先生
【授業名】『保健物理学』(医学部保健学科2年生50名)
【共催】医学部FD委員会
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【内容】
当日は、森田先生の授業映像を一部視聴し、森田先生の解説や総合教育センター教育改革推進部門教員を交え、自由討論を行いました。
先生の授業は、診療放射線技師にとって必要となる、放射線の人体への影響について学ぶことを目的にされています。授業では、実際の診療現場での具体例や国家試験問題に関連する話題などを盛り込みながら学生の動機づけを行っています。授業で使用するスライドは図や写真を多用されており、学生アンケートからも分かりやすいという意見が複数挙げられています。また、学習内容ごとに簡単な問題を解き、学習の振り返りと定着を行っています。
自由討論では、学生の授業外学習を促す方法や授業中に問題をしっかり考えさせるための方法について意見交換が行われました。具体的には学生同士のやり取りや学生の理解度を聞く方法などが共有されました。

第20回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました。

【日時】平成26年12月25日(木)10:00~11:00
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センター3F)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】大学院ソシオアーツアンドサイエンス研究部 准教授 塚本章宏 先生
【授業名】地理空間情報と人間社会(共通教育1年69名)
【共催】総合科学部FD委員会
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【内容】
当日は12月22日(月)に授業参観した塚本先生の授業映像を見ながら、塚本先生の解説や総合教育センターの教員と総合科学部教員を交えながら、自由討論を行いました。
塚本先生の授業は、「地理空間情報」という、位置や場所に関連付けられた様々な情報についての基本的な知識を理解し、その利用促進によって人間社会にどのような変化がもたられているのかについて考えることを目的としています。
第10回目の授業は「地理空間情報と歴史」についてでした。授業冒頭では復習として、先週のコメントカードに書かれた意見や質問が紹介されました。その後、歴史GISという研究分野を紹介するため、江戸時代の京都にあった商工業者や知識人の住所を地図化して、その時間と空間の変化をみながら、都市の構造が考察されました。授業半ばでは、「絵図」に位置情報を付加したワークシートが配られ、絵図の空間的構図を把握する作業を行いました。
自由討論では、PPTに沿ったレジメが配布されたり、作業用のワークシートが用意されていて、非常に丁寧な授業であることが指摘されました。学生アンケートからも丁度眠くなる頃、ワークシートによる作業時間があるので、眠け覚ましによいことが述べられていました。ただしゃべり方がやや単調になりがちなので、もう少しメリハリをつけたらもっと聞き取り易くなるという助言がありました。

第21回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました。

【日時】平成27年1月28日(水)17:00~18:00
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センター3F)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】大学院ソシオアーツアンドサイエンス研究部 准教授 内藤直樹 先生
【授業名】フィールドワーク入門II(共通教育1年30名)
【共催】総合科学部FD委員会
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【内容】
当日は1月21日(水)に授業参観した内藤先生の授業映像を見ながら、内藤先生の解説や総合教育センターの教員を交えながら、自由討論を行いました。
内藤先生の授業は、「フィールドワーク入門」という授業で、前期の「入門I」ではフィールドワークに欠かせない心構えやテクニック、後期の「入門II」では様々な分野における事例を紹介されています。授業の目的は、フィールドワークとは何かを理解することです。
授業参観時のテーマは「難民支援のフィールドワーク」についてでした。前回の授業の復習後、世界の貧困層の現状が紹介され、その貧困層に対するBOP (Bottom of the Pyramid) ビジネスが説明されました。そしてアフリカの難民に対するBOPビジネスの典型的な例として「携帯電話サービス」が取り上げました。ケニアでどのように携帯電話が利用されているかを実物や映像で紹介されました。そして最後にケニアの難民の実情と問題点を講義されました。授業終了時には毎回「リアクションペーパー」といって、授業中出て来た話題についての課題を提示し、それに対して自分の考えを書かせて提出させる工夫をされています。
自由討論では、アンケートから配付資料のPPTの文字が小さかったり、モノクロだったりして見にくいという指摘に対して、カラー印刷が難しかったらi-collaboにアップして学生自身で印刷するようにしたらどうかという助言がありました。またリアクションペーパーに書かせる課題を授業最後でなく最初に提示して、集中して授業を受けさせたり、課題について学生同士で話し合わせたりする時間をとったら、もっとアクティブな授業になるのではないかという指摘がありました。

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