◆第4回FD・SDセミナーを開催しました。
【テーマ】図書館を利用した学修支援の実践における成果と課題
~ Study Support Space の実践より ~
【日 時】平成26年1月24日(金)16時30分~18時00分
【場 所】授業研究インテリジェントラボ (大学開放実践センター3階)
【参加対象】本学教職員・学生・SPOD 関係教職員
【話題提供者】
 徳島大学附属図書館 利用支援係長 佐々木奈三江
 徳島大学附属図書館 雑誌情報係 亀岡由佳

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【内容】
今回のセミナーでは,2014年4月より徳島大学附属図書館本館において実施が始まった,
学習相談Study Support Space(以下,SSS)の取り組みについて,実績の紹介と学習支援の
今後の展望についてグループワークが行われました。SSSは,ピア・サポート活動を行う学生
と図書館職員との協働によって行われており,運営スタッフから依頼を受けた,大学院生や
教職員がアドバイザーとして,決められた時間帯に図書館のピア・サポートルームで待機し,
学生の学習に関する相談に対応ものです。
はじめに,佐々木さんよりSSSの取り組みについて,実施に至った背景,学習支援を図書館としてどのように位置づけているのか,SSSの実績などが紹介されました。SSSは2014年4月から12月の期間で,314名の相談者が訪れ,特に初年次学生に利用されているということでした。続いて,亀岡さんの進行のもと,図書館で実施できる学習支援について,グループワークを行いました。参加者は,次の5つのテーマに分かれて,テーマごとに新しいアイデアを出し合いました。グループワークのテーマは,「①学生・教員との連携」,「②イベント」,「③資料活用」,「④授業開発」,「⑤共同研究」でした。各グループからは,教員と協同した初年次教育の開発やライティングセンターの設置などの意見が挙げられました。本セミナーでは,今後の徳島大学における学習支援において参考となるアイデアの発言がありました。

◆第3回FD・SDセミナーを開催しました。
【テーマ】学習者の学習意欲を高めるためのインストラクショナル・デザイン入門
-ARCS動機づけモデルの活用-
【日 時】平成25年11月8日(金)16時30分~18時30分
【場 所】授業研究インテリジェントラボ
【参加対象】本学教職員・学生・SPOD関係教職員
【話題提供者】
 愛媛大学総合情報メディアセンター教育デザイン室長 仲道雅輝
【内容】
今回のセミナーでは、インストラクショナル・デザインの考え方を用いて、授業設計を行う方法について、話題提供及びグループワークが行われました。授業を設計する際には、授業の目的を設定し、到達目標や授業方法などを設計していきます。この時、学生の動機づけを、授業の中でどのように行うのかについて検討することも重要です。セミナーでは、動機づけを行う際のモデルとして、フロリダ州立大学のケラー教授が提唱した「ARCSモデル」と同大学のガニエ教授が提唱した「9教授事象」が紹介されました。グループワークでは、実際の授業において、学生の学びを促進した事例をもとにして、ARCSモデルを用いた分類を行いました。続いて、参加者が自身の授業を振り返り、行っている動機づけについて、ARCSモデルを基に分類しました。

◆第2回FD・SDセミナーを開催しました。
【テーマ】グループ学習を成功につなげるための考え方と進め方
【日 時】平成25年7月26日(金)16時30分~18時30分
【場 所】授業研究インテリジェントラボ
【参加対象】本学教職員・学生・SPOD関係教職員
【話題提供者】
 徳島大学教育改革推進センター 准教授 香川順子
【内容】
このセミナーでは、グループ学習を効果的に進めるための基本的な考え方(協同学習)について、その要素をおさえた上で具体的な技法を知り、授業に取り込めるアイデアを考えることを目的として開催しました。教員も学生も楽しい授業にするために、取り組みやすい具体的な方法について学び、参加者と一緒に自身の授業に取り入れられる方法について考えるためのものです。
はじめに、参加者は4人1組のグループを作り、グループ内で決められた時間の中で自己紹介と他己紹介を行いました。ここでは、他者の話をよく聴き、それを記憶、理解して説明することの難しさなどを体験しました。同時に、話す時間を設定することの意義や、学習者一人一人がいつ学習状況を確認されても答えられるように、一人ひとり責任を持って参加してもらう方法とその意義について説明がありました。
次に、アクティブ・ラーニングの定義や、深い学習と浅い学習についての説明があり、それに関連して参加者自身の学習体験を振り返り、グループで話し合った後、学生の記憶に残りやすい学習方法についてアイデアを共有しました。グループへの貢献度によって提供されるシール(報酬)についての説明もありました。
これらの体験を通して、協同学習の5つの要素について説明され、ジグゾー法を用いた学習の説明もありました。その他、マインド・マップ、クリッカー、大福帳などの学びを促すツールについての紹介もありました。
セミナー全体を通して、グループワークを成功へつなげるためのさまざまな方法が盛り込まれていました。
【主催】
徳島大学大学FD委員会
四国地区大学教職員能力開発ネットワーク

◆第1回FD・SDセミナーを開催しました。
【テーマ】インドとブラジルの高等教育
【日 時】平成25年5月30日(木)16時30分~18時00分
【場 所】授業研究インテリジェントラボ
【参加対象】本学教職員・学生・SPOD関係教職員
【話題提供者】
 徳島大学先端技術科学教育部国際連携教育開発センター 助教
 コインカー パンカジ マドゥカー
 徳島大学ソシオテクノサイエンス研究部 講師 アントニオ ノリオ ナカガイト
【内容】
今回のセミナーでは、近年経済成長著しいBRICs諸国(ブラジル・ロシア・インド・中国)のうち「インドとブラジルの高等教育」をテーマとしました。その経済成長を支えている背景にある教育制度のうち、特に高等教育について両国の特長や日本の高等教育との違いについて話題提供がありました。
はじめにナカガイト先生より、ブラジルの教育制度についての説明がありました。大学教育については、先生自身の学生時代の経験をもとにブラジルの入試科目や、先生が専攻していた物理学の科目について紹介され、ブラジルでも日本と同様で、教育より研究活動が重視されているということでした。
続いて、コインカー先生よりインドの教育制度や近年の大学数、大学進学率の伸びについて説明がありました。インドでは、知識基盤による経済発展を目指しており、高等教育の修了者が経済発展を支えているということでした。今後の高等教育の目標や現状における課題などが報告されました。
両発表の後には、参加者を交えてディスカッションが行われ、日本の高等教育との比較、共通する課題などが話し合われました。
【主催】
徳島大学大学FD委員会
四国地区大学教職員能力開発ネットワーク

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