2012年度の授業コンサルテーションは、二日間に渡って実施した「教育力開発基礎プログラム」(8月31~9月1日に実施)の受講者を主な対象にした企画で、全13回開催しました。
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第13回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました

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【日時】平成25年3月1日(金)18:15~19:35
【場所】栄養学棟204(蔵本キャンパス)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ヘルスバイオサイエンス研究部
講師 馬渡 一諭先生
【授業名】 『環境栄養衛生学概論』
【共催】医学部FD委員会
【内容】
当日は、馬渡先生の授業映像を一部視聴し、馬渡先生の解説や大学開放実践センター高等教育支援研究開発部門教員のコメントを交え、自由討論を行いました。
先生の授業では、大学院生を対象とした授業であり、論文を理解するための基盤となる事柄について解説した後、論文を用いた説明に加え、質疑応答の時間を多く設定して進められています。
自由討論では、大学院の授業の特徴として、高度な知識を得て、研究の意義や新たな知見を学ぶ機会であると共に、創造性を引き出す事の重要性が話題にのぼりました。論文を授業に取り入れることで、学生がよりクリエィティブにアイデアを出せるような利用の仕方、疑問や興味を持ってもらえるように授業を工夫していくことが大切であることも共有されました。

第12回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました

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【日時】平成25年1月24日(木)16:30~17:50
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センター3階)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ヘルスバイオサイエンス研究部
准教授 阪間 稔 先生
【授業名】 『核医学計測学』
【共催】医学部FD委員会
【内容】
当日は、阪間先生の授業映像を一部視聴し、阪間先生の解説や大学開放実践センター高等教育支援研究開発部門教員等を交え、自由討論を行いました。
先生の授業では、教科書や必要資料と共に、主任者や国家試験の問題を使って、「放射線検出器」に関する基礎原理や構造、応用面について分かりやすく丁寧な授業をされています。
自由討論では、講義の際に学生が寝ないで集中するためにはどうすればよいかという話題が上りました。先生の経験談や学生に興味がありそうなトピックなど、雑談を取り入れながら、なるべく学生の興味を引き付けること、出席表を用いて誰がどこにいるのかを把握し、寝ている学生は欠席にすると伝えること、なるべく机間巡視を行う、ちょっとした質問を投げかける、などの方法が共有されました。また、レポートのコピーの問題をどうするかについても話題が上りました。電子化することで、コピーがしやすくなるが、あえて電子文書で提出してもらう事で、インターネットからのコピーをチェックするソフトを用いたり、過去に提出されたレポートに検索をかけることで、コピーした個所が分かるようになるといった方法が共有されました。

第11回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました

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【日時】平成25年1月23日(水)8:30~9:50
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センター3階)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ヘルスバイオサイエンス研究部
講師 志内 哲也 先生
【授業名】 『生体の統合機能』
【共催】医学部FD委員会
【内容】
当日は、志内先生の授業映像を一部視聴し、志内先生の解説や大学開放実践センター高等教育支援研究開発部門教員のコメント、大学院ヘルスバイオサイエンス研究部等の教員を交え、自由討論を行いました。
先生の授業では、生物学的な見地から「情動・ストレス」に関連した授業をされています。学生の理解を促すための工夫として、学生に出席カードへ質問を書いてもらい、次の授業で質問に対して応えるといった工夫をされています。また、研究紹介を行うなど、知的活動を刺激する機会も設けており、学生の教養を高めるための工夫もされています。
自由討論では、授業のレベルをどこに設定するのかということが話題に上りました。学士力の何を重視するのか、目標設定をどのように定めるのか、学生の理解度を把握しながら、教員の考えによって設定し、授業設計をしていくこと、勉強するためには少し難しい方がよいという学生もいるので、少々難しくても研究に触れさせ、理解を促すための視点を提供すること、予習・復習の機会を設けて学びを深めたり、知識を広げたりする機会があってもよいのではないかという意見が共有されました。また、学生がより集中するように、出席表を用いて誰がどこにいるのかを把握し、寝ている学生は欠席にすると伝える方法や、遠隔ポインタを用いて机間巡視をしながら講義を行うなどの方法も共有されました。

第10回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました

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【日時】平成24年12月20日(木)13:00~14:20
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センター3階)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部
准教授 笹尾 佳代 先生
【授業名】 『歴史と文化』
【共催】総合科学部FD委員会
【内容】
当日は、笹尾先生の授業映像を一部視聴し、笹尾先生の解説や大学開放実践センター高等教育支援研究開発部門教員のコメント、大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部等の教員を交え、自由討論を行いました。
先生の授業では、家族をテーマに、日本の近・現代文学の作品を通して、時代背景や個人と社会とのかかわり方について学ぶ事を重視されています。今回は樋口一葉の「十三夜」を題材に、登場人物の関係に焦点をあてて、作品の中から文章を抜き出し、分析して考察を行うといった作業を取り入れながら、作品をより深く学ぶための工夫をされています。
自由討論では、学生‐教員間のやり取りや学生同士のやり取りをどのように行うべきか、学生の学ぶ意欲を促進するための方策等が話題に上がりました。双方向のやり取りについては、初年次の場合に話すことに慣れていない学生もいるので、具体的な方法を伝えながら徐々に慣れてもらう必要があること、ワークをしている場合、議論の題材となるような学生の答えをあらかじめ把握しておいて、引き出していくとよいことなどが話されました。また、モチベーションを促進するためには、興味を失っている原因を把握して対応していくことの必要性などが共有されました。

第9回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました

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【日時】平成24年12月19日(水)18:00~19:20
【場所】第二講義室(大学開放実践センター1階)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部
講師 折戸 玲子 先生
【授業名】 『基礎物理学実験B』
【共催】総合科学部FD委員会
【内容】
当日は、折戸先生の授業映像を一部視聴し、折戸先生の解説や大学開放実践センター高等教育支援研究開発部門教員のコメント、大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部等の教員を交え、自由討論を行いました。
先生の授業では、前半は講義スタイルで実験手順や注意事項等を説明され、その後実際にノギスやマイクロメーターなどの測定機器を用いた測定を行うという実験中心の授業をされています。学生が間違えやすいポイントについて力を入れて説明され、また実験中も学生の質問に丁寧に対応されていました。
自由討論では、レポートの採点やフィードバックの仕方について、また学生を寝させないで授業に参加させるにはどのように対応すればよいかなどの話題が上りました。学生を寝させないための具体的な対応策としては、寝ている学生は欠席にすると伝えたり、集中力が途切れてきた頃に作業や授業に関連する雑談を取り入れたり、プレゼンソフトを利用する際には、遠隔操作のできるポインタを利用して机間巡視しながら講義をすれば学生も寝ることが少なくなるのではないかなどの工夫が共有されました。

第8回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました

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【日時】平成24年12月6日(木)13:30~14:50
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センター3階)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部
准教授 王 冷然 先生
【授業名】 『民法入門』
【共催】総合科学部FD委員会
【内容】
当日は、王先生の授業映像を一部視聴し、王先生の解説や大学開放実践センター高等教育支援研究開発部門教員のコメント、大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部等の教員を交え、自由討論を行いました。
先生の授業では、有名な事件を取り上げ、そこから民法の条文や考え方について基礎的な事を学んでいくといったスタイルで、学生の興味・関心を大切に授業を進められています。また、授業の要所で学生に意見を求めたり、よく考えさせるための質問を投げかけて答えてもらうといったような学生・教員間のやり取りも取り入れられ、アクティブな授業をされています。
自由討論では、教員が学生をよく見て授業を進めていくにはどうすればよいか、また、学生が活発に議論するための支援をどのようにすればよいかということが話題に上りました。初めての授業をする際は、学生をよく見るための余裕がないが、慣れてくると段々学生を見る余裕も出てくること、また学生同士でペアやグループで意見をまとめてそれを発表させることで、学生もよく考え、意見を活発に出しやすくなることなどが話されました。
また、今年度から導入された出席カード管理システムと合わせて、ちょっとした工夫(例えば、教室のどこに誰が座っているかわかる座席表を授業中に記入してもらう、コミュニケーションカードなどを書いてもらう)をすれば、学生も遅刻や途中退出をせずに授業に参加するようになることなども話されました。

第7回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました

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【日時】平成24年12月4日(火)10:30~11:50
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センター3階)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
情報化推進センター
准教授 松浦 健二 先生
【共催】情報化推進センター
【授業名】 『情報セキュリティ』
【内容】
当日は、松浦先生の授業映像を一部視聴し、松浦先生の解説や大学開放実践センター高等教育支援研究開発部門教員のコメント、その他の教員を交え自由討論を行いました。
先生の授業では、情報セキュリティの理論と合わせて、実学を重視した授業を進められ、レポートやミニッツテストを用いて学生の理解を促す工夫をされています。
自由討論では、学生への課題をどこまで課すのかという話題が上りました。学生からきついという意見があったとしても、より良い学びにつながるのであれば、多少きつい課題であってもそれを減らしたり、優しくしたりするのではなく、なんとか乗り越えてほしいという思いが共有されました。また、今年度から出席カード管理システムが導入され、それを利用した教員から遅刻者が減ったという意見が上がり、その効果は大きいことも共有されました。授業の特性に合わせて、様々なツールを組み合わせて実践を重ねていくことの意義を改めて確認できる会でした。

第6回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました

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【日時】平成24年11月20日(火)10:30~11:50
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センター3階)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部 創生科学研究部門
准教授 服部 武文先生
【授業名】 『生態学Ⅱ』
【共催】総合科学部FD委員会
【内容】
当日は、服部先生の授業映像を一部視聴し、服部先生の解説や大学開放実践センター高等教育支援研究開発部門教員等を交え、自由討論を行いました。
先生の授業では、実物の教材(キノコや丸太)を多用して、学生が本物に触れ、そこから学びの視点を見出していくという方法で授業をされています。その他にも、バームクーヘンを用いて植物の細胞壁の仕組みの理解を促すとともに、学生の緊張感を和らげる配慮もされていました。また、説明をする際は、教室を移動しながら学生一人一人に近づいて、語りかけるような口調で丁寧に説明をされています。このように、個々の学生を大切にし、学生の興味を引き出しながら、理解と記憶を促すきめ細やかな工夫をされています。
自由討論では、基礎的な知識を身に着けさせる事は大切だが、より重要なのは、学生があるテーマに対して、疑問を持ったり、何かに気づいたりするというように、問題を発見し、解決する過程を通して理解、探求していくプロセスを重視する事、また、学生の質問やコメントから、個々の学生が何を理解し、どこで躓いているのか、授業をよりよく進める上でのよい質問とは何かを把握していくことが大切であることなどが話されました。

 

第5回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました

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【日時】平成24年7月17日(火)16:30~17:50
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センター3階)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオテクノサイエンス研究部 先進物質材料部門
講師 日下 一也 先生
【授業名】 『機械計測』
【共催】工学部FD委員会
【内容】
当日は、日下先生の授業映像を一部視聴し、日下先生の解説や大学開放実践センター高等教育支援研究開発部門教員のコメント、大学院ソシオテクノサイエンス研究部の教員を交え、自由討論を行いました。
先生の授業では、授業の意味・意義を明確に伝え、学ぶ事の大切さを強調した授業をされています。また、記入式のパワーポイントの資料と板書を併用したり、その回の授業テーマに沿った演習問題の時間を設定し、詳しく解説するなどの工夫もされています。
討論では、人数の多い授業で学生の理解度をどのように把握するかというテーマが中心に話されました。理解度や感想を学生に答えてもらい、その傾向を把握したり、小テストで理解している所とそうでない所を把握したりしながら、理解が足りない所については、解説の仕方を考えることなどが話されました。
また、授業内容が易しすぎれば、理解度は高くなるので、その基準をどこに置くのかが重要であることについても意見が出されました。どこに基準を合わせるのか、どこまでを合格とするのかについて様々な意見交換がなされました。

第4回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました

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【日時】平成24年7月13日(金)14:30~15:50
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センター3階)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオテクノサイエンス研究部 先進物質材料部門
講師 Antonio Norio Nakagaito 先生
【授業名】 『工業英語1』
【共催】工学部FD委員会
【内容】
当日は、ナカガイト先生の授業映像を一部視聴し、ナカガイト先生の解説や大学開放実践センター高等教育支援研究開発部門教員のコメント、大学院ソシオテクノサイエンス研究部の教員を交え、自由討論を行いました。
先生の授業では、英語による技術論文の書き方のポイントについて、英語の資料を用いながら日本語で丁寧に解説をされています。先生が論文を書く際に学んだテキストを参考に、そのポイントを整理して授業が展開されていました。
討論では、学生とのコミュニケーションが中心テーマとして話されました。日本の学生は、授業の中で意見を求めると、なかなか話してくれない状況(文化)があり、多くの先生から工夫が必要である点が話されました。
名前を呼ぶなど直接指名する、マイクを向けるといった学生をあてる工夫や、出てきた答えが間違っていても否定するコメントはしない、必ず何か発言するといったルールを決めて順番に話してもらう、ディスカッションをする際は、その基本的な知識と自分の意見をある程度整理してくるよう、話すための予習課題を出すなどの方法が共有されました。

第3回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました

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【日時】平成24年7月10日(火)16:30~17:50
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センター3階)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオテクノサイエンス研究部 エコシステムデザイン部門
准教授 河口 洋一 先生
【授業名】 『環境生態学』
【共催】工学部FD委員会
【内容】
当日は、河口先生の授業映像を一部視聴し、河口先生の解説や大学開放実践センター高等教育支援研究開発部門教員のコメント、大学院ソシオテクノサイエンス研究部の教員を交え、自由討論を行いました。
先生の授業では、学生の授業に対する興味・関心や理解を促すため、図の利用、身近な例えによる解説、学生への質問を多用するなど、分かりやすい授業を意識して取り組まれています。また、毎回授業に関連するテーマに基づいて、学生が興味のある新聞記事を調べ、それを発表するという機会も設定されています。
討論では、学生がどのくらい授業内容を理解しているかを把握する方法として、授業の中で小テストを行い、学生の理解度を把握するとともに、次の授業でフィードバックを行う方法や、授業の中に演習を取り入れ、考えてもらう機会を設定するなどの方法が共有されました。また、チョークの色について、緑や赤は見えにくいので、見えにくい色に関しては、色覚特性に対応したチョークの導入を全学的に検討する必要性があることなども話されました。

第2回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました

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【日時】平成24年6月26日(火)16:30~17:50
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センター3階)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 医療創生科学部門
准教授 佐藤 陽一 先生
【授業名】 『医薬品経済学』
【共催】薬学部FD委員会
【内容】
当日は、佐藤先生の授業映像を一部視聴し、佐藤先生の解説や大学開放実践センター高等教育支援研究開発部門教員のコメント、大学院ヘルスバイオサイエンス研究部等の教員を交え、自由討論を行いました。
先生の授業では、薬の効果に関する検定方法を適切に選択し、分析できるように、薬品のデータを用いて解説がなされていました。具体例を提示しながら、学生の理解を促す工夫をされています。
討論では、薬学部の学生が大人しく、授業中の反応があまりないため、問いかけによる授業中の理解の確認が難しい点が話題に上りました。試験をすると、成績は良いので理解はしていることが分かるが、授業中に確認しにくい状況をどうするかについて話されました。授業中に演習問題による理解の確認をすると、試験問題と重なってしまうためやりにくい事、例題集が無い場合、演習問題を教員が作成していくことも大変な作業である事などが参加教員の間で共有されました。その他、クリッカーを用いて問いかけに答えてもらうと理解度も把握できるのではないかという意見も出されました。

第1回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました

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【日時】平成24年6月15日(金)13:00~14:20
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センター3階)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部
准教授 山本 孝 先生
【授業名】 『基礎化学i・化学結合論』
【共催】総合科学部FD委員会
【内容】
当日は、山本先生の授業映像を一部視聴し、山本先生の解説や大学開放実践センター高等教育支援研究開発部門教員のコメント、大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部等の教員を交え、自由討論を行いました。
先生の授業では、板書とテキストを用い、学生が自ら学びとっていくことを重視した授業をされています。この科目では、日常の授業におけるテスト配布や試験問題の量を多くするなど、学生自身が自ら理解を確認するための機会を作られています。
討論では、関連の科目数が少ない上、理解するまでに時間が必要な学生が増える中で、教えるべき内容をこなしていくことが難しい状況であることが話題にあがりました。授業の中で、いかに学生の学習を促すか、また授業外学習を促すために何ができるかということを皆で知恵を出し合いながら解決していく必要があることが話されました。授業の質を落さずに、いかに学生に学んでもらうか、学生のモチベーションを促す方法等について意見交換が行われました。例えば、テストで学生の理解を確認する方法や、講義の前に学ぶ上で重要な問いを提示し、最後にリフレクションを行う方法、学生の興味を引き出すために、教員の経験を少し話したり、簡単な問いかけをする方法、また問いかけやすいように座席を前の方に座るよう指示するなど、具体的なアイデアも共有されました。

主催:徳島大学 大学教育委員会・FD専門委員会

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