2011年度の授業コンサルテーションは、二日間に渡って実施した「教育力開発基礎プログラム」(8月19~20日に実施)の受講者を主な対象にした企画で、全12回開催しました。
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第12回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました

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【日時】平成24年2月27日(月)10:00~11:20
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センター3階)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオテクノサイエンス研究部 蒋 景彩 准教授
【授業名】 『基礎の流れ学』
【共催】工学部FD委員会
【内容】
蒋先生の授業映像を一部視聴し、蒋先生の解説や大学開放実践センター高等教育支援研究開発部門教員のコメント、大学院ソシオテクノサイエンス研究部等の教員を交え、自由討論を行いました。
先生の授業では、課題を出すことで学生の理解を把握しながら、学生が間違いやすいポイントを強調して解説をされています。また、板書をうまく活用し、理解すべきポイントを左側に残しながら、計算過程を別にして板書するなどの工夫や、イメージしやすい身近な事例を用いて説明をされたり、これから学ぶ事がどのような意義を持っているのかといった学びへの喚起をされるなど、学生の理解と学びを促す、きめ細やかな対応をされています。
自由討論では、カリキュラムの変更により、他科の学生も受講する総合科目になったことから、物理の知識を必要とする授業ではあるが、それが十分ではない学生も受講することになり、教員一人では解決しきれない問題があることが話されました。努力すれば、合格できるよう設計をしているが、教員だけではなく学生の努力も必要であることが議論されました。
また、他分野であっても、学生がなぜこの科目を学ぶ必要があるのかについて、異分野交流の重要性や自分の専門につなげて考えていくことの大切さを理解できるように伝えていくとよいのではないかということが共有されました。

第11回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました

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【日時】平成24年2月24日(金)17:00~18:20
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センター3階)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 永井宏和 准教授
【授業名】 『口腔外科学』
【共催】歯学部FD委員会
【内容】
永井先生の授業ビデオを一部視聴し、永井先生の解説や大学開放実践センター高等教育支援研究開発部門教員等の教員を交え、自由討論を行いました。
先生の授業では、解剖や手術の手順について、図による解説や実際の手術の写真、映像を活用することで、手術の具体的なイメージをつかめるよう意識して講義をされています。手術では関連する分野の知識統合が必要になることから、学生が臨床を学ぶ前に、必要な知識を学ぶ事の重要性に気づかせ、自主的に専門知識を学びとっていくような関わりを意識されています。また、国家試験のポイントも示され、学生の将来へつなげる講義を意識されています。
自由討論では、医療分野の新たな知識が常に更新され、学ばなければならない内容が増える中で、「どこまで教えるか?」が難しく、自己学習を促す関わりが重要になってくることが話されました。授業内容を多くしがちではあるが、ある程度ポイントを絞って内容を決めていくことに加え、学生にもっと学ばなければ困るということに気づかせ、なぜ学ばなければならないのか?学びの意義を伝えていくことも必要であることが共有されました。
また、年々国家試験も難しくなり、臨床も重視される中で、そこへつなげて授業を設計してくことの重要性なども話されました。

第10回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました

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【日時】平成24年1月24日(火)13:00~14:20
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センター3階)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部 吉岡宏祐 講師
【授業名】 『アメリカ社会の諸問題』
【共催】総合科学部FD委員会
【内容】
吉岡先生の授業ビデオを一部視聴し、吉岡先生の解説や大学開放実践センター高等教育支援研究開発部門教員のコメント、大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部等の教員を交え、自由討論を行いました。
先生の授業では、学生-教員、学生間の相互のやり取りを重視した授業をされています。具体的には、先生が講義をしながら「ワーキング・プアとはどのような人々のことでしょうか?」といったように要所で質問し、学生に応えさせることで理解を促す工夫や、学生がペアになり、アメリカ社会の諸問題について様々な論争をテーマにディスカッションを行うといった工夫をされています。ディスカッションでは、「刑務所ビジネスの実態」や「アファーマティブ・アクションに関する経済的理論」を取り上げ、テーマに基づいた議論を行った後、学生の考えをワークシートにまとめるというプロセスもとられています。
自由討論では、ディスカッションを行う際に、対立する考え方(理論)提示した上で議論させてみてはどうかといった提案や、質の良い議論を導くために、教員が意図する議論を誘導するような設問を設定することの重要性、より議論を促すために、議論の準備と思考のプロセス(言葉の意味の理解→個人の意見のまとめ→議論→議論のまとめ)を誘導する工夫について話されました。
その他、座っている席に名前を記入してもらうよう記名表をまわすといった出席の取り方、配布資料を冊子として配布する方法、講義の際に学生が考えるきっかけとなる問いを配布資料等に入れこみ、課題の際にその問いの中から出すようにすること、手を動かしてノートをとるようにあえて詳しい資料を提供しない方が、学生も緊張感を持って集中して臨むようになることなどが話されました。

第9回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました

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【日時】平成24年1月11日(水)13:30~14:50
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センター3階)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオテクノサイエンス研究部 名田 譲 講師
【授業名】『エネルギー変換システム論』
【共催】工学部FD委員会
【内容】
名田先生の授業ビデオを一部視聴し、名田先生の解説や大学開放実践センター高等教育支援研究開発部門等の教員を交え、自由討論を行いました。
先生の授業では、全体を通して丁寧な説明をされ、学生の理解を促す工夫をされています。書き込み式のスライド資料の配布や、数式やグラフを板書することによって、思考過程に沿った説明をされるなど、スライドと板書の長所を活かしている点、また、具体例を取り上げたり、計算式と単位を関連付けるなどの理解を促す説明の工夫、学生の集中力を保つために途中休憩を入れるなど、きめ細やかな対応をされています。
自由討論では、評価をどのように行うか、組織体制の変化に伴い多様な学生が受講するようになった場合のレベル設定と授業内容の組み方等について議論がなされました。評価に関しては、シラバスの到達目標に、この授業を受講することで「何ができるようになるか」といった具体的なレベルで目標設定することの重要性について話されました。また、目標の階層構造を明確にし、それを学生と共有することで、学生が事前に学習しておくべき事柄をわかりやすく伝えておくこと、学生が自主的に学べるようなガイド情報を提供することによって授業の難易度を落とさず維持していけるのではないかという話もなされました。その他、授業内容について、関連科目の教員と話し合う機会を設けることの必要性や、フィールド調査等でやむを得ず欠席しなければならない学生に課する課題について、それを提出すれば欠席した授業で理解すべき事柄を網羅できるものに設定しておくことなどが話されました。

第8回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました

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【日時】平成23年12月22日(木)14:00~15:20
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センター3階)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 田嶋 敦 准教授
【授業名】『人類遺伝/公衆衛生』
【共催】医学部FD委員会
【内容】
田嶋先生の授業ビデオを一部視聴し、田嶋先生の解説や大学開放実践センター高等教育支援研究開発部門等の教員を交え、自由討論を行いました。
先生の授業では、授業の要所で「質問」を提示し、学生の思考を促す時間を設定されていること、また、遺伝学への興味や理解を促すための事例や工夫を取り入れられ、丁寧な授業をされています。
先生が設定されている「質問」では、「Hardy-Weinbergの法則」に関する計算をしたり、親子や兄弟など遺伝子を共有している割合はどういった組み合わせが高いかを答えたりするといったように、理解を促したいポイントで考える時間を設けられていました。また、特定の範囲の色の差を感じにくい視覚特性を持った人に対して配慮した「色覚バリアフリー」を意識した資料を作成され「遺伝的多様性」の理解へつなげる工夫や、集団遺伝に関する法則のシュミレーションを準備するなど、多くの工夫がなされていました。
自由討論では、国家試験に遺伝学の領域が少ないこともあり、授業が少ないので、今後ますます発展していく分野としては、新たな科目を設定する必要性があること、現在は短い時間の間で、基礎から応用まで多くのことを伝えることの難しさがあることなどが話されました。また、参加意欲のない学生を参加させるために、座った席に名前を記入してもらい、誰がどこに座っているか確認できるようにすることで、学生も参加しようと努力するようになり、クラス全体の雰囲気もよくなることなどが話されました。

第7回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました

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【日時】平成23年12月14日(水)9:00~10:20
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センター3階)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部 座喜 純 准教授
【授業名】『実用外国語演習(英語)』
【共催】総合科学部FD委員会
【内容】
座喜先生の授業ビデオを一部視聴し、座喜先生の解説や大学開放実践センター高等教育支援研究開発部門教員のコメント、大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部等の教員を交え、自由討論を行いました。
この授業は英語を喋ることに苦手意識を持っている学生にどうやって英語を自由に喋らせるかを工夫して実践されている授業です。その仕掛けの第一が、テキストは一切使わず、学生が興味を持っているテーマについてレポートを書かせ、それを英語で発表する形式です。さらに第二の仕掛けが、発表者のプレゼンに対して参加者全員が質問を英語で投げかけ、それに対して発表者が英語で答え、他の参加者も意見があれば自由に参加して発言するディべート形式です。先生の役割は、発表者の英語の間違いを直したり、質問者の英語を分かり易く言い直したりすることです。この先生からのサポートによりスムーズにディべートが進行しています。
自由討論では、最初は文法的間違いを恐れてなかなか英語を喋らなかった学生が間違っても先生が丁寧に直してくれるので、次第に積極的にディべートに参加するようになった過程が紹介されました。また、自由なディべートによって話題が次から次へと発展して行って非常に面白くなることも指摘されました。授業運営で難しいことの一つに、学生の中に留学経験者や帰国子女がいるとどうしても彼らが喋り過ぎ、他の学生が沈黙してしまう傾向があることが話されました。その対策として、そういう英語がよく喋れる学生には特別な「上級英語スピーキングクラス」を開講する必要があることが要望されました。また学内で英語スピーキングを活発にするためには、「英語スピーチコンテスト」や「英語ディべート大会」を開いてはどうかという提案もなされました。

第6回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました

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【日時】平成23年11月29日(月)16:00~17:20
【場所】化学・生物棟209号室(化学応用学生実習室)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオテクノサイエンス研究部 中川敬三 講師
【授業名】 『反応工学演習』
【共催】工学部FD委員会
【内容】
中川先生の授業ビデオを一部視聴し、中川先生の解説や大学開放実践センター高等教育支援研究開発部門教員のコメント、大学院ソシオテクノサイエンス研究部等の教員を交え、自由討論を行いました。
先生の授業は、反応工学の知識を身につけ、理解を深めることを目的に練習問題を解いて、解説を行う演習形式で進められています。この授業で出題される問題は英文で書かれており、反応工学に関する基礎的な用語を英語で確認し、その後日本語訳を丁寧に行いながら進められます。これは、学生が将来、海外の文献や論文を参照する際に、少しでも苦手意識を軽減したいという思いで、先生が工夫されている点です。また、問題を解く時間を設け、その際には学生の質問を個別に受け、解説の中でも学生に質問を何度も投げかけるなど、学生とのやり取りを行うことを心がけておられました。
自由討論では、授業のペースについて中川先生より問題提起され、同分野の先生と授業の進め方、演習時間の配分、授業外学習の量などについて議論が行われました。とても丁寧でわかりやすいという学生の声が多い反面、授業のペースが遅くなってしまい、解く問題の数が少なくなってしまうということが起こります。同僚の先生の中でも、意見がさまざまであり、うまく授業外での学習を活かし、学生に身につけてもらいたい内容はカバーできるように進めていくこと大切であるということが話し合われました。

第5回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました

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【日時】平成23年11月28日(月)17:00~18:20
【場所】保健学C棟C-13(蔵本キャンパス)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 藤井智惠子 講師
【授業名】『ケアマネジメント』
【共催】医学部FD委員会
【内容】
藤井先生の授業ビデオを一部視聴し、藤井先生の解説や大学開放実践センター高等教育支援研究開発部門教員のコメント、大学院ヘルスバイオサイエンス研究部等の教員を交え、自由討論を行いました。
先生の授業では、医療保険制度について、医療従事者としての役割を意識しつつ、制度を理解していくことを大切にされた授業をされています。講義スタイルの授業では、保険制度について学生にとって身近な事例や具体例を示しながら解説をされていました。また、各制度の違いの理解を促すよう、健康保険と国民健康保険の違いを具体的にあげながら説明され、学生が興味を持ち、理解しやすい形で授業を進めておられます。
自由討論では、講義スタイルで全体への質問や問いかけをした場合に、反応のない学生をどのように参加させるか、配布資料について学生が自ら学習を進めるためにはどのような配布資料がよいのか(親切すぎてもよくない)、事前に配布資料を渡して予習をしてもらうことにより理解が進むこと、礼儀作法というところからも教育していくことの必要性などが話されました。

第4回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました

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【日時】平成23年9月30日(金)14:00~15:20
【場所】工学部総合研究実験棟(エコ棟)605会議室
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオテクノサイエンス研究部 佐藤克也 講師
【授業名】『エコシステム工学』
【共催】工学部FD委員会
【内容】
佐藤先生の授業ビデオを一部視聴し、佐藤先生の解説や大学開放実践センター高等教育支援研究開発部門教員のコメント、大学院ソシオテクノサイエンス研究部等の教員を交え、自由討論を行いました。先生の授業では、再生医療をテーマに、特に骨の再生技術に関する授業を担当されています。この再生医療は、医学、生物学だけではなく、工学の分野でも注目されており、授業の中でもエンジニアとして貢献できる領域を示され、学生の視野を広げるとともに、興味を引く工夫をされていました。また、学生の集中力を高めるために、授業の要所で数分間の課題を3回に分けて設定し、学生がその場で回答して授業の最後に提出するという工夫もされています。
自由討論では、課題の提示の仕方について中心に議論され、学生の集中を高めるには、講義の後に課題を提示して回答させること、課題によって授業を理解するための思考が途切れないように、ある程度の補助情報を提示する必要があることなどが話されました。また、教材を配布する際に、穴埋めにするなど全ての情報を載せて配布しないこと、著作権の理由から配布が難しい教材の場合には、講義用、配布用の資料を作成する必要があることなどが話されました。その他、大学としての著作権等のガイドラインが必要であることも話されました。

第3回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました

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【日時】平成23年7月20日(水)10:30~11:50
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センタ-)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオテクノサイエンス研究部 田村隆雄 准教授
【授業名】地域の環境と防災
【共催】工学部FD委員会
【内容】
このたび、大学院ソシオテクノサイエンス研究部との共催で「授業コンサルテーション・授業研究会」を開催しました。
当日は、田村先生の授業VTRを一部視聴し、田村先生の解説や大学開放実践センター高等教育支援研究開発部門教員のコメント、大学院ソシオテクノサイエンス研究部等の教員を交え、自由討論を行いました。
先生の授業では、技術者として何が必要かという視点を重視されながら、ビデオ教材の活用やスライドを用いたクイズの実施など、身の回りの自然環境に関する事例を取り上げ、学生の理解を促す工夫をされています。自由討論では、モチベーションの低い学生をどのように授業へ参加させるかといったことが中心に話されました。授業に参加するという姿勢を保つために、座席表を作成して、学生に名前を記入してもらい、寝ている学生は欠席扱いにすると伝える方法や、クイズの際にカードを作成して学生同士が確認できるようなグループワークを取り入れる方法、ビデオを見る際に学生自身の考えを記入するワークシートを活用して何か作業を取り入れるといったことなどが議論されました。

第2回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました

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【日時】平成23年6月30日(木)14:00~15:20
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センタ-)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 山﨑尚志 准教授
【授業名】『基礎化学Ⅲ』
【共催】薬学部FD委員会
【内容】
このたび、大学院ヘルスバイオサイエンス研究部との共催で「授業コンサルテーション・授業研究会」を開催いたしました。
当日は、山﨑先生の授業VTRを一部視聴し、山﨑先生の解説や大学開放実践センター高等教育支援研究開発部門教員のコメント、大学院ヘルスバイオサイエンス研究部等の教員を交え、自由討論を行いました。先生の授業では、授業での重要なポイントを押さえ、「ここが大事なところです」、「ここは覚えてください」と言葉で分かりやすく強調することや、スライド資料を穴埋めにしたり、追加の話題が分かるように印を入れたりするなど、学生の理解を促すための熱意ある授業をされています。自由討論では、スライドの資料が多くなり過ぎないように配慮することの重要性や、スライドと板書の長所を活かしてバランスよく用いることの大切さ、また教員個人が他教員の担当する科目内容を把握し、つながりを意識しながら授業設計を行う努力をしているが、カリキュラム全体を見直し、改善する必要性もあることなどが議論されました.

第1回授業コンサルテーション・授業研究会を開催しました

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【日時】平成23年6月24日(金)14:00~15:20
【場所】総合科学部1号館 第2会議室(2階)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部 行實鉄平 講師
【授業名】『スポーツマネジメント論』
【共催】総合科学部FD委員会
【内容】
このたび、大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部との共催で「授業コンサルテーション・授業研究会」を開催しました。
当日は、行實先生の授業VTRを一部視聴し、行實先生の解説や大学開放実践センター高等教育支援研究開発部門教員のコメント、大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部等の教員を交え、自由討論を行いました。先生の授業では、その日の授業の感想や質問を書き込むコミュニケーションカードを利用し、学生とのやりとりを重視した講義を行っておられます。自由討論では、コミュニケーションカードを利用して学生個人の意見をまずまとめてもらい、それをもとに他の学生と議論し、その結果を再度まとめるというように、学生同士のやりとりによって思考を促す工夫をしてはどうかといったことや、テキストで引用されている理論と先生の考え方の違いを示し、その理論に対する考え方について学生に議論してもらうのはどうかといったことなどが話されました。

主催:徳島大学 大学教育委員会・FD専門委員会

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