昨年度まで、FDとくとくセミナー、および、FD・SDラウンドテーブルと呼ばれていた2つのプログラムを、今年度は1つにまとめてFD・SDセミナーと改称し、4回実施しました。

【テーマ】SPOD事業について-これまでの振り返りと今後への展望-
【日 時】平成23年3月11日(金)13時30分～15時00分
【場 所】授業研究インテリジェントラボ
(大学開放実践センター3階)
【参加対象】本学教職員SPOD関係教職員
【話題提供者】徳島大学大学開放実践センター
田中さやか先生、吉田 博先生
徳島大学学務部 出川隆富教育支援課長
【内容】
平成20年度文部科学省戦略的大学連携支援事業として採択された『「四国地区大学教職員能力開発ネットワーク(SPOD)」による大学の教育力向上』(代表校:愛媛大学)の事業期間が3月末で終了しました。平成23年度以降のSPODは、各加盟校の負担金によって活動が継続されます。その一つの区切りとして、FD、SDそれぞれの担当者から、SPODが発足してからこれまでの事業についての振り返りとSPOD事業の成果と課題について報告を行いました。その後、参加者と共に平成23年度以降、徳島大学がSPOD及びT-SPOD(徳島県下FD担当者会議)の中で果たすべき役割やについて議論が行われました。

【テーマ】心底からの教育-青は藍より出でて藍より青し-
【日 時】平成22年11月19日(金)16時30分～18時00分
【場 所】授業研究インテリジェントラボ
(大学開放実践センター3階)
【参加対象】本学教職員・学生・SPOD関係教職員
【話題提供者】徳島大学理事(教育担当)副学長　和田 眞先生
【内容】
多くの課題を抱える大学の諸状況をふまえ,その解決に向けた徳島大学の教育改革のための戦略組織・方針・施策についてお話を頂きました.「青は藍より出でて藍より青し」と言われるように,手間をかけて学生を育てるための「心底からの教育」の大切さ,学生の「生きるための人間力」を鍛えるための大学教育の重要性についてもお話を頂き,人間力とは何か?それを育成するためにはどのような教育が必要か等について,参加者の皆さんと活発な議論がなされました.

【テーマ】聴衆応答システム(クリッカー)の実践入門
【日 時】平成22年7月2日(金)17時00分～18時30分
【場 所】授業研究インテリジェントラボ
(大学開放実践センター3階)
【参加対象】本学教職員・SPOD関係教職員
【話題提供者】徳島大学大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部　齊藤隆仁先生
【予定内容】
最近にわかに注目を集めているクリッカーと呼ばれる授業ツールが紹介されました。セミナーでは、聴衆(学生)に選択肢をカード型の発信器で答えてもらうと、自動的にパワーポイントに集計する聴衆応答システムについて仕組みや使い方が解説された後、参加者が実際自分のパソコンで質問ファイル作成を体験しました。このシステムは授業中に理解度の確認、問題提起、アンケートなど、幅広い用途があり、授業での双方向性を実現するツールであり、セミナーでは参加者と共にこのクリッカーのさらなる有効性と利用拡大が議論されました。

【テーマ】徳島大学でICTを活用した授業を始めるためには
【日 時】平成22年5月14日(金)16時30分～18時00分
【場 所】授業研究インテリジェントラボ
(大学開放実践センター3階)
【参加対象】本学教職員・学生
【話題提供者】徳島大学大学開放実践センター 金西計英先生

【内容】
EDB/CMS、LMS、お知らせシステムなど、徳島大学での教育環境が情報化し、その一方で学生のほぼ全員が携帯電話やiPhoneのようなスマートフォンを持つようになり、学生の日常も情報化されています。今回のセミナーでは、徳島大学の情報インフラを授業実施の際にどのように活用すればよいかについてお話を頂きました。EDB/CMS、LMS、無線LANの使い方について取り上げて頂きながら、学生の主体的な学びを支援する道具(ツール)の使い方についてお話を頂きました。ツールの使い方次第で、個人の授業をよりよくするための可能性について話し合われました。また、これらのツールを使いこなすには、ニーズに合わせて教員同士が学びあう場やコミュニティを作るとよいことについても話題に上りました。

【授業支援ツール】
・EDB/CMS(コンテンツマネジメントシステム)
・LMS(ラーニングマネジメントシステム)Moodle
・SNS(さとあい)四国の大学生を応援するコミュニティサイト（現在閲覧不可）

【主催】
徳島大学大学教育委員会・FD専門委員会
四国地区大学教職員能力開発ネットワーク