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第3期全学FD推進プログラムの1年目に当たる今年度の教育カンファレンスは、前回と同様に後期授業期間中の1月に大学開放実践センターを会場として開催しました。今年も各学部からの発表があり、発表数は、口頭発表19件、ポスター発表8件の計27件でした。また、特別講演として、京都大学高等教育研究開発推進センターの溝上慎一先生による講演が「どの活動次元でもHigh Performerな学生が高い学習効果を示す」と題して行われ、多様なプログラムが展開されました。参加者は、学外からの参加者12名を含む、約110名でした。

徳島大学FD専門委員会委員長 曽田紘二

日時 平成21年1月21日(水)9:20~17:30(8:45受付開始)
会場 徳島大学開放実践センター

主要プログラム

詳細なプログラムはこちら ⇒平成20年度全学FD徳島大学教育カンファレンスプログラム(154KB) チラシ(1MB)
9:40~12:05 研究発表(午前の部)
1.口頭発表10件
13:00~14:30 特別講演

講 師 溝上慎一先生
京都大学高等教育研究開発推進センター
演 題 「どの活動次元でもHigh Performerな学生が高い学習成果を示す」
講演要旨 私はこれまで、学生の学びと成長に関心を持って大学教育研究を進めてきた。近年どの大学でも教育改革が進み、学生たちにかなりの時間勉強をさせるようになったのは、周知の事実である。果たして、これだけ勉強させることが、本質的に学生たちの成長につながるのだろうか。あるいは、一昔前のように、クラブやサークル、アルバイトなどの課外活動に専心することこそが本質的な学生の成長を規定するものであり、勉強などはいくらやっても成長にはつながらないのだろうか。こうした問いが私にはいつも突きつけられる。当日の講演では、2007年度に実施した 2000人対象の全国 大学生調査の結果を報告し、この問いに答えたい。
また、社会人基礎力、コンピテンシーなどの産業界と接続した技能や態度形成の課題が、大学に突きつけられているのも周知のことである。大学教育は産業界に迎合した教育であってはならないと多くの大学人は言うが、私はこの点、大きくは正しいと考えている。産業界の要請するコンピテンシーと大学教育で形成すべき技能や態度形成のレリバンスを、理系から文系までさまざまな職種を持つANA(全日空)グループの事例を通して考えてみたい。日本の大学が持っている卒業研究の文化的意義も確認したい。

14:30~17:30 研究発表(午後の部)
1.ポスター発表8件 ②口頭発表9件

主催
徳島大学大学教育委員会・FD専門委員会

当日の様子

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学長挨拶

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口頭発表②

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口頭発表①

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ポスター発表

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