今年度から新たに始まった全学FD第Ⅱ期推進プログラムの新たな企画が下記のように開かれました。

第4回 FDラウンドテーブルを開催しました

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【テーマ】はじめよう,eラーニング授業 ~目的に合ったLMSの選択とウェブ教材の作成~
【日 時】平成18年1月30日(月)16時30分~18時30分
【場 所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センター3階)
【話題提供者】 徳島大学 医学部 保健学科 教授 吉永 哲哉先生
【内容】
近年のコンテンツ管理フレームワーク技術の進展により、e コンテンツをだれでも簡単に作成できる環境が整備されつつあります。汎用のいくつかのラーニング・コンテンツ管理システム(LMS)と実際に運用中の私製ウェブ教材の使用例を紹介し、実用的なeラーニング・システムとしての特徴と可能性を議論するための話題が提供されました。教育効果の高いeラーニング授業を設計するための管理システムやウェブ・コンテンツについて一緒に考えました。当日は各学部から新設の授業研究インテリジェントラボに多数の先生方がお集まりになり熱心にeラーニングの可能性について討論されました。今後学内でeラーニング授業設計が進められることと思います。

第3回 FDラウンドテーブルを開催しました

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【テーマ】学期途中の評価をどうするか
【日 時】平成17年11月14日(月)13時00分~15時00分
【場 所】大学開放実践センター 第1講義室
【話題提供者】京都大学 高等教育研究開発推進センター助教授 溝上 慎一先生
溝上慎一先生:
博士(教育学)。ご専門は青年心理学・大学教育研究です。「現代大学生論-ユニバーシティ・ブルーの風に揺れる-」(NHK ブックス・単著)「学生の学びを支援する大学教育」(東信堂・編著)「大学生の自己と生き方-大学生固有の意味世界に迫る大学生心理学-」(ナカニシヤ出版・編著)「大学生論-戦後の大学生論の系譜をふまえて-」(ナカニシヤ出版・編著)「心理学者、大学教育への挑戦」(ナカニシヤ出版・共編著)など大学教育関係著書多数。
【内容】
授業をしていると、思ったよりも学生が理解しておらず驚いたり、あるいはだんだん受講態度が悪くなってきたなどということがあります。このような学期途中の思いがけないことにどう対処するべきか悩まれたことはないでしょうか。
そこで「学期途中の評価をどうするか」について一緒に考えてみました。当日は十数名の参加があり、溝上先生のパワーポイントを使った説明により、先生の今までの授業改善での失敗談、苦労話などがあり、いかによい授業を行うのが難しいかを再認識させられました。結論はよい授業とは、学生が受講後授業に満足し、その授業を受けて良かったと感じられるものである、ということでした。本当にそのような授業を目指したいと思います。

第2回 FDラウンドテーブルを開催しました

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【テーマ】授業をどう始めるか
【日 時】平成17年9月21日(水)16時30分~17時30分
【場 所】大学開放実践センター 会議室(1F)
【話題提供者】 大学開放実践センター助教授 神藤貴昭先生
【内容】
後期授業開始を控えて、授業をどのようにスタートするか考える必要があります。「授業をどう始めるか」について一緒に考えてみる会でした。神藤先生のパワーポイントのスライド上映の後、参加された各先生の授業開始第1回目の様子について発表してもらいました。神藤先生が分類された「学生集団別・第1回目の授業タイプ」(緊張志向vs緩和志向/身体重視vs内容重視)に沿って各先生方の色々な工夫が出てきて、様々なアイデアを共有することができました。後期からの第1回目の授業の重要性が再認識されて、いよいよ10月からの授業が楽しみになってきました。

第1回 FDラウンドテーブルを開催しました

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【テーマ】よい期末試験を作成するには・・・
【日 時】平成17年7月6日(水)16時30分~17時30分
【場 所】大学開放実践センター 会議室
【話題提供者】 大学開放実践センター助教授 川野 卓二先生
【内容】
期末試験を月末に控えて、「よい試験とは・・・」について一緒に考えてみる会でした。その他、教育全般について話し合うことが出来る堅苦しくないFD活動の場になりました。また、来年3月に実施予定の「徳島大学教育カンファレンス」に関する最新情報もありました。

川野先生が作られたパワーポイントの項目別に内容をあげておきます。
■評価の4次元
■テストの持つプラス効果
■テストの持つマイナス効果
■テストを有効利用するための工夫
■テスト準備を促進させる工夫
■テスト問題の構成
■解答時間の目安
■良いテストが持つ特徴
■次のテスト機会に向けた準備

特に印象的だったのは、■テスト準備を促進させる工夫で、自筆の資料(A4版1枚)を持ち込み可とするテストのやり方で、こうすればカンニングはなくなるだろう、という意見が出て、参加者が一致しました。

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