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Q. 氏名  職業

坂本 治美
徳島文理大学保健福祉学部口腔保健学科  講師(執筆当時)

プロフィール(大学学部卒業以降の学歴等)
2010年3月   放送大学教養学部発達と教育専攻  卒業
2015年2月   徳島大学大学院口腔科学教育部口腔保健学専攻修士課程  修了
2017年4月   徳島大学大学院医歯薬学研究部口腔保健福祉学分野  助教
2018年4月   徳島大学大学院医歯薬学研究部口腔保健衛生学分野  助教
2022年4月   徳島文理大学保健福祉学部口腔保健学科  講師
2023年2月   徳島大学大学院口腔科学研究科口腔保健学専攻博士後期課程  修了

Q. 現在の仕事内容について

 私立大学の口腔保健学科で講師として勤務しています。歯科予防処置・歯科診療補助・歯科保健指導など主に歯科衛生士業務に関する科目の講義や基礎実習、臨床実習、卒業研究の指導を行っています。研究活動では、これまでの研究成果を踏まえ、幼児期のう蝕予防につながる研究を進めています。

Q. 修士課程および博士後期課程に進学したきっかけ

 大学病院勤務の時期は、日常の臨床に関係するテーマについて学会発表などを行っていました。しかし、専門的な知識や研究プロセスの理解不足を痛感し、高度な専門知識や研究手法をしっかりと学びたいと思ったのが修士課程に入学したきっかけです。その後、修士課程で得られた成果をさらに発展させ、妊娠期から出産後、幼児期に至る縦断的な研究を実施したいと思うようになり、博士後期課程に進学しました。

Q. 博士後期課程に進学したメリット

 まず、大学病院勤務時代の修士の学位取得が、大学教員を目指す転機となりました。教員となり、また、博士後期課程進学後は、その都度自分に足りない知識やスキルを学び吸収しながら次のステップに進むという日々の連続でしたが、主体的に研究活動を遂行しました。研究データの遅延に伴う研究計画のずれなど現実にはさまざまなトラブルも生じましたが、今できることを常に考え、研究に取り組み続けました。これらの経験は、現在の大学講師としての研究活動においても大いに役立っていると思います。

Q. 博士課程・博士後期課程に進学を考えている方へのメッセージ

 博士課程では、さまざまな専門分野の先生方から講義・演習などを受けることができ、研究者として必要な基礎的知識から難解なデータの解析方法に至るまで習得することが出来ます。私も、社会人大学院生として在学し、仕事と研究との両立は決して楽ではありませんでしたが、計画を立てながら進めることで必要な単位を修得することが出来ました。また、社会人の方は履修期間の延長などの方法を選ぶこともできますので、ぜひキャリアアップの一つとして検討してみてください。

 

 

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