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大学院保健科学研究科長あいさつ

大学院保健科学研究科長 森 健治

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 この数年来、Covid-19の感染拡大に翻弄された社会情勢の中、医療の果たす役割が特に重要視されています。そして、社会に対する医療従事者の貢献度はますます大きなものとなってきております。また、遠くない将来に想定されている南海トラフ地震の対策として、災害時医療体制の備えも必要とされています。徳島大学大学院保健科学研究科では、様々な局面に対し、適切な医療を提供できるような学びの体制を築いていきたいと考えています。

また、子どもから高齢者にいたるまで一生涯にわたる健康を維持するための支援を行う保健学を基盤として学びを深めることができるように心がけています。少子高齢化社会においては、人々の健康に対する関心や医療への期待は高まっており、安全で安心できる専門性の高い医療人の育成が必要とされています。保健科学研究科は、「今日必要とされる医療に対し、保健学の各分野が協力して実地臨床に役立つ新しい知識を構築し、臨床応用を志向した教育・研究を推進することで、健康増進と疾病予防および高度医療・回復支援・生活支援を推進する」ことを理念としています。

 保健科学研究科には、生涯健康支援学領域、医用情報科学領域、医用検査学領域の3領域があります。平成18年に修士課程、平成20年に博士後期課程が設置されてから多くの教育者、研究者、また医療のエキスパートとして社会に貢献できる高度医療専門識者を育て、送り出しています。また、社会に貢献しうる研究成果も数多く報告してきました。医療の高度化、複雑化が加速する昨今、多職種が連携するチーム医療がますます重要となっております。そこで、保健科学研究科としての独自性をもった研究を通して世界に発信していくとともに、他の学問分野と連携・共同し、グローバルな視点での研究を推進する必要があります。蔵本キャンパスの充実した教育・研究資源を有意義に活用して、深い学びを探求していかれることを期待しております。

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