薬物治療学

更新日 平成28年(2016年)12月29日

 

お知らせ

 平成28年11月24日、薬学科6年生(井上真緒さん、樫山勇太さん、木村麻里安さん、佐野晨さん、三木和也さん)の卒業論文発表会がありました。

 

 ★平成28年11月5日~6日、井上真緒さん(薬学科6年生)、木村麻里安さん(薬学科6年生)が就実大学で開催された第 55 回 日本薬学会 中国・四国支部学術大会に参加し、口頭発表を行いました。

  演題 「トランススプライシングを用いたヒトカテプシンAスプライシング異常修復の検討」 井上真緒

     「カテプシン Aスプライシング異常の修復を目指した改変U1 snRNA発現系の構築」 木村麻里安

 

★平成28年10月14日、3年生(薬学科、創製薬科学科)5名が配属されました。卒業までの間、研究、勉強、遊びに励んで下さい。

 

★徳島大学の広報誌「とくtalk(159号)~2015 春号~」にて、研究室が紹介されました。

   とくtalk(159号)~2015 春号~

 

★過去のお知らせ 

 

研究内容

薬物治療をキーワードに、生体での薬の作用・動態に焦点を当てた研究を行っています。

1.虚血再還流障害の発症・進展に関与する生体内因子の役割解明と新しい薬物治療戦略の確立

虚血再還流障害とは、血流が一定時間途絶した後に再開すると組織障害が増悪する現象で、その発症過程は血流再開による再酸素化によって引き起こされることから『oxygen paradox』と呼ばれている。 心筋梗塞などの血栓症治療や潰瘍発症、移植の成否などに関わる臨床上重要な現象で、その予防法の確立が大きな課題となっている。そこで、心筋虚血再還流動物モデルや培養細胞を用いて、核内受容体PPAR-γなどを標的とした新しい薬物治療法の有効性について検討を行っている。

 

 

2.薬物間相互作用の機序解明と予測法に関する研究

薬物輸送担体は薬物の体内動態を決定する重要な因子である。目的薬物の体内動態に関与する薬物輸送担体を明らかにすることにより、輸送担体レベルで生じる薬物間相互作用の解析と予測が可能になる。当研究室では抗てんかん薬として使用されているバルプロ酸の吸収メカニズムを解析し、カルバペネム系抗生物質によるバルプロ酸の吸収阻害の詳細な機序解明を行っている。

 

3.改変U1 snRNA分子による遺伝子発現制御法の開発

 スプライシングはU1 snRNAmRNA前駆体のexon-intron境界部位(5’ss)と塩基対を形成することで開始される。しかし5'ssに変異があるとU1 snRNAが塩基対形成できないため、正常なmRNAが産生されずタンパク質が欠損する。このようなスプライス異常によって、重篤な先天性疾患が発症する例がいくつか知られている。当研究室では、変異5’ssと塩基対を形成できるように改変したU1 snRNAを細胞に発現させ、スプライス異常の修復を試みている。

 現在、創薬生命工学分野 伊藤教授との共同研究で、リソソーム酵素であるカテプシンAのスプライス異常を修復可能なU1 snRNAの作製とその効果の検証を行っている。

2015 HBS 概要.jpg

 4.褐色脂肪組織に特徴的なカルニチンパルミトイルトランスフェラーゼⅠの構造と機能解析

  哺乳動物は糖や脂肪を積極的に燃焼する特殊な脂肪組織(褐色脂肪組織)を有している.この組織の働きをさらに解明する目的で、褐色脂肪組織に特徴的に存在する新規タンパク質の探索を行った結果、長鎖脂肪酸のミトコンドリアへの取り込みに必須なカルニチンパルミトイルトランスフェラーゼⅠ(CPT1)の筋型アイソフォームを同定することに成功した。肝型CPT1との構造や物理化学的性質を比較することにより、筋型CPT1の機能に重要な領域を同定することを目的として現在研究を行っている。

 

 Fig 03Yamazaki.jpg

 

研究室メンバー

サムネイル写真(滝口教授) 教授  Professor
滝口 祥令   TAKIGUCHI, Yoshiharu
TEL/FAX:088-633-7466  

 

 

サムネイル写真(山﨑准教授) 准教授  Associate Professor
山﨑 尚志  YAMAZAKI, Naoshi
TEL/FAX:088-633-9516  nyamazaki@tokushima-u.ac.jp

 

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