徳島大学工学部では、平成25年度より夜間主コースに「フレックス履修制度※1」(充実した教育プログラム)をスタートします。
特色ある自由度の高い履修方法と経済的な授業料で学べる魅力的な履修制度として、幅広い専門分野で活躍できる実践力のある人材育成を目指します。

フレックスコースタイトル画像

フレックス履修対応学科

建設工学科、機械工学科、化学応用工学科、生物工学科、電気電子工学科、知能情報工学科

定員

50名

※1 夜間主コースの履修形態を変更して、昼間の学生と一緒に多くの授業が受けられる教育プログラムです。

徳島大学工学部夜間主コースフレックス履修制度の案内

徳島大学工学部夜間主コースフレックス履修制度※2に関するQ&A

Q1.【フレックス履修って何?】徳島大学工学部には、昼間コースと夜間主コースがありますが、フレックス履修っていつからスタートしますか?どのような特色がありますか?

A1.フレックス履修は、夜間主コースの履修形態を変更して、昼間の学生と一緒に合同授業が受けられることにより十分な履修時間を確保した履修形態のことです。多様な学生に適合できる自由度の高いカリキュラムを経済的な授業料で実践力を身につけることができます。平成25年度入試からスタートしました。
 フレックス履修では、午後からの時間帯(14:35~19:30)に設定されている主カリキュラムの中から昼間コース学生と一緒に実験科目、卒業研究、豊富な選択科目の履修ができます。
フレックス履修時間

このフレックス履修制度では、“幅広い専門分野で活躍できる実践力のある人材育成”を目標に、1年次に特別教育科目が設定され、入学後は広い分野の専門基礎教育を充実させ、ものづくり教育の基礎を学んだ後に、専門分野の教育が受けられます。このため、自分の進みたい専門分野で、フレックス履修を活用した豊富な選択科目が受けられ、実験や卒業研究により、専門分野の実力と応用力を身につけることができます。

フレックス履修による学習目標と履修課程

なお、フレックス履修は、夜間主コースの履修形態を拡張したものですので、授業料は従来通り昼間コースの半額となり、とても経済的で、勉学に専念できます。
なお、夜間主コースは、各学科の定員が少ないことと、入学後の進路選択の幅を広げるため、全学科共通入試となります。第3志望学科まで志願できて受験にも有利です。

Q2.【入学選抜方法は変わる?】フレックス履修に対応する学科と定員は?また、入学選抜方法は、どのようになっていますか?

A2.フレックス履修は、夜間主コースの履修形態を変更して実施するものですので、従来からの夜間主コース全ての学科で開講します。学科によって入学定員は異なりますが、総定員はこれまでと同じ50名です。夜間主コースの選抜方法には、センター試験を課す一般入試とセンター試験を課さない特別入試があります。
一般入試では、センター試験と個別学力入試の合計で選抜しますが、全学科一括の共通試験となり、第3志望まで学科を選択することができます。入学試験成績と志望学科をもとに総合選抜されます。
特別入試は、専門教育を主とする学科または総合学科のみが対象である特別入試(推薦Ⅰ)と社会人特別入試があり、推薦書を元に面接試験で選抜します。
フレックス履修制度を採る夜間主コースの入学選抜試験レベルは、昼間コースの学生と一緒の質の高い教育を提供するため、昼間コースと同等となります。

フレックス履修履修による夜間主コースの教育プログラム

Q3.【フレックス履修制度を利用して卒業すると?】夜間主コースに入学してフレックス履修制度を利用して卒業すると、どのようになりますか?卒業後の進路・就職はどうなりますか?

A3.フレックス履修制度を採る夜間主コースでは、 一括して全学科共通科目入試を行いますが、 1年次に特別教育科目が設定されていて、入学後に幅広い分野の専門基礎教育を充実させ、ものづくり教育の基礎を学んだ後に、専門分野の教育が受けられます。
フレックス履修制度では、“幅広い専門分野で活躍できる実践力のある人材育成”を目標としており、自分の進みたい専門分野で、フレックス履修を活用した豊富な選択科目が受けられますので、幅広い専門分野の知識も身に付けられます。そして、実験や卒業研究により、専門分野の実力と応用力を十分身につけることができますので、就職・進学に大変有利になると考えられます。
なお、就職活動においても、これまでの履修時間の限定された夜間主コースとは異なり、昼間コース学生と同様に、通常は卒業研究に着手した時点で卒業に必要な単位数はほぼ修得できますので、学んだ知識や経験を活かして就職・進学に臨むことができます。
また、フレックス履修制度を利用して卒業すると、従来通り、昼間コース、夜間主コースの区別なく工学部の卒業証書が発行されます。
就職・進学活動の基本は、専門分野における基礎学力と実践力ある実力をつけることですが、フレックス履修制度はこれに十分応えることができます。

Q4.【フレックス履修と昼間コースの履修との違いは?】フレックス履修制度は、新しい教育プログラムで、昼間で数多くの科目の履修や十分な卒業研究も行えるようですが、昼間コースの履修との違いは?

A4.フレックス履修は、 昼間コースやこれまでの夜間主コースの学生とは異なる、より多様性のある学生に対応した履修形態です。
履修内容は、入学後に幅広い分野の専門基礎教育を充実させ、ものづくり教育の基礎を学んだ後に、専門分野の教育を受け、卒業研究が受けられる魅力ある教育プログラムです。
フレックス履修制度には、“幅広い専門分野で活躍できる実践力のある人材育成”を目標に各学科で科目が設定されており、その主カリキュラムは7~12講時(14:35~19:30)に開講されております。
フレックス履修制度を利用しての卒業に必要な単位数は、フレックス履修制度の主カリキュラム科目の取得に加えて、昼間コースに開講されている豊富な合同の選択講義科目の単位修得で満たすことができます。これにより修得した単位は、フレックス履修制度の主カリキュラムの科目と重複しない限り卒業に必要な単位に含めることができます。ただし、他学部他学科や放送大学、昼間コースの開講科目等を含め60単位(卒業に必要な単位数は135単位以上)の範囲内とします。
授業料も昼間コースの半額で、経済的であり、一度社会に出て再度専門教育を受ける学生など、多様な学生の勉学環境としても適した教育プログラムといえます。
また、フレックス履修制度では、全学科共通の入学試験に加えて、ものづくり教育の基礎となる幅広い分野の専門基礎教育を履修します。

Q5.【フレックス履修制度の位置づけは?】徳島大学工学部でフレックス履修制度の導入に至った経緯と位置づけは?また、夜間主コースにおける社会人教育は今後どうなりますか?

A5.本学の夜間主コースは、工業短期大学部を廃止して学部組織として平成6年に設置されましたが、今日まで6学科での教育体制を堅持し、夜間開講科目数も328と全国で群を抜いて数多く開講し、地域における幅広い工学分野の技術者教育を継続してきました。しかしながら、本学においても、近年、社会人学生は各学年で1名程度と激減してきました。また、18歳人口の減少に伴い、全入時代に入り、夜間だけの限られた開講時間での履修教育に限界が生じております。
一方、一度社会に出てから再度専門教育を受ける学生も増加することが見込まれます。また、より幅広い分野を履修する学生、ものづくり力を身につけようとする学生など、今後ますます多様化した学生が増加することが見込まれております。
そこで、夜間主コースを見直し教育内容を充実させると共に、これまでの社会人教育体制を堅持するだけでなく、昼間の履修が可能な多様な学生に適合できる自由度の高い履修制度と経済的な授業料で実践力を身につけることができる新しくフレックス履修制度を導入しました。
なお、夜間主コースにおける社会人教育については、従来通り、夜間にのみ開講される科目を基本とし、個別履修特別教育プログラムを履修することにより卒業することができます。

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