毎年恒例となっております薬用植物園一般開放を10月3日(月)から7日(金)の5日間開催したところ、およそ400名の方が来園されました。今回の開放では、研修室にて最古の本草書である神農本草経を紹介したスライドを上映するとともに、その収載生薬や一般公開では初公開となる珍しいキノコの標本を展示し、徳島大学生薬学分野の柏田教授、田中准教授、今林技術職員、大学院生、学部生が来園者に説明をしました。来園者の方々は熱心に説明を聞かれ、メモや写真を撮られる方もいらっしゃいました。また、園内のハーブ園で栽培した植物から作るフレッシュハーブティーの紹介を行い、大変好評でした。今年は荒天の日が多かったにも関わらず、多くのご来園ありがとうございました。薬用植物園では、今後も保存・収集・研究・社会貢献を行い、薬学の発展のため努めてまいりますので、皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
園内を見学し、職員から説明を受ける来園者の方々
お茶で目にすることの多いハトムギ
甘~いステビア
二日酔いの味方 ウコン
灌仏会(花祭り)の際に仏像に注ぎかける甘茶
絶滅危惧種のハマビシの群落 金平糖のような実がなっています。
温室ではパパイヤの花がたくさん咲いていました。
(今のところ)世界で2番目に辛いトウガラシ
研修室にもたくさんの方が来てくださいました。
今回初公開となる約30~50年前のキノコの標本
フレッシュハーブティの紹介
今年紹介したフレッシュハーブティにはこちらのハーブが入っています
学生に質問をする来園者
中国最古の薬物書『神農本草経』に記載されている生薬を展示しました
生薬は『神農本草経』の分類に沿って「上品」「中品」「下品」に分けて展示しました
絶滅危惧種のトチカガミ 可憐な白い花を咲かせています。
ノブドウに青色や紫色のカラフルな実がなっています
近隣の保育所の皆さんも見学に来てくれました