平成17年は10月24日(月曜日)~10月28日(金曜日)の期間で、一般開放を行いました。通常は抽選による約60名様までの見学で、時間も半 日だったのですが、今回は初めての試みで、5日間の午前9時から午後17時までの時間帯であれば、どなたでも自由に見学していただけるスタイルにしたとこ ろ、およそ1000名の方に来ていただけました。みなさん、ありがとうございました。

pub_2005_001.jpg ここは、人気のハーブ園です。近くの保育所のみなさんが見学に来てくれました。この後、たくさんのミントの香りを楽しんでもらいました。
pub_2005_002.jpg 左の写真の植物は、和名はキバナオランダセンニチといい、キク科のオランダセンニチ属の植物です。別名パラクレスやハトウガラシともいわれ、葉や花 を噛むと約10分間、口の中が痺れるくらい辛いです。「クレソン」のかわりにサラダに利用されるそうです。1年草の植物で、夏から秋にかけて、黄色でボー ルのような花をたくさんつけます。冬になると、このボールのような花が、茶色に変わっていき、この中には、約2mmの細長い種子がたくさんできます。とて も栽培が簡単ですし、たくさんの花をつけ、また花の期間も長いのでおすすめです。
pub_2005_003.jpg 左の写真は、シクンシです。シクンシは熱帯アジアに広く分布し、中国では四川、広西、広東省などで栽培されています。日当たりのよい山の斜面や水辺 などに生え、日本でも花が美しいので、庭の花木として、石垣島や西表島で植生されています。花にはモモの果実のような香りがして、花の色は、開き始めは白 色で、その後ピンク色、赤色に変化して咲き分けているように見えます。
pub_2005_004.jpg シクンシのことを四国放送さんが取り上げてくれました。アナウンサーさんに説明しているのが、高石教授です。その様子を夜の番組で取り上げてくれて、つぎの日から見学される方がとても多くなりました。ありがとうございました。
pub_2005_005.jpg 栽培温室に植えて5年目になるトウガラシです。草から木になったトウガラシは、とても人気もので、いつもたくさんの人が集まります。薬用植物園の目玉の一つになっています。ちなみに高石教授の研究室では、トウガラシの根、葉、茎などから新規化合物が見つけられました。
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