令和4年8月18日(木), 19日(金)に独立行政法人日本学術振興会研究成果の社会還元・普及事業「ひらめき☆ときめきサイエンス:細胞内シグナル伝達系の重要性を理解しようー恒常性の破綻とがん細胞ー」 を開催しました。 夏休み終盤にも関わらず, 県内外からのべ16人の高校生の皆様が元気よく参加してくれました。

開講式・講義
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開講式

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福島助教による講義 

福島助教より, 本事業の説明及び科研費の役割について説明がありました。 また, 生命薬理分野で行っている研究テーマの紹介と, 本日行ってもらう実験の説明がありました。

実験

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実験細胞株への試薬の添加の様子

講義後は研究室へ移動し, 実験を行いました。参加者は3つのグループに分かれ, 3種類の別々の細胞に対して, 細胞内シグナルを活性化したり抑制化したりする試薬を添加しました。研究室の教員・学生が日々使用しているものと同じ実験器具を使ってもらうことで, 実際の実験操作を体験してもらいました。

施設見学等
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中央機器室

生命薬理学分野の研究室と中央機器室を見学しました。皆が行った実験結果について確認し, がん細胞と正常細胞の性質の違いについて, 本日行った実験結果からどのような可能性が考えられるか考察しました。 また, 徳島大学薬学部のカリキュラムについて紹介しました。

修了式(未来博士号授与)

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未来博士号授与 

修了式では,参加者全員に未来博士号が授与されました。

本事業を終えて

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集合写真(8月18日)

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集合写真(8月19日)

ひらめき☆ときめきサイエンスに県内外から多くのご参加を頂き,ありがとうございました。
今回のプログラム内容は, それぞれ由来が異なる細胞に, 細胞内シグナル伝達系を活性化あるいは抑制化する試薬を添加し, 細胞にどのような変化が起こるか観察することで, 薬理学の研究手法と考え方を体験してもらう内容でした。一日がかりのタイトなプログラムでしたが, 高校生の皆様からは, 「実験が楽しかった」,「研究に興味をもった」などの感想をいただき, 実施代表者として大変うれしく思っています。 今後も, 薬学部の特徴を活かしたプログラムを展開していきたいと考えています。
 

実施代表者

福島 圭穣 (大学院医歯薬学研究部 助教)

実施分担者

藤野 裕道 (大学院医歯薬学研究部 教授)
 

これまで実施したプログラム

  • 平成29年度 創薬体験・ひらめき☆ときめきサイエンス
  • 平成28年度 創薬体験・ひらめき☆ときめきサイエンス
  • 平成27年度 創薬体験・ひらめき☆ときめきサイエンス
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