徳島(とくしま)大学(だいがく)皮膚(ひふ)科学(かがく)教室(きょうしつ)は、四国(しこく)の中(なか)で最も(もっとも)長い(ながい)歴史(れきし)と伝統(でんとう)をもつ皮膚(ひふ)科学(かがく)教室(きょうしつ)です。
平成(へいせい)23年(ねん)10月(じゅうがつ)に久保(くぼ)宜(むべ)明(あきら)が第(だい)4代(だい)教授(きょうじゅ)に就任(しゅうにん)いたしました。

皮膚(ひふ)科学(かがく)は、男女(だんじょ)問わ(とわ)ず全(ぜん)年齢(ねんれい)の皮膚(ひふ)・粘膜(ねんまく)に生じる(しょうじる)あらゆる病変(びょうへん)を扱い(あつかい)ます。疾患(しっかん)の多く(おおく)は患者(かんじゃ)さんのQOL（クオリティオブライフ）と直接(ちょくせつ)結びつき(むすびつき)、また内臓(ないぞう)の鏡(かがみ)といわれるように全身(ぜんしん)の変化(へんか)が皮膚(ひふ)の変化(へんか)としてあらわれることも珍しく(めずらしく)ありません。微小(びしょう)な皮膚(ひふ)の変化(へんか)を見逃さ(みのがさ)ず、患者(かんじゃ)さんの心(こころ)の痛み(いたみ)がわかる皮膚(ひふ)科(か)医(い)を育成(いくせい)し、四国(しこく)の地域(ちいき)医療(いりょう)に貢献(こうけん)したいと思い(おもい)ます。幅広い(はばひろい)領域(りょういき)にわたる診療(しんりょう)に加え(くわえ)、皮膚(ひふ)癌(がん)、遺伝(いでん)病(びょう)、脱毛(だつもう)症(しょう)などある特定(とくてい)の専門(せんもん)分野(ぶんや)において、難治(なんじ)な病変(びょうへん)への新しい(あたらしい)治療(ちりょう)の開発(かいはつ)をめざし、病態(びょうたい)解明(かいめい)のために基礎(きそ)研究(けんきゅう)を行い(おこない)、その成果(せいか)のもとに臨床(りんしょう)研究(けんきゅう)を行う(おこなう)ことが必要(ひつよう)です。それらを実践(じっせん)できるリサーチマインドを持っ(もっ)た皮膚(ひふ)科(か)医(い)を育成(いくせい)し、当(とう)教室(きょうしつ)オリジナルな研究(けんきゅう)を行い(おこない)患者(かんじゃ)さんのもとへ還元(かんげん)したいと考え(かんがえ)ています。

我々(われわれ)の教室(きょうしつ)は、地域(ちいき)医療(いりょう)の最後(さいご)の砦(とりで)としてあらゆる難治(なんじ)な患者(かんじゃ)さんを加療(かりょう)するとともに、臨床(りんしょう)・研究(けんきゅう)・教育(きょういく)をバランスよく機能(きのう)させ、教室(きょうしつ)員(いん)が各自(かくじ)の思う存分(おもうぞんぶん)の働き(はたらき)ができるような活気(かっき)あふれる教室(きょうしつ)をめざしたいと思い(おもい)ます。