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医学研究科長
西岡 安彦

徳島大学医学部は、昭和18(1943)年に四国最初の医学専門学校である「徳島県立徳島医学専門学校」として設立され、昭和24(1949)年5月に国立大学設置法により四国唯一の国立大学医学部となりました。大学院は昭和30(1955)年に大学院医学研究科(博士課程)が設置され、平成15年(2003)年に修士課程も設置されました。平成16(2004)年に医学、栄養学、歯学、薬学の各研究科が統合され、教員組織であるヘルスバイオサイエンス研究部(2015年に「医歯薬学研究部」に名称変更)が設置されたことに伴い、教育組織である大学院医科学教育部(医科学専攻、医学専攻)に改組され、令和4(2022)年4月より名称変更により大学院医学研究科(医科学専攻、医学専攻)となりました。

「先端的で独創的な基礎・臨床研究の推進」は大学の使命の一つであり、研究を進める上では大学院の充実が必須です。徳島大学医学研究科は、「先端的な研究活動に必要な高度の研究能力と豊かな学識を備え、医療の高度化に寄与しうる高い専門知識・能力をもった研究者、ならびに臨床医を育成する。あわせて個性的な研究を推進・結実させ、未来を創る活力をもった大学院として医学の進歩と国民の健康の増進に寄与すること」を目的としています。大学院研究の発展には、「優れた研究の推進」と「人材確保と人材育成」が問題となります(両者は関連していますが)。人材確保と人材育成は意識して取り組む必要があり、医学研究科と医学部医学科との連携が重要になります。具体的には既に医学科で進められている総合選抜型入試「四国研究医型」→Student Lab→MD-PhDコース(あるいは大学院)の流れを丁寧に、そして確実に進めていくことが重要と考えています。学生の研究への興味を刺激し、研究に積極的に取り組む学生を一人でも増やし、結果的に大学院が人的にも質的にも充実することを目標としています。入学後のStudent Labから始まる取り組みを継承し、さらなる充実を目指します。

一方、研究の遂行においても連携が重要です。全学的に進められているクラスター研究がその代表で、限られた徳島大学のリソースを最大限に活かすために重要なアプローチと考えられます。現在、全学的に進められている研究に、内閣府の「地方大学・地域産業創生交付金事業」の医光融合研究と、科学技術振興機構の「共創の場形成支援プログラム」(政策重点分野「バイオ分野」、代表機関:国立循環器病研究センター)があります。前者はpLED(ポストLEDフォトニクス研究所)、後者は医学研究科が中心に活動していますが、全学的な連携で進められています。
医学研究科では、蔵本キャンパスにある口腔科学、薬学、医科栄養学、保健学の研究科、先端酵素学研究所および大学病院や、pLEDやバイオイノベーション研究所との連携のもと大学院教育に取り組むとともに、独創的な研究の発出と高い研究能力を持った基礎・臨床研究者の育成を通して医学の進歩と国民の健康の増進に貢献していく所存です。

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