ALSの治験で症状の進行抑制効果を確認しました

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 梶龍兒特命教授(主任研究者)、大学院医歯薬学研究部医学域臨床神経科学分野 和泉唯信教授(治験調整医師)らの研究チームは、発症早期の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者に対する高用量メチルコバラミンの有効性、安全性を検証する目的で「高用量メチルコバラミンの筋萎縮性側索硬化症に対する第Ⅲ相試験-医師主導治験-」を行いました。本治験は徳島大学病院をはじめ、全国25施設で実施されました。
 その結果、高用量メチルコバラミンはプラセボ(有効成分を含まない偽薬)と比較して有意に症状の進行を抑制し、発症早期ALS患者に対する高用量メチルコバラミンの有効性、安全性が改めて確認されたことから、今後、画期的な治療法となることが期待されます。
 また、本研究結果は国際的に著名な科学雑誌JAMA Neurologyに掲載されました。

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発症早期の筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者さんを対象とした高用量メチルコバラミン第Ⅲ相試験(JETALS)のご報告 注)無断転載禁止 (PDF 1010KB)

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