研究概要

循環器内科学分野では、臨床で抱くテーマを基礎的に研究し、そこから得られた知見を次世代の診断、治療技術へ確立していくトランスレーショナル研究を推進している。具体的には、動脈硬化の病態解明、冠動脈疾患に対する新規の診断と治療法の開発、重症心不全に対する新規治療法の開発、生理活性物質の診断・治療への応用、幹細胞や遺伝子を用いた再生療法、メタボリックシンドロームと脂肪細胞の関係、心血管病と炎症の関係、バイオ人工血管の開発、血液バイオマーカーや心臓・血管超音波を用いた臨床研究等を行っている。

主要研究テーマ

  1. グルココルチコイド誘発性血管内皮機能障害の発症機序の解明ならびに治療法の開発
  2. BMK1/ERK5による新たな血管内皮細胞機能制御機構の解明
  3. ヘパリンコファクターII(HCII)活性の冠動脈病変における臨床的意義の検討
  4. 生理活性ペプチドを用いた新しい心臓病治療法の開発
  5. 超音波を用いた各種心疾患における左房-左室連関の検討
  6. 心房細動における左室拡張機能の評価
  7. 肥大型心筋症に対するレニンアンギオテンシン変換酵素阻害剤の有効性の検討
  8. 各種体性幹細胞を用いた血管新生療法の開発
  9. 高脂血症治療薬であるスタチンの心血管・腎保護効果とその作用機序
  10. 生活習慣病によって脂肪組織と動脈壁で慢性炎症が生じる機序の解明と治療法の開発

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