生体防御医学分野

安友康二教授

免疫システムは多種多様な細胞集団と、細胞に発現する分子群の複雑なネットワークにより形成されている。我々は、免疫システムの構築とその恒常性の維持機構を解明することを目的とした研究を行い、免疫関連疾患に対する新たな治療法および診断法の開発を目指している。特に、Notch分子群によるT リンパ球分化制御機構、自己免疫疾患の遺伝子解析、マラリア原虫感染に対する免疫応答機構について多面的かつ総合的な解析を行っている。それに加え、癌に対する新たな診断法の開発に関する萌芽的な研究も行っている。

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微生物病原学分野

野間口雅子教授

ウイルスは「最小の生命体」として、それぞれ固有の生活環と感染環を有し、全ての生物に存在します。また、ヒポクラテスの時代からインフルエンザと対峙し、現在も、エボラウイルス病やSARS(重症急性呼吸器症候群)など新興・再興感染症の脅威に曝されています。ヒトが生存する限りウイルス感染症との攻防は尽きることはありません。 ウイルスが生存していくためには、刻々と変化していく宿主や環境の中で常に適応していく必要があります。この根源的特性を支えるのは、ウイルスが持つ高い変異・適応能であり、この能力が生存戦略の要となります。当分野では、ヒトの病原性ウイルス(特にHIV-1)について、ウイルスの変異・適応や宿主との相互作用の総合的理解、および、この理解に基づく複製制御法の確立を目指して研究を遂行しています。

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