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【10/18開催】脇町高校で出張講義を実施

 スーパーサイエンスハイスクールとして、「地方における、IoT/AIを活用し未来を創造できる科学技術人材の育成」を目指す脇町高校と、地域の発展に貢献する人材の育成を目指す徳島大学が協力し、令和4年10月18日(火)に、脇町高校にて出張講義を実施しました。
 当日は、福井清副学長が同校を訪問し、医学・医療系を中心に理系進学を目指す1~3年生33人と学校長並びに担当教諭に対し、 昨年10月に海外特別講演会として開催した、ノベール賞受賞者(2004年)でテクニオンーイスラエル工科大学のAaron Ciechanover特別教授の『The Revolution of Personalized Medicine』の録画(日本語字幕付き)を教材に、個別化医療について紹介しました。
 本教材は、個々の患者が有する分子・変異プロファイルに適合した(tailored)治療を行うPersonalized Medicine(個別化医療)の現状と展望について、医学・生命科学研究の世界のトップランナーとしての視点から分かりやすく解説いただいたものです。
 生徒の皆様から寄せられた感想では、最先端のがん治療の進歩、様々な専門分野の研究者が協力する必要性と国内外を問わない広い人脈の重要性が、強く印象に残ったようです。「自分たちが今まさに起こっている医療の革命の当事者であり、科学の世界の先頭に立って革命を起こしていくという自覚を持ちたい」といった力強い生の声も寄せられました。
 また、今回の受講者は3年生の生徒が中心で、大学進学後の学び、特に徳島大学での教育や研究について具体的かつ熱心なご質問を頂きました。とくに専門分野を超えた連携の意義に関連して、徳島大学に来年度に理工学部に設置される医工・医光連携コースについてもその教育内容や就職を含めた将来展望についての質問があり、関心の高さが感じられました。
 地域振興を目指す次世代ひかりトクシマ事業として、徳島大学は今後もこのような県内高校生への出張講義を実施し、国際感覚を身に付けた次世代を担う人材の裾野拡大や今後の地域の発展に貢献する人材を育成する取組を進めてまいります。

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