徳島(とくしま)大学(だいがく)歯学部(しがくぶ)Niken記念(きねん)国際(こくさい)交流(こうりゅう)奨励(しょうれい)賞(しょう)
The Niken Memorial Scholarship Program

　このたび下記(かき)のとおり徳島大学(とくしまだいがく)歯学部(しがくぶ)Niken記念(きねん)国際(こくさい)交流(こうりゅう)奨励(しょうれい)賞(しょう)（以下(いか)「奨励(しょうれい)賞(しょう)」という。）の募集(ぼしゅう)をします。つきましては、ご協力(きょうりょく)ご支援(しえん)を賜り(たまわり)ますよう心(こころ)よりお願い(おねがい)申し上げ(もうしあげ)ます。

歯(は) 学(まなぶ) 部(ぶ) 長(ちょう)

【本(ほん)奨励(しょうれい)賞(しょう)の目的(もくてき)】
　本(ほん)奨励(しょうれい)賞(しょう)は、Niken教授(きょうじゅ)の意志(いし)を引き継ぎ(ひきつぎ)、徳島(とくしま)大学(だいがく)およびインドネシアの学生(がくせい)、教員(きょういん)が教育(きょういく)、研究(けんきゅう)、キャリアパスを前進(ぜんしん)させる機会(きかい)を提供(ていきょう)する。本(ほん)奨励(しょうれい)賞(しょう)は、本(ほん)奨励(しょうれい)賞(しょう)にふさわしい学生(がくせい)、教員(きょういん)が将来(しょうらい)「グローバルな歯科(しか)医(い)」になることを期待(きたい)するものである。

1. Niken記念(きねん)国際(こくさい)交流(こうりゅう)研究(けんきゅう)奨励(しょうれい)賞(しょう)　The Niken Memorial Scholarship Award for Health promotion
   インドネシアの国籍(こくせき)を持ち(もち)徳島(とくしま)大学(だいがく)大学院(だいがくいん)口腔(こうこう)科学(かがく)教育(きょういく)部(ぶ)に在籍(ざいせき)する学生(がくせい)、または徳島(とくしま)大学(だいがく)歯学部(しがくぶ)と学術(がくじゅつ)交流(こうりゅう)協定(きょうてい)を締結(ていけつ)しているインドネシアの大学(だいがく)歯学部(しがくぶ)に在籍(ざいせき)する教員(きょういん)のうちHealth promotionに関する(にかんする)研究(けんきゅう)に携わっ(たずさわっ)ている者(もの)若干(じゃっかん)名(めい)。
2. Niken記念(きねん)国際(こくさい)交流(こうりゅう)研究(けんきゅう)奨励(しょうれい)賞(しょう)　The Niken Memorial Scholarship Award for Dental materials, magnetics, and devices
   徳島(とくしま)大学(だいがく)歯学部(しがくぶ)教員(きょういん)、徳島(とくしま)大学(だいがく)大学院(だいがくいん)口腔(こうこう)科学(かがく)研究(けんきゅう)科(か)に在籍(ざいせき)する学生(がくせい)、または徳島(とくしま)大学(だいがく)歯学部(しがくぶ)と学術(がくじゅつ)交流(こうりゅう)協定(きょうてい)を締結(ていけつ)しているインドネシアの大学(だいがく)歯学部(しがくぶ)に在籍(ざいせき)する教員(きょういん)のうち歯科(しか)用(よう)器材(きざい)、磁気(じき)歯科(しか)に関する(にかんする)研究(けんきゅう)に携わっ(たずさわっ)ている者(もの)若干(じゃっかん)名(めい)。
3. Niken記念(きねん)国際(こくさい)交流(こうりゅう)奨学(しょうがく)金(きん)　The Niken Memorial Scholarship award for International Exchange
   徳島(とくしま)大学(だいがく)歯学部(しがくぶ)に在籍(ざいせき)する学生(がくせい)、および徳島(とくしま)大学(だいがく)歯学部(しがくぶ)と学術(がくじゅつ)交流(こうりゅう)協定(きょうてい)を締結(ていけつ)しているインドネシアの大学(だいがく)歯学部(しがくぶ)に在籍(ざいせき)する学生(がくせい)のうち交換(こうかん)留学(りゅうがく)プログラム等(とう)に参加(さんか)、または参加(さんか)予定(よてい)のある者(もの)各(かく)若干(じゃっかん)名(めい)。

【趣(おもむき)　旨(むね)】
　本(ほん)奨励(しょうれい)賞(しょう)は、2020年(ねん)11月(じゅういちがつ)に78歳(さい)でご逝去(せいきょ)されたNiken Widyanti Sriyono教授(きょうじゅ)の功績(こうせき)を記念(きねん)し、徳島(とくしま)大学(だいがく)歯学部(しがくぶ)に設置(せっち)するものである。
　Niken教授(きょうじゅ)は、1942年(ねん)8月(はちがつ)18日(にち)にインドネシアの東(ひがし)ジャワ州(しゅう)ジョンバンでお生まれ(うまれ)になった。1974年(ねん)にインドネシアガジャマダ大学(だいがく)歯学部(しがくぶ)を卒業(そつぎょう)し、オーストラリアのシドニー大学(しどにーだいがく)で歯科(しか)医学(いがく)の修士(しゅうし)号(ごう)を取得(しゅとく)された。ガジャマダ大学(だいがく)とムハンマディヤジョグジャカルタ大学(だいがく)歯学部(しがくぶ)で長年(ながねん)教鞭(きょうべん)を執ら(とら)れ、逝去(せいきょ)される直前(ちょくぜん)まで車椅子(くるまいす)で講義(こうぎ)をされた。Niken教授(きょうじゅ)は、研究(けんきゅう)者(しゃ)および教育(きょういく)者(しゃ)としての生涯(しょうがい)で29の書籍(しょせき)を出版(しゅっぱん)し、学部(がくぶ)および大学(だいがく)レベルでの学内(がくない)雑誌(ざっし)の編集(へんしゅう)、Health promotion分野(ぶんや)の責任(せきにん)者(しゃ)、学部(がくぶ)・大学院(だいがくいん)教育(きょういく)プログラムの責任(せきにん)者(しゃ)、国際(こくさい)交流(こうりゅう)の責任(せきにん)者(しゃ)をされた。その功績(こうせき)から、逝去(せいきょ)前(まえ)にガジャマダ大学(だいがく)から名誉(めいよ)教授(きょうじゅ)の称号(しょうごう)を授与(じゅよ)された。Niken教授(きょうじゅ)は、Health promotion、つまり、地域(ちいき)における人(ひと)への尊重(そんちょう)しながらの口腔(こうこう)健康(けんこう)増進(ぞうしん)の重要(じゅうよう)性(せい)を理解(りかい)するともに、グローバル志向(しこう)の教育(きょういく)者(しゃ)、研究(けんきゅう)者(しゃ)、メンターであった。さまざまな背景(はいけい)や考え(かんがえ)を持つ(もつ)人(ひと)へのケアを提供(ていきょう)するすべきであると同時に(どうじに)「グローバルな歯科(しか)医師(いし)」であるべきだという考え(かんがえ)を学生(がくせい)の心(こころ)に植え付け(うえつけ)た。
　徳島(とくしま)大学(だいがく)歯学部(しがくぶ)との関係(かんけい)では、1994年(ねん)にガジャマダ大学(だいがく)歯学部(しがくぶ)との、2011年(ねん)にムハンマディヤジョグジャカルタ大学(だいがく)歯学部(しがくぶ)との国際(こくさい)交流(こうりゅう)協定(きょうてい)締結(ていけつ)に尽力(じんりょく)され、併せ(あわせ)て数(すう)多く(おおく)の優秀(ゆうしゅう)なインドネシアの学生(がくせい)を徳島(とくしま)大学(だいがく)大学院(だいがくいん)歯学(しがく)研究(けんきゅう)科(か)（口腔(こうこう)科学(かがく)教育(きょういく)部(ぶ)）に派遣(はけん)され、徳島(とくしま)大学(だいがく)の国際(こくさい)化(か)に多大(ただい)な貢献(こうけん)をされた。また、学部(がくぶ)学生(がくせい)交換(こうかん)プログラムの実施(じっし)にも尽力(じんりょく)された。
 

●Niken記念(きねん)国際(こくさい)交流(こうりゅう)奨励(しょうれい)賞(しょう)は以下(いか)の方々(かたがた)によって支援(しえん)されております。（2022.4.1現在(げんざい)）

Suryono，Rudi Wigianto，野間(のま) 隆文(たかふみ)，田中(たなか) 栄二(さかえに)，松(まつ)香(かおり) 芳三(よしぞう)，藤(ふじ)猪(いのしし) 英樹(ひでき)，馬場(ばば) 麻(あさ)人(じん)，湯本(ゆもと) 浩通(ひろみち)， 口腔(こうこう)生命(せいめい)科学(かがく)分野(ぶんや),　総合(そうごう)診療(しんりょう)歯科(しか)学(がく)分野(ぶんや),　口腔(こうこう)顎(あご)顔面(がんめん)補綴(ほてつ)学(がく)分野(ぶんや)　　　　　　　　　　（順不同(じゅんふどう)）