徳島大学歯学部口腔保健学科の卒業生は、卒業時に以下の項目が実施できる。

1 プロフェッショナリズム

 人々の命と生活に深く関わり、健康・福祉を維持・増進するために、歯科衛生士の職責を十分に自覚し、多様性と人間性を尊重し、利他的な態度で専門的実践ができる。

1) 歯科衛生士法および社会福祉関連法規、倫理綱領を遵守できる。
2) 職責を理解し、社会から信頼される専門職集団の一員として品行を高く維持し、誠実に行動できる。
3) 対象者の心理・社会的要因や背景に配慮し、尊厳を尊重しつつ礼儀と思いやりをもって接することができる。
4) 自己の知識・技術・態度を省察し、自己主導的学習を継続できる。
5) 専門職として自らの健康の保持増進に努める。

2 総合的に患者・生活者をみる姿勢

 個人と社会のウェルビーイングを実現するために、対象者の心理・社会的背景や家族、地域社会との関係性を踏まえ、総合的かつ柔軟な視点で支援を実践できる。

1) 専門職としての説明責任を果たし、対象者や家族に適切な理解を得る。
2) 地域の実情を視野に入れ、プライマリ・ケアや社会福祉的支援を提供できる。
3) 成長・発達・老化・死のプロセスを理解し、適切な支援に関与できる。
4) 疾患や心理・社会的背景を踏まえて最善の支援を行うことができる。
5) 社会文化的背景を理解し、多職種・多機関との連携を実践できる。

3 生涯にわたってともに学ぶ姿勢

 安全で質の高い支援を実践するために絶えず省察し、歯科医師・医療従事者・福祉専門職等と共に研鑽しながら、生涯にわたり自律的に学び続ける。

1) 生涯を通じて新しい知識や技術を学び続けることができる。
2) 実践の質について常に振り返り、改善に努めることができる。 
3) 主体的にキャリアを構築するために、自身の職業観を涵養できる。

4 科学的探究

 保健・医療・福祉の発展のために、歯科衛生学・社会福祉学研究の重要性を理解し、科学的・批判的思考を身に付けながら学術・研究活動に関与できる。

1) 自らの実践を評価・検証し、論理的・批判的に振り返ることができる。 
2) 歯科衛生学・社会福祉学の研究方法を理解し、倫理的に対応できる。
3) 科学的情報を正しく収集・評価し、研究成果を発表できる。

5 専門知識に基づいた問題解決能力

 歯科衛生学・社会福祉学および関連学問分野の知識を修得し、科学的根拠に基づいて問題を解決できる。

1) 基盤となる自然科学・人文社会科学を理解している。 
2) 生命科学、心理学、行動科学の基礎を理解している。
3) 臨床歯科医学・歯科衛生学や社会福祉学の基礎知識を理解し、実践に活用できる。
4) 全身管理・予防・保健指導・権利擁護に関わる知識を理解している。
5) 社会制度や関係法令を理解している。 

6 情報・科学技術を活かす基本的能力

 進展し続ける情報社会を理解し、人工知能(AI)等の情報・科学技術を歯科衛生学・社会福祉学研究や実践に活用できる。

1) 情報倫理・データ保護に関する原則を理解している。
2) ICT・AIを活用して実践や研究に応用できる。
3) Digital Dentistryを理解している。
4) 科学技術の進展に関心を持ち、イノベーション創出に寄与できる。

7 対象者のための歯科衛生・社会福祉を実践する能力

 安全で質の高い歯科衛生・社会福祉を提供するために、確実な技能と判断力を持ち、対象者中心の実践ができる。

1) 対象者のニーズを的確に把握し、必要な情報を収集できる。
2) 心身の状態や生活背景をアセスメントできる。
3) 臨床推論やソーシャルワークプロセスを通じて課題を明確化できる。
4) 対象者・家族・チームと協働し、支援計画を立案・実施できる。 
5) 実施内容を評価し、改善につなげることができる。

8 コミュニケーション

 安全で質の高い支援を提供するために、対象者や関係者の状況を考慮した上で、良好な信頼関係を築くことができる。

1) プライバシーや心理・社会的背景に配慮して適切にコミュニケーションできる。
2) 必要な情報をわかりやすく伝えることができる。
3) 多様性を理解し、良好な人間関係を築くためのコミュニケーションスキルを養うことができる。
4) チームの構成員と信頼関係を構築し、安全で円滑な支援を行うためのコミュニケーションを図ることができる。

9 多職種連携能力

 対象者中心の支援を実現するために、保健・医療・福祉・介護の分野で関わる全ての人々の役割を理解し、良好な関係を築きながら協働できる。

1) 他の医療職など多職種の役割と責任を理解できる。
2) 専門職としての役割を自覚している。
3) それぞれの専門職能を尊重し、協調する姿勢を持つ。
4) 多職種と協働し、連携体制を構築できる。
5) 必要に応じてリーダーシップを発揮できる。

10 社会における役割の理解

 人々の健康と福祉を維持・増進するために、歯科衛生・社会福祉の社会的役割を認識し、地域社会および国際社会に貢献できる。

1) 予防と健康増進の重要性を理解している。
2) 社会制度・政策と専門職の役割を理解している。
3) 地域社会における健康・福祉増進活動に参画できる。
4) 災害時や国際的な場面における専門職の役割を理解している。

 

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