【日時】平成24年1月11日(水)13:30~14:50
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センター3階)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオテクノサイエンス研究部
講師 名田 譲先生
【授業名】『エネルギー変換システム論』
【内容】
名田先生の授業ビデオを一部視聴し、名田先生の解説や大学開放実践センター高等教育支援研究開発部門等の教員を交え、自由討論を行いました。
先生の授業では、全体を通して丁寧な説明をされ、学生の理解を促す工夫をされています。書き込み式のスライド資料の配布や、数式やグラフを板書することによって、思考過程に沿った説明をされるなど、スライドと板書の長所を活かしている点、また、具体例を取り上げたり、計算式と単位を関連付けるなどの理解を促す説明の工夫、学生の集中力を保つために途中休憩を入れるなど、きめ細やかな対応をされています。
自由討論では、評価をどのように行うか、組織体制の変化に伴い多様な学生が受講するようになった場合のレベル設定と授業内容の組み方等について議論がなされました。評価に関しては、シラバスの到達目標に、この授業を受講することで「何ができるようになるか」といった具体的なレベルで目標設定することの重要性について話されました。また、目標の階層構造を明確にし、それを学生と共有することで、学生が事前に学習しておくべき事柄をわかりやすく伝えておくこと、学生が自主的に学べるようなガイド情報を提供することによって授業の難易度を落とさず維持していけるのではないかという話もなされました。その他、授業内容について、関連科目の教員と話し合う機会を設けることの必要性や、フィールド調査等でやむを得ず欠席しなければならない学生に課する課題について、それを提出すれば欠席した授業で理解すべき事柄を網羅できるものに設定しておくことなどが話されました。
主催:徳島大学 大学教育委員会・FD専門委員会
共催:徳島大学 工学部FD委員会