【日時】平成23年11月29日(月)16:00~17:20
【場所】化学・生物棟209号室(化学応用学生実習室)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオテクノサイエンス研究部 先進物質材料部門
講師 中川 敬三先生
【授業名】 『反応工学演習』
【内容】
中川先生の授業ビデオを一部視聴し、中川先生の解説や大学開放実践センター高等教育支援研究開発部門教員のコメント、大学院ソシオテクノサイエンス研究部等の教員を交え、自由討論を行いました。
先生の授業は、反応工学の知識を身につけ、理解を深めることを目的に練習問題を解いて、解説を行う演習形式で進められています。この授業で出題される問題は英文で書かれており、反応工学に関する基礎的な用語を英語で確認し、その後日本語訳を丁寧に行いながら進められます。これは、学生が将来、海外の文献や論文を参照する際に、少しでも苦手意識を軽減したいという思いで、先生が工夫されている点です。また、問題を解く時間を設け、その際には学生の質問を個別に受け、解説の中でも学生に質問を何度も投げかけるなど、学生とのやり取りを行うことを心がけておられました。
自由討論では、授業のペースについて中川先生より問題提起され、同分野の先生と授業の進め方、演習時間の配分、授業外学習の量などについて議論が行われました。とても丁寧でわかりやすいという学生の声が多い反面、授業のペースが遅くなってしまい、解く問題の数が少なくなってしまうということが起こります。同僚の先生の中でも、意見がさまざまであり、うまく授業外での学習を活かし、学生に身につけてもらいたい内容はカバーできるように進めていくこと大切であるということが話し合われました。
主催:徳島大学 大学教育委員会・FD専門委員会
共催:徳島大学 工学部FD委員会