今年度最初の全学FD推進プログラムとなる合宿ワークショップ研修(FD基礎プログラム)が、独立行政法人「国立淡路青少年交流の家」にて開催されました。
参加者は新任教師21名、学外教師2名、運営メンバー教員6名、事務職員5名でした。
FD基礎プログラムの目標
・徳島大学全学FD活動の理念と活動計画を理解する。
・授業を計画し、実施し、評価する方法を体得する。
・授業研究の仕方を理解し、実践できるようにする。
・FDの共同実践者として仲間づくりができる。
プログラムの内容
大まかには、次のような順列の流れで行われました。
・参加者同士のアイスブレーキング
・「学生から見た良い授業・悪い授業」のアンケートの分析のワークショップ
・講義「講義の仕方・話し方・展開の仕方」
・講義「授業の計画から実施まで」
・各班に分かれて、ミニ授業の計画と準備(A・B・C・D班)
・教員・事務職員協働ワークショップ
・講演「名古屋大学のFD・SD活動-Webと小冊子の活用」(名古屋大学・夏目達也先生)
・各班の代表者1名によるミニ授業発表と、それに対する他班からのコメント、検討・討議。
合宿の報告
本年度は、参加者が4班に分かれ、シラバスや授業計画を作成し、構想した授業につい て互いに 検討し合いました。さらに、各班より代表者1名を選出し、計4名によるミニ授業発表が行われました。 参加者はこれらの授業発表から、学生とのインタラクションの方法、学生の理解を助ける様々な技術、 パワーポイントの提示法などを学びました。なお、参加者全員が作成したシラバス・授業計画書等は、 後日冊子としてまとめ、参加者全員に配付しましたので、参加者はお互いのシラバス・授業計画から 学び合うことができます。
名古屋大学の夏目達也先生のお話では、具体的な授業改善の提案がなされ、徳島大学の各自の授業で とりかかれる改善策を考えるきっかけとなりました。
また、今回はじめて教員・事務職員による協働ワークショップも行い、例えば、具体的な学生の要求 をどのように扱うべきかなどについて、活発な議論が行われました。ハードながら大変充実した 合宿となったと考えています。
本合宿には、読売新聞東京本社の記者が取材のため参加され、 後日記事になりました。
実施日時・会場
日 時:平成19年6月16日(土)~17日(日)
会 場:国立淡路青少年交流の家
参加者
氏名 | 所属 | 氏名 | 所属 |
---|---|---|---|
山本裕史 | 総合科学部 | 間世田英明 | 工学部 |
今中秀光 | 医学部 | 宇都義浩 | 工学部 |
馬 寧 | 医学部 | 野田 稔 | 工学部 |
梅野真由美 | 医学部 | 北條昌秀 | 工学部 |
奥田紀久子 | 医学部 | 川崎 祐 | 工学部 |
太田浩子 | 医学部 | 八房智顯 | 工学部 |
吉田賀弥 | 歯学部 | 山中亮一 | 工学部 |
吉田昌裕 | 薬学部 | 森田和宏 | 工学部 |
吉村好之 | 薬学部 | 村井啓一郎 | 工学部 |
東 満美 | 薬学部 | 敖 金平 | 工学部 |
陶山史郎 | 工学部 |
運営スタッフ
曽田紘二・川野卓二・宮田政徳・神藤貴昭・鈴木尚子・奈良理恵 (大学開放実践センター)