2006年度は4回、FDラウンドテーブルを開催いたしました。また、諸外国における教育事情に関する特別研究会を2回おこないました。

ドイツ大学教授法研究協会・ブリギッテ=べーレント先生による特別研究会

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【講 師】Brigitte Berendt(ブリギッテ=ベーレント)博士(ドイツ大学教授法研究協会)
【日 時】
講演:平成19年3月19日(月)15:30~17:00
ワークショップ:平成19年3月20日(火)10:00~18:00(途中1時間休憩あり)
【場 所】授業研究インテリジェントラボ
【内 容】
■1日目 講演会「ヨーロッパ高等教育の『教授から学習へのパラダイム転換』とFDプログラムによるサポート」
■2日目 ワークショップ「学習者中心の効果的教授法と活動的学習法」
対象者:大学の授業担当経験のある方
目的:1.授業のコースデザイン作成
2.学習者の動機づけの問題の分析
3.学習者の学びに関する授業計画上の問題解決

徳島大学大学開放実践センターでは特別研究会として、ドイツ大学教授法研究協会からブリギッテ=ベーレント博士をお招きして、下記の通り、講演およびワークショップを開催しました。学内だけでなく、学外の国立大学・国立研究機関からの参加がありました。

第4回FDラウンドテーブルを開催しました

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【テーマ】ドイツのFD事情
【日 時】平成19年1月12日(金)15:30~17:00
【場 所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センター3階)
【話題提供者】新潟大学大学教育開発研究センター教授 津田 純子先生
【講師紹介】
専門分野は、教育史、大学史、図書館史。
著書に『ドイツ教育史の諸相』(共著,名古屋大学ドイツ教育史研究会,1992)、『戦争と差別-人間形成史の陥穽』(共著,明石出版,1998)等。
【内 容】
新潟大学大学教育開発研究センターから津田純子先生をお迎えし、「ドイツのFD事情」をテーマとした講演を開催いたしました。
FD(「大学教員・集団の資質開発」)という用語は、日本には1980年前後に米国から導入され、1990年代後半からFD義務化に向けて急速に関係者に周知されるようになりました。国際的には、UNESCO等の国際機関やドイツを含む欧米諸国を中心に、社会経済的環境の激動に対応する大学教育モデル探しを課題として、学生の視点を入れてFDへの取り組みが開始されました。
本講演では、日本の教員文化に根強い影響を与えてきたドイツについて、日本に比べて国際的動向と連動しながら展開されている「大学教授法養成教育・継続教育」(FDに相当)の状況、特にその指導理念についてご発表いただきました。日本のFDの取り組みが外圧と国際的タイムラグのもとで自己目的化し、国際的指導理念が軽視されがちな現在、日本におけるFDの今後を考えるために、ドイツのFD事情を検討しました。
ご発表後のディスカッションでは、キーコンピテンシーについて、日独学生気質の違いについてなど、議論がおこなわれました。

諸外国における教育事情に関する特別研究会を開催しました

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【テーマ】ドイツにおける高大接続の実情-ギムナジウム教育とアビトゥーア試験
【日 時】平成18年12月7日(木)16:00~18:00
【場 所】授業研究インテリジェントラボ(開放実践センター3階)
【講 師】総合科学部人間社会学科教授 桂 修治先生
【内 容】
諸外国における教育事情特別研究会として、総合科学部教授 桂修治先生にお越しいただき、「ドイツにおける高大接続の実情-ギムナジウム教育とアビトゥーア試験」をテーマとした勉強会を開催しました。
ドイツでは、いわゆるリベラル・アーツ教育は大学に属するものと考えられておらず、大学への導入教育は主としてギムナジウムでおこなわれます。しかし 70年代以来、大学入学者が常に増加の傾向をたどってきたドイツでは、ギムナジウムの制度や教育内容は大きな転換を迫られてきました。この勉強会では、「一般的大学入学資格」の歴史的変遷を踏まえながら、ギムナジウムでの教育やアビトゥーア試験の特色について紹介いただくとともに、その可能性と問題点について指摘いただきました。自由討論では、日本とドイツのこれまでの教育の方向性の違いと、現在の改革の方向性の違いについて議論がおこなわれ、さらにそこから日本の高校と大学の接続における問題点についての議論に発展しました。
※この講演は、今後予定している新潟大学大学教育開発研究センター教授津田純子先生及びベルリン自由大学教授のブリギッテ・ベーレント先生による講演のプレゼミ(勉強会)として位置づけています。

第3回FDラウンドテーブルを開催しました

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【テーマ】ハーバード大学におけるFD事情
【日時】平成18年11月29日(水)16:30~18:30
【場 所】授業研究インテリジェントラボ
【話題提供者】 メディア教育開発センター研究開発部助教授 田口真奈先生
【内容】
今回は、田口先生に、客員研究員をされていたハーバード大学デレッグボク教授学習センターでおこなわれているFD活動について紹介いただき、日本のFD活動との違いについて報告いただきました。さらに、日本の大学におけるFDのあり方について議論がおこなわれました。

第2回FDラウンドテーブルを開催しました

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【テーマ】学生による授業評価にどう対応すればよいのか
【日 時】9月27日(水)15:00~16:30
【場 所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センター3階)
【話題提供者】 共通教育センター講師・松谷 満先生
【内 容】
近年、ほとんどの大学で授業評価が実施される状況になりましたが、学生による評価が定着する一方、多くの教員はこの急激な変化に十分に対応しきれているとはいえません。今回の報告では、まず全国の授業評価の現状、徳島大学全学共通教育における授業評価の取り組み(中間アンケートなど)を振り返り、次に、徳大内外の各種資料・データをもとに、授業改善につながる授業評価のあり方について、松谷先生にお話しいただきました。その後、各学部の取組、多変量解析的な方向と自由記述方式のそれぞれの利点と欠点について、「自由記述データベース」の可能性についてなど多様な議論がおこなわれました。

第1回 FDラウンドテーブルを開催しました

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【テーマ】「uラーニングセンターによる授業のIT化支援」
【日 時】7月12日(水)16:30~18:00
【場 所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センター3階)
【話題提供者】 高度情報化基盤センター/大学開放実践センター
       助教授 金西 計英先生
【内容】
徳島大学では平成16年度に現代GPに採択され、学内のeラーニングサポートの拠点としてuラーニングセンターが設置されています。しかし、学内でのuラーニングセンターの認知度はまだまだ低いのが現状です。
そこで、今回は、金西先生にeラーニングに関する全国的な状況や、徳大uラーニングセンターの取り組みについて紹介していただき、現在おこなっているITを活用した授業の現状と、その将来像について問題提議をしていただきました。参加者を交えて、徳島大学での具体的な状況についての議論がおこなわれました。

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